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<xsl:message> 要素

<xsl:message> 要素は、要素の呼び出しが行われた環境に応じて、メッセージ バッファーまたはメッセージ ダイアログ ボックスにテキスト メッセージを送信します。 この要素は、通常のエラー処理メカニズムを利用してトラップできるシステム レベル エラー メッセージも生成します。

<xsl:message
  terminate = "yes" | "no" >
</xsl:message>

属性

  • terminate
    この命令を実行したときに変換を終了する必要があるかどうかを指定します。 この属性には、"yes" または "no" のどちらかの文字列値を指定できます。 terminate 属性が "yes" に設定されている場合は、要素のコンテンツがシステム レベル エラー メッセージの一部として表示され、変換が終了します。 この属性が "no" に設定されている場合は、変換が進行し、エラー メッセージは無視されます。 既定値は "no" です。

要素情報

出現回数

無制限

親要素

xsl:attributexsl:commentxsl:copyxsl:elementxsl:fallbackxsl:for-eachxsl:if、xsl:message、xsl:otherwisexsl:paramxsl:processing-instructionxsl:templatexsl:variablexsl:whenxsl:with-param、出力要素

子要素

xsl:apply-templatesxsl:attributexsl:call-templatexsl:choosexsl:commentxsl:copyxsl:copy-ofxsl:elementxsl:for-eachxsl:ifxsl:processing-instructionxsl:textxsl:value-ofxsl:variable、出力要素

解説

<xsl:message> 要素は、処理中の XSLT スタイル シートをデバッグするためのメカニズムを提供します。 terminate フラグが "yes" に設定されていれば、<xsl:message> 要素が検出されるたびに XSLT プロセッサが停止し、システム レベル エラー メッセージを送信します。 <xsl:message> 要素に含まれている式は、現在のコンテキストを基準として評価するため、<xsl:message> は個別の要素を監視する有効な手段になります。

使用例

次のトピックでは、<xsl:message> 要素の使用例を紹介します。