IIsWebDirectory
IIsWebDirectory オブジェクトは、Web サーバーの 1 つまたは複数の Web ディレクトリに適用するメタベース プロパティを設定します。IIsWebDirectory オブジェクトを使用して Web ディレクトリにメタベース プロパティを設定すると、継承可能なプロパティがすべてのサブディレクトリおよびファイルに適用されます。
また、IIsWebDirectory のメソッドを使用して、Web ディレクトリおよびサブディレクトリ内で Web アプリケーションを作成および管理することができます。IIsWebVirtualDir を使用すれば、仮想ディレクトリ内でもアプリケーションを定義および管理できます。
IIsWebDirectory オブジェクトは、ADSI コンテナ オブジェクトです。
ADsPath
IIS://MachineName/W3SVC/N/ROOT/vdirName/DirName
MachineName には、任意の名前、または "LocalHost" を指定できます。
構文
varReturn = object.Method
要素
- varReturn
メソッドの戻り値を受け取る変数です。 - object
通常は、直前の GetObject 操作の結果として、IIsWebDirectory オブジェクトを含んでいる変数です。 - Method
選択したオブジェクト メソッドです。
格納可能なオブジェクト
IIsWebDirectory | IIsWebFile |
プロパティ
ADSI オブジェクト プロパティ |
メタベース プロパティ
メソッド
AppCreate | 指定されたメタベース キーでアプリケーションを作成します (パラメータはブール型)。 |
AppCreate2 | 指定されたメタベース キーでアプリケーションを作成します (パラメータは長整数型)。 |
AppDelete | 指定されたキーでアプリケーション定義を削除します。 |
AppDeleteRecursive | 指定されたキーおよびサブキーでアプリケーション定義を削除します。 |
AppDisable | 指定されたキーでアプリケーションを無効にします。 |
AppDisableRecursive | 指定されたキーおよびサブキーでアプリケーションを無効にします。 |
AppEnable | 指定されたキーで無効になっていたアプリケーションを有効にします。 |
AppEnableRecursive | 指定されたキーおよびサブキーで無効になっていたアプリケーションを有効にします。 |
AppGetStatus | アプリケーションの状態を取得します。 |
AppUnload | 指定されたキーでアプリケーションをアンロードします。 |
AppUnloadRecursive | 指定されたキーおよびサブキーでアプリケーションをアンロードします。 |
AspAppRestart | このメソッドを呼び出した ASP アプリケーションを再起動します。 |
関連項目
ADSI オブジェクト メソッド | ADSI オブジェクトの標準メソッドです。 |
ADSI コンテナ オブジェクト メソッド | ADSI コンテナ オブジェクトの標準メソッドです。 |
解説
Web ディレクトリはネストが可能で、ディレクトリ名を含むそのディレクトリへのパス (たとえば .../vdirName/Dir1/Dir1a/Dir1ab など) でアドレス指定されます。