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Remote App for Hyper-V (XP)

村嶋 修一 (Microsoft MVP for Virtual Machine)


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必要ライセンス

既に w7 50 台が稼働している環境に、Hyper-V マシンを 1 台新規購入して、20 の子パーティションに XP Professional をインストール場合、以下のライセンスが必要になります。

  • Windows Server 2008 R2 Standard サーバ ライセンス × 1
  • Windows XP Professional クライアント ライセンス × 20
  • Windows Server 2008 CAL × 20 (XP 分)

XP が新たにクライアントとして追加されるので、XP 用の CAL が必要になります。

XP が入手できないのであれば、w7 を必要分購入し、SA (ソフトウェア アシュアランス) 付の VL (ボリュームライセンス) を付加すれば、SA の特典である ダウングレード権が使えるので、XP のクライアントライセンスが手に入ります。
ただし、クライアント OS の VL は、元となる OS ライセンスを持っていることが前提になっていますので、VL+SA の他に、元になる w7 を持っている必要があります。
ドメインに XP を参加させるのであれば、XP Professional にダウングレードする必要がありますので、元となる w7 は Enterprise/Professional/Ultimate のいずれかのエディションを持っている必要があります。

クライアント OS のダウングレード権を行使して OS をインストールには、インストールする OS のインストール メディアを持っている必要があります。

Volume Licensing

余談ですが、Windows Server の VL はフルセットのライセンスが入手できるので、元となる Windows Server のライセンスは不要ですし、必要に応じてインストール メディアの提供が受けられます。

 

今回のケースでは、子パーティションとして XP のみを稼働させるので、Windows Serve 2008 R2 のエディションは Standard で構いません。
Hyper-V で複数の子パーティションを稼働させるには、Enterprise か Data Center が必要なように思われがちですが、Enterprise と Data Center には、追加のサーバライセンスを購入しなくても子パーティションに Windows Server を稼働させる権利がついてきているだけです。
今回は、子パーティションに XP インストールするので、この権利は使いません。更に節約するのであれば、無償の Hyper-V Server 2008 R2 を使っても良いでしょう。

Hyper-V Server 2008



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