チュートリアル: Access データベース内のデータへの接続 (Windows フォーム)
公開日: 2016年7月
Visual Studio を使用して Access データベース (.mdf ファイルまたは .accdb ファイル) に接続できます。 接続を定義すると、[データ ソース ウィンドウ] にデータが表示されます。 ここから、テーブルまたはビューをフォームにドラッグできます。 Visual Studio のプロジェクト システムがこれらのローカル データベース ファイルを管理する方法を調べるには、「方法 : プロジェクトでローカル データ ファイルを管理する」を参照してください。
必須コンポーネント
これらの手順を実行するには、Windows フォーム アプリケーション プロジェクト、および Microsoft Access データベース ファイル (.accdb ファイル) または Access 2000-2003 データベース (.mdb ファイル) が必要です。 ファイルの種類に対応する手順に従ってください。
.accdb ファイルのデータセットの作成
次の手順を実行して、Access 2013、Office 365、Access 2010、または Access 2007 で作成したデータベースに接続できます。
データセットを作成するには
データの接続先となる Windows フォーム アプリケーションを開きます。
[表示] メニューで、[その他のウィンドウ] > [データ ソース] をクリックします。
[データ ソース] ウィンドウで、[新しいデータ ソースの追加] をクリックします。
[データソースの種類を選択] ページで [データベース] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データベース モデルの選択] ページで [データセット] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで、[新しい接続] を選択して新しいデータ接続を構成します。
[データ ソース] を [.NET Framework OLE DB 用データ プロバイダー] に変更します。
重要
[Microsoft Access データベース ファイル (OLE DB) ] のデータ ソースが正しい選択のように思われますが、このデータ ソースの種類は .mdb データベース ファイルにのみ使用します。
[OLE DB プロバイダー] で [Microsoft Office 12.0 Access データベース エンジン OLE DB プロバイダー] をクリックします。
[サーバー名またはファイル名] で、接続する .accdb ファイルのパスと名前を指定し、[OK] をクリックします。
注意
データベース ファイルにユーザー名とパスワードがある場合は、それらを指定し、[OK] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで [次へ] をクリックします。
[アプリケーション構成ファイルに接続文字列を保存] ページで [次へ] をクリックします。
[データベース オブジェクトの選択] ページの [テーブル] ノードを展開します。
データセットに含めるビューまたはテーブルをすべて選択し、[完了] をクリックします。
プロジェクトにデータセットが追加され、テーブルとビューが [データ ソース] ウィンドウに表示されます。
.mdb ファイルのデータセットの作成
データ ソース構成ウィザードを実行して、データセットを作成します。
データセットを作成するには
データの接続先となる Windows フォーム アプリケーションを開きます。
[表示] メニューで、[その他のウィンドウ] > [データ ソース] をクリックします。
[データ ソース] ウィンドウで、[新しいデータ ソースの追加] をクリックします。
[データソースの種類を選択] ページで [データベース] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データベース モデルの選択] ページで [データセット] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで、[新しい接続] を選択して新しいデータ接続を構成します。
[データ ソース] が [Microsoft Access データベース ファイル (OLE DB)] でない場合は、[変更] をクリックして [データ ソースの変更] ダイアログ ボックスを開き、[Microsoft Access データベース ファイル] をクリックし、[OK] をクリックします。
[データベース ファイル名] で、接続する .mdb ファイルのパスと名前を指定し、[OK] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで [次へ] をクリックします。
[アプリケーション構成ファイルに接続文字列を保存] ページで [次へ] をクリックします。
[データベース オブジェクトの選択] ページの [テーブル] ノードを展開します。
データセットに含めるビューまたはテーブルをすべて選択し、[完了] をクリックします。
プロジェクトにデータセットが追加され、テーブルとビューが [データ ソース] ウィンドウに表示されます。
セキュリティ
機密情報 (パスワードなど) を格納すると、アプリケーションのセキュリティに影響を及ぼすことがあります。 データベースへのアクセスを制御する方法としては、Windows 認証 (統合セキュリティとも呼ばれます) を使用する方が安全です。 詳細については、「接続情報の保護」を参照してください。
次の手順
作成したデータセットが [データ ソース] ウィンドウで利用できるようになります。 これで、以下のタスクをどれでも実行できます。
[データ ソース] ウィンドウの項目を選択し、フォームにドラッグします (Visual Studio でのデータへの Windows フォーム コントロールのバインド を参照)。
データセット デザイナーでデータ ソースを開き、データセットを構成するオブジェクトを追加または編集します。
データセット内のデータ テーブルの ColumnChanging イベントまたは RowChanging イベントに検証ロジックを追加します (データセットのデータの検証 を参照)。
参照
Visual Studio でのデータへの接続
アプリケーションでデータを受け取る準備
アプリケーションへのデータのフェッチ
Visual Studio でのデータへのコントロールのバインド
アプリケーションでのデータ編集
データの検証
データの保存
データに関するチュートリアル