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DaRT 7.0 について

  • [アーティクル]

適用対象: Diagnostics and Recovery Toolset 7.0

Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) 7 を使用すると、Windows ベースのデスクトップのトラブルシューティングと修復を行うことができます。これには、起動できないデスクトップも含まれます。DaRT は、Windows 回復環境 (WinRE) を拡張する強力なツール セットです。たとえば、コンピューターのイベント ログやシステム レジストリを調査することで、問題を分析して原因を突き止めることができます。

さらに、DaRT には、問題の原因を特定した後で、その問題をすばやく解決できるツールも備わっています。たとえば、インストール済みの Windows オペレーティング システムを起動できない場合や起動しない方が良い場合でも、故障したデバイス ドライバーの無効化、修正プログラムの削除、削除したファイルの復元、およびコンピューターのマルウェアのスキャンを行うことができます。

DaRT を使用することで、通常、イメージを基にコンピューターを再構築するよりも短時間で、32 ビット版または 64 ビット版の Windows 7 を実行しているコンピューターを迅速に回復できます。

DaRT 7 回復イメージについて

DaRT には、そのツール セットを利用して WinRE に基づいた回復イメージを作成する機能が搭載されています。DaRT 回復イメージは、WinRE を利用します。WinRE から [Diagnostics and Recovery Toolset] ウィンドウにアクセスできます。

DaRT 回復イメージを作成するには、DaRT 回復イメージ ウィザードを使用します。既定では、DaRT70.iso という名前の国際標準化機構 (ISO) イメージ ファイルがデスクトップに作成されます。このとき、別のファイル名と作成場所を指定することもできます。また、このウィザードで、イメージを CD または DVD に書き込むこともできます。ウィザードの終了後、回復イメージを USB フラッシュ ドライブに保存したり、リモート パーティションまたは回復パーティションの作成に使用できる形式で保存したりすることができます。

エンド ユーザーのコンピューターが起動せず、DaRT を使用して起動する必要がある場合は、「DaRT 回復イメージを使用してローカル コンピューターを回復する方法」の手順に従ってください。

DaRT のツールの詳細については、「DaRT 7.0 のツールの概要」を参照してください。

DaRT 7 の新機能

DaRT 7 では、以前のバージョンにあるすべての機能を同じように使用できます。さらに、3 つの新しい展開オプションと、リモート接続機能が追加されています。

DaRT 7 イメージの作成

DaRT ISO イメージの作成には、DaRT 回復イメージ ウィザードというウィザードを使用します。このウィザードには、新しいリモート接続機能を有効または無効にするオプションがあります。リモート接続を使用すると、ヘルプデスク担当者が遠隔地から DaRT ツールを実行できます。以前のリリースでは、ヘルプデスク担当者は、実際にエンド ユーザーのコンピューターで DaRT ツールを実行しなければなりませんでした。

また、このウィザードで、リモート接続を開始するときのメッセージ (エンド ユーザーがリモート接続ツールを実行するときに表示されます) をカスタマイズすることもできます。IT 管理者は、リモート接続に使用するポート番号を構成することもできます。

DaRT 回復イメージ ウィザードとリモート接続の詳細については、「DaRT 7.0 回復イメージを作成する」を参照してください。

DaRT 7 ISO の展開

DaRT 7 には、CD または DVD への書き込みに加え、DaRT 回復イメージを含む ISO イメージを展開するときの新しいオプションが 3 つ追加されています。

  • USB フラッシュ ドライブによる展開

  • リモート パーティションへの展開

  • 回復パーティションへの展開

USB フラッシュ ドライブによる展開オプションを使用すると、CD ドライブや DVD ドライブのないコンピューターで DaRT を使用できるようになります。回復パーティション オプションとリモート パーティション オプションでは、エンド ユーザーが DaRT イメージに簡単にアクセスしてリモート接続機能を有効にすることができます。

DaRT 回復イメージを展開する方法の詳細については、「DaRT 7.0 回復イメージを展開する」を参照してください。

参照:

概念

DaRT 7.0 のリリース ノート

その他のリソース

DaRT 7.0 の概要

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MDOP の詳細については、TechNet ライブラリを参照してください。また、TechNet Wiki を検索して問題を解決したり、マイクロソフトの Facebook または Twitter をフォローしたりすることができます。
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