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アプリケーションを登録する

Microsoft® .NET Alerts システムを実装し、.NET Alerts Developer Edition を使用して機能を検証したら、Microsoft .NET Services Manager の Web サイトにサインインして Preproduction (PREP) 環境へのアクセスを申し込みます。

.NET Services Manager は Microsoft .NET Passport を使用してアプリケーションへのアクセスを管理しているため、.NET Passport が必要となります。.NET Passport を持っていない場合は、http://www.passport.net 外部 Web サイト でサインアップできます。

サイトを .NET Alerts アプリケーションとして登録し、PREP 環境へのアクセスを申し込むには、.NET Services Manager の Web サイト (https://www.netservicesmanager.com 外部 Web サイト) に移動してサインインします。アプリケーションを作成するオプションを選択し、サイトに示された手順に従います。

負荷容量計画

新しい .NET Alerts アプリケーションを登録するとき、最初に、1 秒あたり 100 通を超える速度で通知を送信できる必要があるかどうかをたずねられます。その必要がある場合は、アプリケーションの負荷容量計画を提出する必要があります。

Microsoft では、負荷容量計画情報に基づいて .NET Alerts サーバーに対する各サービスの需要を把握します。負荷容量計画情報は、1 つまたは複数の "シナリオ" の形式で提供され、各シナリオには、特定の種類の通知に関する負荷特性を記述します。複数種類の通知を提供する場合は、複数のシナリオが必要になります。負荷容量計画は、シナリオごとに個別に実施し、少なくとも 1 つのシナリオについて完成させる必要があります。負荷容量計画のデータには、PREP 環境ではなく Production 環境で予想される需要を反映させてください。

たとえば、Adventure Works は注文状況通知、在庫切れ通知、および価格観測通知を提供します。注文状況通知は、注文状況が更新されるたびに送信されます。在庫切れ通知は、それまで在庫切れだった商品が入荷したときに送信されます。価格観測通知は、指定された商品の価格が一定のレベルより下がったときに送信されます。したがって、Adventure Works は通知の種類ごとに 1 つずつ、合計 3 つの負荷容量計画シナリオを提出する必要があります。

シナリオは、以下の項目で構成されます。

  • 通知が送信される順序や状況に関する簡単な説明
  • 申込者総数の推定値
  • 1 週間に送信される通知数の推定値
  • 1 秒あたりの平均通知数の推定値
  • 1 秒あたりの最大通知数の推定値
  • そのシナリオでイベントが発生した結果として通知が送信される申込者数の推定値
  • 通知が特定の時刻にだけ送信されるかどうか
  • 通知が定期的なバッチ処理の結果として送信されるかどうか
  • 通知の送信時刻から受信時刻までの最大許容遅延時間

各項目には省略可能な説明用のフィールドがあります。

ローカライズされたサイトに関する情報

サポートする言語ごとに、サイトに関する情報を指定する必要があります。サイト名など、サイトに関連付けられた各種テキスト文字列の言語だけでなく、言語ごとに異なる URL を指定できます。サービスの実稼働を開始すると、サポートする言語のロケール ID (LCID) に応じて、各 .NET Alerts Web サイトの一覧にそのサイトが .NET Alerts プロバイダとして表示されます。少なくとも 1 つの言語市場をサポートする必要があり、ユーザーの言語設定がサポート対象外の場合や言語設定を特定できない場合に使用する既定の LCID を指定するよう求められます。

次の表は、サポートされる言語と各言語の LCID 値の一覧です。

サポートする LCID ごとに、サイトに関する以下の情報を入力する必要があります。

  • サイト名。

  • .NET Alerts サインアップ ページの URL。

  • 53 x 20 ドットの .NET Alerts ロゴ アイコンの URL。

  • [.NET Alerts プロバイダの選択] ページのロゴにユーザーがマウス ポインタを置いたときに表示されるヘルプ テキスト。

  • コブランディング テンプレートの URL (省略可能)。

    重要 サブスクリプション ミラーリング操作で Secure Sockets Layer (SSL) 技術を使用するように構成されたサイトの場合は、コブランディングを実装する必要があり、コブランディング テンプレートを SSL 対応の URL から提供しなければなりません (コブランディング テンプレートを提供する URL は https:// で始まらなければなりません)。

  • 顧客サポートの電話番号。

  • 顧客サポートの電子メール アドレス。

  • 顧客サポート ページの URL。

  • 送信する通知が電子メールとして配信されるときに "差出人" のアドレスとして使用する返信先電子メール アドレス (省略可能)。

  • [設定の変更] ページの URL。この URL は、.NET Alerts Web サイトの [通知の詳細] ページで [設定の変更] 列に表示される [編集] リンクに使用されます。この URL は、プロバイダのサイトに置かれた、ユーザーが自分の通知の設定を編集するためのページを参照しなければなりません (該当する場合)。通知の設定を編集するための独立したページをが存在しない場合は、.NET Alerts サインアップ ページの URL を使用できます。

  • [通知の中止] ページの URL。この URL は、.NET Alerts Web サイトの [通知の詳細] ページに表示される [通知の中止] リンクに使用されます。この URL は、プロバイダのサイトに置かれた、ユーザーが通知の受信を中止するためのページを参照しなければなりません。通知の受信を中止するための独立したページが存在しない場合は、.NET Alerts サインアップ ページの URL を使用できます。

  • [通知の履歴] ページの 24 × 16 の履歴アイコンの URL。このアイコンは、ユーザーが通知の履歴を日付順に表示するときに表示されます。通常、このアイコンは、通知のポップアップ メッセージに表示されるロゴ アイコンと同じです。

プロバイダが提供する情報の使われ方

次の図は、サイト名とヘルプ テキストが .NET Alerts Web サイトの [通知の追加] ページにどのように表示されるかを、MSN カレンダーを例にして示したものです。.NET Alerts プロバイダの名前をクリックすると、サインアップ ページが表示されます。

次の図は、[通知の詳細] ページで、サイト名とロゴ アイコンがどのように表示されるか、および [設定の変更] リンクと [通知の中止] リンクがどのように使用されるかを、MSN eShop を例にして示したものです。サイト名やロゴ アイコンをクリックすると、.NET Alerts のサインアップ ページが表示されます。

次の図は、ユーザーが通知をプロバイダ別に一覧表示すると、サイト名が [通知の履歴] ページにどのように表示されるかを、McAfee.com などを例にして示したものです。

次の図は、ユーザーが通知を日付順に一覧表示すると、履歴アイコンが [通知の履歴] ページにどのように表示されるかを、Adventure Works を例にして示したものです。

次の図は、Adventure Works のサイト名が [Alerts] タブにどのように表示されるかを示したものです。

サイトごとに .NET Alerts ページ (配信設定ページや確認ページなど) をカスタマイズする処理をコブランディングと呼びます。.NET Alerts ページをコブランディングするには、コブランディング テンプレート ファイルを使用します。このファイルは、各社のサイトから提供します。

次の図は、コブランディングされた配信設定ページの例です。点線の外側部分が、各社の Web サイトに置かれたコブランディング テンプレートから提供されます。点線の内側部分は、.NET Alerts Web サイトから提供され、ページが表示されるときに動的に挿入されます。

詳細については、「コブランディングの概要」を参照してください。

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