AccessFlags
この単一のプロパティには、次のファイル アクセス許可フラグが含まれます。
AccessExecute | AccessNoRemoteWrite |
AccessNoRemoteExecute | AccessRead |
AccessNoRemoteRead | AccessScript |
AccessNoRemoteScript | AccessWrite |
AccessSource |
AccessExecute、AccessScript、AccessNoRemoteExecute、AccessNoRemoteScript フラグを TRUE に設定することによって確立されたアクセス許可は FTP サーバー ファイルには適用されません。
注意 書き込み許可と実行許可の両方を同時に設定することは危険です。ユーザーにより内部ファイルが書き換えられ、システムに有害なスクリプトが実行される可能性があります。
リモート アクセス フラグは、対応する一般アクセス フラグが設定されている場合にのみ動作します。たとえば、AccessRead が設定されていなければ、AccessNoRemoteRead を設定しても意味がありません。この両方が設定されていると、ローカル ホストでファイルを読めるようになりますが、リモート クライアントから同じファイルを読むことはできません。
AccessSource フラグが設定されている場合、Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) 標準で説明されている HTTP 拡張機能を使用して、クライアントへのソース アクセスが許可されます。WebDAV の詳細については、World Wide Web Consortium の Web サイト、および WebDAV Publishing のマニュアルを参照してください。
注 すべてのアクセス許可が、Web サービス、Web サーバー、Web ディレクトリ、および Web ファイルに適用されます。FTP サービス、FTP サーバー、FTP ディレクトリについては、AccessRead 許可と AccessWrite 許可だけが適用されます。
データ型 | 長整数型 |
既定値 | AccessRead = TRUE |
継承 | 継承可能 |
アクセス場所
このプロパティには、次の場所でアクセスできます。
メタベース パス | キー タイプ |
/LM/MSFTPSVC | IIsFtpService |
/LM/MSFTPSVC/N | IIsFtpServer |
/LM/MSFTPSVC/N/ROOT | IIsFtpVirtualDir |
/LM/MSFTPSVC/N/ROOT/FtpVirtualDir | IIsFtpVirtualDir |
/LM/W3SVC | IIsWebService |
/LM/W3SVC/N | IIsWebServer |
/LM/W3SVC/N/ROOT | IIsWebVirtualDir |
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir | IIsWebVirtualDir |
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir/WebDirectory | IIsWebDirectory |
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir/WebDirectory/WebFile | IIsWebFile |
IIS Admin Base オブジェクトの追加情報
次の表は、IIS Admin Base オブジェクトを使用するコードで必要な追加情報の一覧です。
メタベース識別子 | MD_ACCESS_PERM |
既定のビットマスク設定 | MD_ACCESS_READ |
ユーザー タイプ | IIS_MD_UT_FILE |
ビットマスク値
定数 | 値 | 説明 |
MD_ACCESS_READ | 0x00000001 | 読み取りアクセスを許可します。 |
MD_ACCESS_WRITE | 0x00000002 | 書き込みアクセスを許可します。 |
MD_ACCESS_EXECUTE | 0x00000004 | ファイルの実行を許可します (スクリプトの実行許可を含む)。 |
MD_ACCESS_SOURCE | 0x00000010 | ソースへのアクセスを許可します。 |
MD_ACCESS_SCRIPT | 0x00000200 | スクリプトの実行を許可します。 |
MD_ACCESS_NO_REMOTE_WRITE | 0x00000400 | ローカル書き込みアクセスのみを許可します。 |
MD_ACCESS_NO_REMOTE_READ | 0x00001000 | ローカル読み込みアクセスのみを許可します。 |
MD_ACCESS_NO_REMOTE_EXECUTE | 0x00002000 | ローカルでの実行のみを許可します。 |
MD_ACCESS_NO_REMOTE_SCRIPT | 0x00004000 | ローカルでのホスト アクセスだけを許可します。 |