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FAQ: Visual Studio Team Edition for Software Developers

Visual Studio Team Edition for Software Developers に関してよく寄せられる質問と答えを紹介します。


コード分析とはどのようなものですか。

コード分析は、コードを実行せずに、ソース、またはバイナリを検査することによりコード内の不具合を検出します。Visual Studio Team Edition for Software Developers は、.NET、およびネイティブ C++ コード両方の分析をサポートします。

コードの品質を向上させるためプラクティス、ツールの使用に関してはMSDN 2 Library の「高品質なコードの作成」のドキュメントを参照ください。

https://msdn.microsoft.com/library/4dtdybt8(VS.80).aspx

コード分析はビルド プロセスに統合できますか。

はい。コード分析を、Visual Studio 2005 Team Foundation Server において提供するビルドプロセスと連携し、実行することが可能です。

Team Foundation Server のビルド機能に関しては MSDN2 Libraryの「Team Foundation ビルドの概要」を参照ください。

https://msdn.microsoft.com/library/ms181710.aspx

Team Foundation Server のビルド機能におけるコード分析の実施については、MSDN2 Library の「方法:新しいビルドの種類を作成する」をご参照ください。

https://msdn.microsoft.com/library/ms181716.aspx

単体テストとはどのようなものですか。

単体テストは、開発を行ったコードが正しく機能することを確認するために、開発者、または他のプログラマが作成するテストです。通常、単体テストは、名前、およびスコープにおいてプロダクト コードに密接に結び付けられています (通常1 つのメソッドに対して 1 つの単体テストを用意します)。

単体テストはビルド プロセスに統合できますか。

単体テストは、MSTest コマンドライン ツールを起動するように提供されている MSBuild タスクを介して、ビルドインフラストラクチャからビルド時に起動することができます。また単体テストを、Visual Studio 2005 Team Foundation Server において提供するビルドプロセスと連携し、実行することが可能です。

Team Foundation Server のビルド機能に関しては MSDN2 Libraryの「Team Foundation ビルドの概要」を参照ください。

https://msdn.microsoft.com/library/ms181710.aspx

Team Foundation Server のビルド機能における単体テストを始めとするテストの実施については、MSDN2 Library の「方法:新しいビルドの種類を作成する」をご参照ください。

https://msdn.microsoft.com/library/ms181716.aspx

開発者が作成する単体テストと、テスタが作成する別の種類のテストはどのように統合されていますか。

どちらのテストであっても Visual Studio 2005 を使用すると一貫性のある操作性で扱うことが可能です。テスト上を移動するには Test View を使用します。また、結果を表示するには、Test Results ウィンドウを使用します。また、テストは、プロジェクトにソース コードとして保存されるため、テスタは開発者の単体テストにアクセスし、テストエクスプローラを使用してすべてのテスト、およびすべてのテストの種類をカテゴリに分類するといったことが可能です

負荷をかけて単体テストを実行することができますか。

はい、できます。これは、Visual Studio Team Edition for Software Testers 単体テスト機能の大きな特徴です。 Team Edition for Software Testers では、Webの機能テスト以外の単体テストや順序指定テスト等もシナリオとして利用し、負荷テストを実行することが可能です。

コード プロファイラはアンマネージ メモリを表示しますか。

いいえ。アンマネージ メモリの不具合は、Application Verifier によって検出できます。これは、Visual Studio Team Edition for Software Developers の一部として統合されています。

サンプリング パフォーマンス プロファイラとは何ですか。

サンプリングを使用する場合、Visual Studio Team System のプロファイラは、定期的にアプリケーションの実行を中断し、現在どの関数が実行されているかを判断します。これで見つかった関数ごとに集計が保持されます。サンプリングを終了する (アプリケーションを停止するか、またはプロファイラをデタッチすることにより) と、最終的な結果は見つかった関数ごとの集計となります。これらの集計は、関数の相対的パフォーマンスを判断するのに使用できます。サンプリングは、オーバーヘッドの少ないプロファイリング方法です。

インストルメンテーション パフォーマンス プロファイラとは何ですか。

インストルメンテーションを使用する場合、Visual Studio Team System のプロファイラは、アプリケーションに測定用のコードを挿入します。アプリケーションが実行されると、このコードが実行され、Visual Studio Team System に情報を報告します。アプリケーションの実行が終了すると、Visual Studio Team System には、アプリケーションが呼び出した関数ごとに情報が収集されます。Visual Studio Team System では、インストルメンテーションによるアプリケーションへのオーバーヘッドを最小限に抑えるため、多くの改良が重ねられてきました。

パフォーマンス分析に関する手法やツールの使用方法に関してはMSDN2 Library の「アプリケーションのパフォーマンス分析」をご参照ください。

https://msdn.microsoft.com/library/z9z62c29.aspx

Visual Studio Team System の GC メモリ プロファイラは何を検出しますか。

Visual Studio Team System のプロファイラは、アプリケーションの持続期間中、常に、.NET ガーベジコレクションの発生を追跡しています。この情報は、アプリケーションの実行時間に対するヒストグラムとして表示されるので、あるタイプの割り当てに関する情報を収集するかどうかをすばやく決定することができます。このオプションにより、.NET のどのタイプがアプリケーションによって割り当てられ、どの関数が割り当てを要求したかを正確に確認することができます。

Application Verifier とはどのようなものですか。

Application Verifier は、Windows オペレーティング システムに既に存在する機能を提供する Visual Studio ツールです。この機能は、実行中のプログラムを、メモリ割り当て、クリティカルセクションの使用状況、ハンドルの使用状況などの選択した領域について、実行時に検証します。

Application Verifier に関しては MSDN2 Library の「アプリケーション検証ツール」をご参照ください。

https://msdn.microsoft.com/library/ms220948.aspx

Application Verifier は何を検出しますか。

Application Verifier は、メモリ割り当てにおける実行時の問題として、オーバーランやヒープ割り当てブロック、削除後の再利用、重複削除、およびヒープの破損を検出します。クリティカル セクションの使用状況では、デッドロック、またはリソースリークにつながる可能性のある処理を検出します。ハンドルの使用状況では、既に有効ではないハンドルを再利用しようとする試みを検出します。

Application Verifier はどのように機能しますか。

Application Verifier ツールにより、デバッグ セッションの中で、特定の実行可能プログラム イメージに対して OS 機能を使用できるようになります。 OS は、アプリケーション用に API 層を変更し、呼び出しを中断して、それらを検証層に転送します。違反が検出された場合には、適切な例外が生成され、Application Verifier ツールは、検出された違反に関連するコンテキストを提供します。


 

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