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テスト

サイトを Microsoft® .NET Alerts アプリケーションとして登録すると、Site ID が与えられ、.NET Alerts Preproduction (PREP) 環境にアクセスするためのキーをダウンロードできるようになります。キーを入手したら、PREP 環境で実装をテストします。クライアントとサーバーをテスト用に設定する方法の詳細については、「テスト用にセットアップする」を参照してください。

PREP 環境で実装をテストする

以下のテストは、実装した .NET Alerts サービスが正しく機能するかどうかを確認します。品質を確保するには、サービスごとのテストを別途実施することをお勧めします。これらのテストを PREP 環境で実施し、システムの運用開始の手続きが完了したら、これらのテストを Production 環境でも実施してください。

PREP 環境では、.NET Alerts ルーティング エンジンに通知を送信する速度は、1 秒あたり 2 通までに制限されます。1 秒あたり 2 通を超える速度で PREP ルーティング エンジンに通知を送信しようとすると、ルーティング エンジンは、送信速度が制限を超えたことを示すエラー コードを返します。

.NET Passport へのサインイン

このテストは、他のテストの前提条件である .NET Passport のシングル サインイン (SSI) が既に実装されていることを前提にしています。

  • .NET Passport の [サインイン] ボタンをクリックし、認証終了後にこのボタンが [サインアウト] ボタンに変わることを確認します。
  • サインインしていないユーザーが通知を申し込もうとすると、[.NET Passport サインイン] ページにリダイレクトされることを確認します。
  • .NET Passport のテスト要件をすべて満たしているかどうかを検証します。

新しい申し込み内容の追加

このテストは、サブスクリプション ミラーリングが正しく実装されているかどうかを検証することを目的としています。

  • Microsoft .NET Alerts サイトにリダイレクトされたユーザーが通知にサインアップし、一般的なルールやデバイスの設定を行った後、サイトの適切なページにリダイレクトされることを確認します。
  • 通知に以前サインアップしたことがあるユーザーが通知を申し込んだ場合は、[今すぐサインアップ] ページが表示されないことを確認します。
  • 申し込み内容が作成されたかどうかは、Microsoft .NET Alerts Web サイトの [通知の詳細] ページに移動して、申し込み内容に関する設定を変更するためのオプションが表示されるかどうかによって確認します。
  • ユーザーの申し込み内容が .NET Alerts の設定ページに表示されることを確認します。
  • .NET Alerts の設定ページでユーザーの申し込み内容を解除できることを確認します。
  • ユーザーが設定を変更できることを確認します (変更可能な設定のみ)。

MSN Messenger クライアントまたは Windows Messenger クライアントへの通知の送信

これらのテストは、Messenger の状態 (取り込み中、退席中など) ごとに実行してください。

  • 通知生成エンジンを使用して、テスト申込者に対する通知を作成します。テスト申込者は、Messenger クライアントに通知が送信されるように設定しておきます。
  • 通知が受信されたことを示す、Messenger クライアントからのポップアップ メッセージが表示されること、および通知のテキストが正しいことを確認します。
  • ポップアップ メッセージのブランドのアイコンが正しく表示されるかどうかを検証します。

ポップアップ リンクのテスト

  • 前のテストで生成および送信されたポップアップ メッセージのメッセージ テキストをクリックすると、ブラウザ ウィンドウが開いて、アクション用 URL によってリンクしたページが読み込まれることを確認します。
  • 前のテストで生成および送信されたポップアップ メッセージの [変更] リンクをクリックすると、ブラウザ ウィンドウが開いて、申し込み内容の変更用 URL によってリンクしたページが読み込まれることを確認します。

モバイル デバイスへの通知の送信

このテストは、実装したサービスから申込者のモバイル デバイスに通知が正しく送信されるかどうか、および米国 MSN® Mobile でサポートされるモバイル デバイスで通知が読み取れるかどうかを検証することを目的としています。これらのテストは、各種のモバイル デバイスを使用して実施してください。

  • テスト ユーザーが該当する環境 (PREP 環境または Production 環境) で米国 MSN Mobile に登録していることを確認します。
  • Microsoft .NET Alerts Web サイトでユーザーの配信設定を変更し、ユーザーの Messenger クライアントの代わりに (またはそれに追加して) ユーザーのモバイル デバイスに通知が送信されるようにします。
  • 実装した通知エンジンを使用してユーザーに通知を送信します。通知がモバイル デバイスによって受信され、正しく表示されることを確認します。

電子メール アカウントへの通知の送信

このテストは、実装したサービスから申込者の電子メール アカウントに通知が正しく送信されるかどうかを検証することを目的としています。

  • テスト ユーザーが有効な .NET Passport を持っていることを確認し、そのユーザーの電子メール アドレスが通知の配信オプションとして表示されるかどうかを検証します。
  • Microsoft .NET Alerts Web サイトでユーザーの配信設定を変更し、ユーザーの Messenger クライアントの代わりに (またはそれに追加して) ユーザーの電子メール アドレスに通知が送信されるようにします。
  • 実装した通知エンジンを使用してユーザーに通知を送信します。通知がユーザーの電子メール アカウントに配信されることを確認します。
  • 通知の表示形式が正しいこと、および申し込み内容の変更用 URL のリンクが予想どおりに機能することを確認します。

最大長のメッセージがすべての配信ポイントで正しく表示されるかどうかの検証

各種の配信エンドポイントで表示できる通知メッセージの長さにはそれぞれ制限があります。予想される最大長の通知メッセージを生成し、以下の配信ポイントごとに通知が正しく表示されるかどうかを検証します。

  • デスクトップへの配信。Windows Messenger や MSN Messenger によって表示されるポップアップ メッセージの表示領域は限られています。このため、通知のテキスト メッセージが長過ぎると、ポップアップ メッセージとして正しく表示されません。表示可能なメッセージの正確な最大長は、表示される文字の幅や行を折り返す方法によって異なります。メッセージ テキストは空白 (単語間の空白など) の位置で折り返されます。ポップアップ メッセージ ウィンドウでは、1 つの長い単語を表示できる幅も限られています。ポップアップ メッセージ ウィンドウの表示幅よりも長い単語が通知メッセージに含まれている場合は、その単語の途中までが表示され、その後に表示幅を超えたことを示す省略記号が付けられます。次の図に、この例を示します。この通知のメッセージ テキストは、A から Z までの文字が空白なしで続く文字列になっています。

    通知のポップアップ メッセージ ウィンドウの表示幅を超える単語は、できる限り使用しないでください。

  • モバイル デバイスへの配信。米国 MSN Mobile サービスでは、通知のテキスト メッセージの 99 文字を超える部分は切り捨てられます。 メッセージ テキストが 99 文字を超える通知の送信は避けてください。

  • 電子メール アドレスへの配信。通知のメッセージ テキストが電子メールで予想どおりに表示されるかどうかを検証します。

  • [通知の履歴] の一覧での表示。通知のメッセージ テキストが .NET Alerts Web サイトの [通知の履歴] ページおよび Windows Messenger または MSN Messenger の [Alerts] タブでそれぞれ正しく表示されるかどうかを検証します。

.NET Passport からのサインアウト

このテストでは、サイトで .NET Passport のサインアウトが正しく行われるかどうかを検証します。Web サイト上のすべての Microsoft .NET Alerts 機能は、ユーザーが .NET Passport にサインインしている場合にのみ利用可能であることが求められます。

  • ユーザーが .NET Passport にサインインしていることを確認します。[サインアウト] ボタンをクリックした後、[サインイン] ボタンが表示されるかどうかを検証します。
  • ユーザーが .NET Passport にサインインしていないときは、すべての Microsoft .NET Alerts 機能が無効になり、ユーザーが通知の申し込みを行えないことを確認します。

上記以外のテストの実施

  • ユーザーが通知の申し込みと解除を妥当な時間内で正しく行うことができることを確認します。
  • 申込者が各申し込み内容に固有の設定項目を設定できるかどうかを検証します。
  • 米国以外の市場のユーザーをサポートするサービスの場合は、英語 - 米国 (1033) 以外のロケール ID (LCID) を使用して通知の配信をテストします。

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