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ステップ 1.4 : サポート ファイルを追加する

ここでは、Microsoft® .NET Passport シングル サインイン (SSI) アプリケーションのサポート ファイルを作成して配置します。これらのファイルの URL は、「ステップ 1.0 : .NET Passport SSI の実装を準備する」でアプリケーションの登録時に指定したものです。これらのファイルは、Default.aspx と同じフォルダに配置する必要があります。

  1. Privacy.htm ファイルを作成する - このファイルは、.NET Services Manager でこのアプリケーションを登録したときに [Privacy Policy URL] フィールドで指定したファイルに対応します。すべての .NET Passport 対応サイトで、登録時に入力した URL でプライバシー ポリシーを送信する必要があります。ただし、このチュートリアルでは、プライバシー ポリシー ファイルは空白のままでかまいません。

  2. logoutgif.aspx ファイルを作成する - このファイルは、.NET Services Manager でこのアプリケーションを登録したときに [Expire Cookie URL] フィールドで指定したファイルに対応します。

    logoutgif.aspx ファイルは、ユーザーのコンピュータで .NET Passport の Cookie を期限切れにする働きをします。このファイルは、サインアウト プロセス中に .NET Passport サービスによって呼び出されます。.NET Passport SSI 実装の適切な Cookie 処理の詳細については、このチュートリアルでは扱いません。詳細については、.NET Passport SDK のマニュアルを参照してください。

    ソリューション エクスプローラのウィンドウで [AlertsTutorial] を右クリックして [追加] をクリックし、次に [新しい項目の追加] をクリックします。[新しい項目の追加] ダイアログが表示されたら、[カテゴリ] ペインの [Web プロジェクト アイテム] で [UI] を選択し、[テンプレート] ペインで [Web フォーム] を選択します。[ファイル名] ウィンドウで、「logoutgif.aspx」と入力し、[開く] ボタンをクリックします。新しいページがソリューションに追加され、ソリューション エクスプローラのウィンドウに表示されることを確認します。

    logoutgif.aspx ファイルを開き、HTML 編集モードを選択して、次のスクリプト行を除くすべての行を削除します。

      <%@ Page language="c#" Codebehind="logoutgif.aspx.cs" AutoEventWireup="false" Inherits="AlertsTutorial.LogoutGif" %>
    

    ソリューション エクスプローラのウィンドウで logoutgif.aspx ファイルを右クリックし、[コードの表示] を選択します。logoutgif.aspx.cs の Page_Load メソッドに、次の C# コードを挿入します。

        private void Page_Load(object sender, System.EventArgs e)
      {
        Response.Expires = -1;
        Response.AddHeader("Cache-Control", "no-cache");
        Response.AddHeader("Pragma", "no-cache");
        Response.AddHeader("P3P", "CP=\"TST\"");
        DateTime dt = new DateTime ( 1998, 1, 1 );
        Response.Cookies["MSPProf"].Value = "";
        Response.Cookies["MSPProf"].Expires = dt;
        Response.Cookies["MSPAuth"].Value = "";
        Response.Cookies["MSPAuth"].Expires = dt;
        Response.Cookies["MSPConsent"].Value = "";
        Response.Cookies["MSPConsent"].Expires = dt;
        Response.Cookies["MSPSecAuth"].Value = "";
        Response.Cookies["MSPSecAuth"].Expires = dt;
        Response.ContentType = "image/gif";
        Response.WriteFile(Server.MapPath("images/signoutcheckmark.gif"));
      }
    
  3. 画像ファイルを追加する - Default.aspx が配置されているフォルダ内に images というサブフォルダを作成します。次の表に示した画像ごとに、右クリックして [名前を付けて画像を保存...] を選択します。各画像について、表に示されたファイル名を指定して、作成した images フォルダに各画像ファイルを保存します。また、cobrand.gifcobrand2.gif に独自の画像を使用することもできます。その場合は、画像のサイズが適切であり、画像の名前が .NET Services Manager でこのアプリケーションを登録したときに指定した名前と一致していることを確認してください。

    ファイル 画像
    cobrand.gif —

    これは、すべてのコブランディングされたページで表示されるロゴの画像ファイルです。コブランディング テンプレートを実装した場合は、必要な変数をテンプレートで .NET Passport のネットワーク ページに配信できなかった場合にのみ、この画像が使用されます。この画像は、.NET Services Manager でアプリケーションを登録したときに [Cobrand Image URL] に入力した URL に対応します。

    cobrand2.gif —

    これは、登録とサインインのフォームに表示されるロゴの画像であり、.NET Services Manager でアプリケーションを登録したときに [Cobrand Image2 URL] に入力した URL を表します。

    signoutcheckmark.gif —

    この画像は、logoutgif.aspx ページによって返されます。この画像は、HTTP 200 状態コードと共に返され、サイトのサインアウト スクリプトが成功したかどうかを判別するために、セントラル サインアウト スクリプトによって使用されます。

    前のステップ : ステップ 1.3 : .NET Passport SSI を C# クラス ファイルに追加する  |  次のステップ : ステップ 1.5 : アプリケーションを実行する

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