ステップ 7 ハンズオン : ASP.NET 2.0 メンバーシップとロールの管理その 2

[アーティクル]
10/20/2021

認証されていないユーザーのための Login コントロールの利用

グローバルナレッジネットワーク株式会社
ナレッジソリューション本部鈴木和久

最終更新日 2005 年 10 月 28 日

目標	ASP.NET 2.0 の Login コントロールを利用した認証ページの実装
使用技術	ASP.NET 2.0 Visual Basic 2005
取り上げるトピックス	ASP.NET 2.0 を利用した Login コントロールの利用方法
前提知識	「 10 行でズバリ !! ASP.NET Web フォームによる Web アプリケーション開発 (VB.NET)」
目次	その 1 - ユーザーとロールの管理その 2 - 認証されていないユーザーのための Login コントロールの利用その 3 - 認証ユーザーのための Login コントロールの利用
備考

ここでは、ASP.NET 2.0 Login コントロールを使用して、Forms 認証における登録済みのユーザーを認証するページの実装を行います。

[Web サイト] - [新しい項目の追加] を指定して、プロジェクトに Default.aspx として Web フォームを追加します。

Default.aspx ページにツールボックスの [ログイン] タブから LoginView コントロールを配置します。 LoginView タスクメニューの Views を [AnonymouseTemplate] に指定します。この Template はまだ認証されていないユーザーがこのページへアクセスした場合に表示するメッセージを定義します。

LoginView コントロールに標準タブから Panel コントロールを配置します。これにより、Panel のサイズを調節することで、LoginView コントロールのサイズも調整され、メッセージのレイアウトを編集し易くなります。

LoginView コントロールに配置いた Panel 内に、「サイトを利用するためにはしてください。」のメッセージを編集し、空白の箇所には Login タブから LoginStatus コントロールを配置します。

この操作によって「サイトを利用するためにはログインしてください。」の表示となり、認証されていないユーザーを認証用のページへガイドするためのメッセージが定義されます。

さらに、標準タブから HyperLink コントロールを配置し、Text プロパティを「メンバー登録ページへ」と定義します。この HyperLink は、ユーザー登録されていないユーザーが、自分でユーザー登録をするためのページへガイドするために使用します。そのため、HyperLink コントロールの NavigateUrl プロパティを CreateUser.aspx に指定しておきます。
CreateUser.aspx ページは次のステップで作成します。

メンバー登録されていないユーザーが、メンバー登録できるように、CreateUser.aspx として新しい Web フォームを追加します。

このページに Login タブから CreateUserWizard コントロールを配置します。
CreateUserWizard タスクメニューの [オートフォーマット] からはログイン画面のデザインを変えることができます。

このコントロールのプロパティウィンドウから、ContinueDestinationPageUrl プロパティを Default.aspx に指定します。この設定によって、ユーザー登録が成功した場合に、ユーザーが [続行] ボタンをクリックした際に、Default.aspx ページへリダイレクトされます。

[Web サイト] - [新しい項目の追加] から Web フォームを新しく追加し、ファイル名を Login.aspx とします。このページをユーザーの認証ページとするために、Login タブから Login コントロールを配置します。

Login コントロールの下に、HyperLink コントロールを配置し、Text プロパティを「パスワードを忘れた方」とし、 NavigateUrl プロパティを PasswordRecovery.aspx とします。
PasswordRecovery.aspx ページは、パスワードを忘れてログインできないユーザーに、パスワードをメールで送信するためのページとなります。