方法 : TableAdapter クエリを作成する
TableAdapter クエリは、アプリケーションからデータベースに対して実行できる SQL ステートメントまたはストアド プロシージャです。
1 つの TableAdapter に、アプリケーションで必要な数のクエリを追加できます。 TableAdapter クエリは、TableAdapter のメソッドとして表されます。 市の値を表すパラメーターを受け取る FillByCity という名前のクエリを作成したとして、そのクエリを TableAdapter に追加します。 これは、正しい型のパラメーター (この場合は市の値を表す文字列) を引数として受け取る、型指定されたメソッドとして追加されます。 TableAdapter クエリは、オブジェクトのメソッドの場合と同様に呼び出します。 たとえば、以下のコードは、FillByCity クエリを実行して、市の値が Seattle である顧客すべてを Customers テーブルに格納します。
string cityValue = "Seattle";
customersTableAdapter.FillByCity(northwindDataSet.Customers, cityValue);
Dim cityValue As String = "Seattle"
CustomersTableAdapter.FillByCity(NorthwindDataSet.Customers, cityValue)
TableAdapter クエリは、データ テーブルに値を設定したり (Fill クエリと FillBy クエリ)、クエリが返すデータを読み込んだ新しいデータ テーブルを返すことができます (GetData クエリと GetDataBy クエリ)。
TableAdapter クエリの構成ウィザードを実行すると、クエリを既存の TableAdapter に追加できます。 追加するには、TableAdapter を右クリックし、[クエリの追加] をクリックします。
注意
次の手順で参照している Visual Studio ユーザー インターフェイス要素の一部は、お使いのコンピューターでは名前や場所が異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、Visual Studio IDE のカスタマイズ を参照してください。
データセット デザイナーでのクエリの作成
データセット デザイナーで TableAdapter にクエリを追加するには
データセット デザイナーでデータセットを開きます。 詳細については、「方法 : データセット デザイナーでデータセットを開く」を参照してください。
目的の TableAdapter を右クリックし、[クエリの追加] をクリックします。
または
ツールボックスの [データセット] タブからデザイナー上のテーブルに [Query] をドラッグします。
TableAdapter クエリの構成ウィザードが開きます。
ウィザードが完了し、TableAdapter にクエリが追加されます。
Windows アプリケーションのフォームにおけるクエリの直接作成
フォーム上に TableAdapter のインスタンスがある場合、ダイアログ ボックスを使用してクエリを追加できます。この場合、クエリに必要な入力パラメーターを受け取る ToolStrip コントロール、およびクエリを実行するボタンが、フォームに追加されます。
[検索条件] ダイアログ ボックスを使用して TableAdapter にクエリを追加するには
コンポーネント トレイで TableAdapter を選択します。
TableAdapter のスマート タグをクリックし、[クエリの追加] をクリックします。
ダイアログ ボックスに必要な項目を入力すると、TableAdapter にクエリが追加されます。 詳細については、「ダイアログ ボックス」を参照してください。
参照
TableAdapter の概要
方法 : TableAdapter クエリを編集する
型指定されたデータセットの作成と編集
データ ソースの概要
方法 : データベース内のデータに接続する
データの検証
方法 : Windows フォーム BindingNavigator コントロールを使用してデータ間を移動する
チュートリアル: Windows フォームでのデータの表示
チュートリアル : 複数のクエリによる TableAdapter の作成