AspBufferingOn
このプロパティは、ASP アプリケーションからの出力をバッファするかどうかを指定します。TRUE (既定値) に設定されている場合、このアプリケーションからの出力はすべてバッファに集められてから、クライアント ブラウザに送られます。このプロパティが FALSE の場合、ASP スクリプトからの出力は、クライアント ブラウザへ直接書き込まれます。
バッファ処理をオンにすると、クライアント ブラウザにより、出力が受信される前に、ASP アプリケーションによる ASP スクリプトの処理は完全に終了していなければなりません。このため、バッファ処理がオンのアプリケーションの動作は、バッファされるスクリプト処理にかかる時間が短かったとしても、バッファ処理がオフのアプリケーションの動作よりも遅く感じられます。したがって、バッファ処理をオンにする場合は、Response.Flush メソッドを使用して、スクリプトが処理されるに従って、コンテンツを渡すようにすることを考慮する必要があります。
注 バッファ処理をオフにした場合、既存の HTTP ヘッダーを修正したり、新しいヘッダーを生成したりするメソッドをすべて実行してから、コンテンツ本文をクライアント ブラウザに送信する必要があります。バッファ処理がオンの場合は、この操作は必要ありません。
重要 IIS 5.0 を旧バージョンからアップグレードしてインストールした場合、このプロパティの既定値は TRUE ではなく、FALSE になります。
データ型 | ブール型 |
既定値 | TRUE |
継承 | 継承可能 |
アクセス場所
このプロパティには、次の場所でアクセスできます。
メタベース パス | キー タイプ |
/LM/W3SVC | IIsWebService |
/LM/W3SVC/N | IIsWebServer |
/LM/W3SVC/N/ROOT | IIsWebVirtualDir |
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir | IIsWebVirtualDir |
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir/WebDirectory | IIsWebDirectory |
IIS Admin Base オブジェクトの追加情報
次の表は、IIS Admin Base オブジェクトを使用するコードで必要な追加情報の一覧です。
メタベース識別子 | MD_ASP_BUFFERINGON |
データ型 | DWORD_METADATA |
ユーザー タイプ | ASP_MD_UT_APP |