VCLinkerTool インターフェイス
リンカー オプションの機能を公開します。
名前空間: Microsoft.VisualStudio.VCProjectEngine
アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.VCProjectEngine (Microsoft.VisualStudio.VCProjectEngine.dll 内)
構文
'宣言
<GuidAttribute("C8E9978A-511E-47B6-AD11-43FEBF772C92")> _
Public Interface VCLinkerTool
[GuidAttribute("C8E9978A-511E-47B6-AD11-43FEBF772C92")]
public interface VCLinkerTool
[GuidAttribute(L"C8E9978A-511E-47B6-AD11-43FEBF772C92")]
public interface class VCLinkerTool
[<GuidAttribute("C8E9978A-511E-47B6-AD11-43FEBF772C92")>]
type VCLinkerTool = interface end
public interface VCLinkerTool
VCLinkerTool 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
AdditionalDependencies | comdlg32.lib や kernel32.lib などのリンク行に追加する、その他の構成固有の項目を取得または設定します。 | |
AdditionalLibraryDirectories | ライブラリを検索する 1 つ以上の追加パス (構成独自) を取得または設定します。 | |
AdditionalManifestDependencies | リンカーによってマニフェスト ファイルに追加される XML マニフェストの断片を取得または設定します。 | |
AdditionalOptions | コマンド ラインの末尾、ファイル名の直前に追加するオプションを取得または設定します。たとえば、あるオプションがオブジェクト モデルでサポートされない場合に指定します。 | |
AddModuleNamesToAssembly | 最終的な出力で指定された非アセンブリ ファイルを取得または設定します。 | |
AllowIsolation | side-by-side アセンブリなしでマニフェスト ファイルを検索するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
AssemblyDebug | デバッグのサポート レベルを示す値を取得または設定します。 | |
AssemblyLinkResource | 出力アセンブリにリンクするリソース ファイルを示す値を取得または設定します。 | |
BaseAddress | プログラムのベース アドレスを取得または設定して、.exe ファイルの既定の配置場所 (0x400000) または DLL の既定の配置場所 (0x10000000) をオーバーライドします。 | |
CLRImageType | CLR イメージの種類を示す値を取得または設定します。 | |
CLRThreadAttribute | CLR プログラムのエントリ ポイントのスレッド属性を示す値を取得または設定します。 | |
CLRUnmanagedCodeCheck | /CLRUNMANAGEDCODECHECK が有効であるかどうかを決定します。 | |
DataExecutionPrevention | Windows データ実行防止 (DEP) 機能を制御する値を取得または設定します。 | |
DelayLoadDLLs | 遅延読み込みのための 1 つ以上の DLL を取得または設定します。 | |
DelaySign | 厳密な名前のデジタル署名を後で追加するための領域を COM ラッパーのアセンブリ ファイル内に確保するかどうかを示す値を取得または設定します。このプロパティは、Visual C# プロジェクトの場合にのみ有効です。 | |
driver | リンカーに対して、リンクするドライバーの種類を示す値を取得または設定します。 | |
EmbedManagedResourceFile | 指定された埋め込み .NET (または .NET Framework) リソース ファイルを取得または設定します。 | |
EnableCOMDATFolding | リンカー出力から余分な COMDAT シンボルを削除します。 | |
EnableUAC | UAC 情報をプログラム マニフェストに組み込むかどうかを制御する値を取得または設定します。 | |
EntryPointSymbol | .exe ファイルまたは DLL の開始アドレス (エントリ ポイント) を取得または設定します。 | |
ErrorReporting | 現在のリンカーのエラー レポート設定を設定または取得します。 | |
ExecutionBucket | インフラストラクチャ。 マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
FixedBaseAddress | 固定アドレスでイメージを読み込む必要があるかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
ForceSymbolReferences | このシンボルへの参照をインクルードするリンカーまたはライブラリアンを取得または設定します。 | |
FunctionOrder | イメージの COMDAT (関数) をあらかじめ決められた順序で取得または設定します。 | |
GenerateDebugInformation | デバッグ情報の生成を有効にする値を取得または設定します。 | |
GenerateManifest | リンカーでマニフェスト ファイルを生成するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
GenerateMapFile | リンク中にマップ ファイルを生成するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
HeapCommitSize | 物理メモリのヒープの総割り当てサイズを示す値を取得または設定します。 | |
HeapReserveSize | 仮想メモリのヒープの総割り当てサイズを示す値を取得または設定します。 | |
IgnoreAllDefaultLibraries | リンカーまたはライブラリアンが既定ライブラリをすべて無視するように示す値を取得または設定します。 | |
IgnoreDefaultLibraryNames | 無視する 1 つ以上の既定ライブラリを取得または設定します。 | |
IgnoreEmbeddedIDL | オブジェクト ファイルの埋め込まれた .idlsym セクションを無視するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
IgnoreImportLibrary | この構成で生成されたインポート ライブラリを、依存プロジェクトにインポートするかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
ImportLibrary | 無視するインポート ライブラリを示す値を取得または設定します。 | |
KeyContainer | 出力アセンブリに厳密な名前で署名するキーの名前付きコンテナーを取得または設定します。 | |
KeyFile | 出力アセンブリに厳密な名前で署名するキーを含むファイルを取得または設定します。 | |
LargeAddressAware | 2 GB を超えるアドレスの処理を有効にする値を取得または設定します。 | |
LinkDLL | DLL をメインの出力としてビルドするかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
LinkIncremental | インクリメント リンクを有効にする値を取得または設定します。 | |
LinkLibraryDependencies | リンク ライブラリの依存関係があるかどうかを設定または取得します。 | |
LinkTimeCodeGeneration | オブジェクトのリンク時コード生成の /GL (プログラム全体の最適化) によるコンパイルを有効にする値を取得または設定します。 | |
ManifestFile | 生成するマニフェスト ファイル名を取得または設定します。 | |
MapExports | マップ ファイル情報にエクスポートされた関数を含めるかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
MapFileName | マップ ファイルの名前を取得または設定します。 | |
MergedIDLBaseFileName | マージされた IDLSYM セクションの内容が格納されている .idl ファイルの基本名を指定します。 | |
MergeSections | リンカーで from セクションを to セクションにマージします。to セクションが存在しない場合は、from セクションの名前を to セクションに変更します。 | |
MidlCommandFile | 使用する MIDL コマンドに対する応答ファイルを指定します。 | |
ModuleDefinitionFile | 実行可能ファイルの作成中に、指定されたモジュール定義ファイルを取得または設定します。 | |
OptimizeForWindows98 | 4 KB の境界上のコードを取得または設定します。これにより、Windows 98 システム上でのパフォーマンスが向上します。 | |
OptimizeReferences | 参照されることのない関数またはデータを削除できるようにします。 | |
OutputFile | 既定の出力ファイル名をオーバーライドします。既定のファイル名は、コマンド ラインの 1 番目の .lib 名または .obj 名に基づきます。 | |
PerUserRedirection | 現在の構成の COM の登録がユーザー単位であるかコンピューター単位であるかを制御する値を取得または設定します。 | |
Profile | Enterprise Developer のパフォーマンス プロファイラーで使用できる出力ファイルを作成するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
ProfileGuidedDatabase | PGO (Profile Guided Optimization) の使用時に使用するデータベース ファイルを取得または設定します。 | |
ProgramDatabaseFile | プログラム データベース ファイル (.pdb) の生成を有効にします。 | |
RandomizedBaseAddress | Windows Vista のアドレス空間のレイアウトのランダム化 (ASLR) 機能を使用してロード時にランダムに再ベースできる実行可能イメージを生成するかどうかを制御する値を取得または設定します。 | |
RegisterOutput | 配置後に Regsvr32 を使用して、プライマリ オブジェクト出力を登録するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
ResourceOnlyDLL | エントリ ポイントのない DLL を作成します。リソース専用 DLL を作成するには、このプロパティを true に設定します。 | |
SetChecksum | .exe ファイルのヘッダーでチェックサムの設定を有効にする値を取得または設定します。 | |
ShowProgress | リンカーの進行状況に関する詳細な表示を有効にする値を取得または設定します。 | |
StackCommitSize | 物理メモリのスタックの総割り当てサイズを示す値を取得または設定します。 | |
StackReserveSize | 仮想メモリのスタックの総割り当てサイズを取得または設定します。 | |
StripPrivateSymbols | 指定して生成した .pdb ファイルにプライベートなシンボルを含めないようにします。 | |
SubSystem | リンカーのサブシステムを取得または設定します。 | |
SupportUnloadOfDelayLoadedDLL | 遅延読み込みの DLL の明示的アンロードを許可するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
SuppressStartupBanner | 著作権情報と情報メッセージを表示しないようにするかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
SwapRunFromCD | CD のスワップ位置からアプリケーションを実行するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
SwapRunFromNet | ネットワークのスワップ位置からアプリケーションを実行するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
TargetMachine | リンカーのサブシステムを示す値を取得または設定します。 | |
TerminalServerAware | ターミナル サーバーへの対応を有効にします。 | |
ToolKind | ツールの種類の名前を取得します。 | |
toolName | 指定したツールの名前を取得します。 | |
ToolPath | 指定したツールのパスを取得します。 | |
TurnOffAssemblyGeneration | オブジェクト ファイルに共通言語ランタイム情報が格納されている場合でも、アセンブリを生成しないことを示す値を取得または設定します。 | |
TypeLibraryFile | タイプ ライブラリ ファイルの名前を示す値を取得または設定します。 | |
TypeLibraryResourceID | コンパイルしたリソースに含まれる .tlb ファイルに割り当てる ID 番号を示す値を取得または設定します。 | |
UACExecutionLevel | ユーザー アカウント制御 (UAC) 情報をプログラム マニフェストに組み込むかどうかを制御する値を取得または設定します。 | |
UACUIAccess | アプリケーションでデスクトップのアクセス許可の高いウィンドウに入力したユーザー インターフェイスの保護レベルをバイパスするかどうかを制御する値を取得または設定します。 | |
UseLibraryDependencyInputs | 独立したライブラリへのリンクが有効かどうかを設定または取得します。 | |
UseUnicodeResponseFiles | Unicode 応答ファイルを使用するかどうかを設定または取得します。 | |
VCProjectEngine | プロジェクト エンジンへのポインターを取得します。 | |
Version | イメージ ヘッダーのバージョン番号を示す値を取得または設定します。 |
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メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
get_PropertyOption | インフラストラクチャ。 マイクロソフト内部でのみ使用します。 |
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解説
VCLinkerTool オブジェクトは、スタティック ライブラリ プロジェクトには使用できません。 スタティック ライブラリの場合は VCLibrarianTool を使用します。
次の新しいリンカー オプションは、Visual Studio 2005 にあります。
/LTCG (リンク時のコード生成) リンカー オプション /LTCG:PGI、/LTCG:PGO、/LTCG:PGU には、3 つの新しい値を渡すことができます。
次のリンカー オプションは、Visual Studio 2005 では削除されました。
- /MAPINFO: LINES (「/MAPINFO (マップ ファイルに含める情報)」を参照してください)。
詳細については、「リンカー オプション」を参照してください。