Microsoft Visual Studio での Visual SourceSafe の使用
Visual SourceSafe は、Visual Studio 内で Visual Studio IDE と互換性のある 2 つのプラグインの形式で使用されます。これらの SourceSafe プラグインは、Visual Studio のソース管理アダプタ パッケージを使用して、IDE のソース管理部分で実行されます。Visual Studio のソース管理の詳細については、Visual Studio ヘルプの「Visual Studio のソース管理」を参照してください。
SourceSafe プラグインについて
Visual Studio の Visual SourceSafe プラグインには、次の 2 種類があります。
SourceSafe LAN。 このプラグインは、旧バージョンの Visual Studio で運用されていました。現在のバージョンは、従来からあったのと同じ基本的なソース管理機能を持ちながら、オプションの LAN ブースター サービスを使用してパフォーマンスの向上を図ることができます。
SourceSafe インターネット。 この新しいプラグインは、インターネット経由のデータベース アクセスをサポートします。このプラグインがサーバー側の ASP.NET Web サービスと通信を行うことによって、データベースにリモートからアクセスできるようになります。
Visual Studio の SourceSafe プラグインのインストール
SourceSafe プラグインは、Visual SourceSafe と Visual Studio をクライアント マシンとサーバー マシンにインストールすると、Visual Studio の中で利用できます。プラグインの LAN およびインターネット サービスは、どちらもデータベース管理者が設定して、データベースとの通信を有効にします。Visual SourceSafe ヘルプの「Visual SourceSafe の概要」を参照してください。
Visual Studio の SourceSafe プラグイン用に作成されるファイル
SourceSafe プラグインのいずれかを Visual Studio で使用すると、Visual Studio プロジェクトおよびソリューション用の作業フォルダに、Mssccprj.scc という特別なファイルが、Visual SourceSafe によって作成されます。Visual Studio で作成されるプロジェクトに使用できるファイル拡張子は、次の表のとおりです。既定のファイル拡張子は、*.vbp、*.mak、および *.dsp です。
- .actproj
ACT プロジェクト。
- .atp
ACT プロジェクト。
- .csproj
C# のプロジェクト。
- .dbp
データベース プロジェクト。
- .dmp
クラッシュ ダンプ プロジェクト。
- .dsp
プロジェクト コンバータ。
- .dsw
Visual Studio ワークスペース。
- .etp
エンタープライズ テンプレート プロジェクト。
- .exe
EXE プロジェクト。
- .hwproj
Microsoft ヘルプ プロジェクト。
- .mdmp
クラッシュ ダンプ プロジェクト。
- .mdp
プロジェクト コンバータ (VC 4.x)。
- .sln
ソリューション。
- .vbproj
VB プロジェクト。
- .vcproj
VC プロジェクト。
- .vdp
セットアップおよび配置プロジェクト。
- .vdproj
セットアップおよび配置プロジェクト。
- .vsmacros
バイナリベースのマクロ プロジェクト。
- .vsmproj
Unicode ベースのマクロ プロジェクト。
SourceSafe プラグインがサポートする操作
Visual Studio のソース管理は、SourceSafe プラグインも含め、多くの種類のソース管理パッケージをサポートする基本機能を備えています。その一例が、[ツール] メニューに用意されているソース管理オプション機能です。
たとえば、[チェックアウト] や [ソース管理に追加] のような、ほとんどの基本的なソース管理コマンドは、Visual Studio の [ファイル] メニューにあり、使用する SourceSafe プラグインを選択すると、アクティブになります。コマンドは、プロジェクト ウィンドウの現在の選択に応じて、有効または無効になります。
Visual Studio でのソース管理に使用される一般的な手順は、Visual Studio ヘルプの「Visual Studio のソース管理」で説明されています。SourceSafe プラグイン自体は、スタンドアロンの Visual SourceSafe と機能を共有したり、Visual Studio のソース管理用に開発された UI 要素でその機能の一部を使用したりすることにより、いくつかの操作をサポートします。ここでは、SourceSafe プラグインで使用される手順に限って説明します。
このセクションの内容
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用してソース管理に項目を追加する
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理に項目を追加するための手順を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して項目をチェックインする
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理項目への変更をチェックインする方法を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して項目をチェックアウトする
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理項目をチェックアウトするための手順を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して項目を比較する
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理項目を比較する方法を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して項目を取得する
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理項目を作業フォルダに取得する方法を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して項目にラベルを付ける
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理項目にラベルを付ける手順を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインから各国対応設定を行う
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、チームに合わせた各国対応設定を行う方法を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用してバージョンを固定する
Visual Studio の SourceSafe プラグインで使用できる、バージョンを固定および固定解除する手順を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して特定のバージョンにロールバックする
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理項目を特定のバージョンにロールバックする方法を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して項目を共有する
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、チーム環境でファイルやプロジェクトを共有する方法を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用してチェックアウトを元に戻す
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、チェックアウトを元に戻す手順を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用して履歴を表示する
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、バージョン履歴を表示する手順を説明しています。
- 方法 : SourceSafe プラグインを使用してステータスを表示する
Visual Studio で SourceSafe プラグインを使用して、ソース管理項目のステータスを表示する方法を説明しています。