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App-V 5.1 の高可用性の計画

適用対象: Application Virtualization 5.1

Microsoft Application Virtualization (App-V) 5.1 システム構成では、高レベルの使用可能なサービスを維持するオプションを利用できます。

App-V 5.1 を高可用性構成で展開する際にどのような方法があるのかについては、以降のセクションの情報を参考にしてください。

  • Microsoft SQL Server クラスタリングのサポート

  • IIS ネットワーク負荷分散のサポート

  • SCS モード実行時のクラスター化されたファイル サーバーのサポート

  • Microsoft SQL Server ミラーリングのサポート

  • Microsoft SQL Server Always On 構成のサポート

Microsoft SQL Server クラスタリングのサポート

APP-V 管理データベースとレポート データベースは、Microsoft SQL Server クラスターを実行しているコンピューターで実行できます。ただし、スクリプトを使用してデータベースをインストールする必要があります。

手順については、「SQL スクリプトを使用して App-V データベースを展開する方法」をご覧ください。

IIS ネットワーク負荷分散のサポート

インターネット インフォメーション サービス (IIS) ネットワーク負荷分散を使用して、IIS により展開される App-V 5.x の管理サービス、公開サービス、レポート サービスを実行するコンピューターに高可用な環境を構成することができます。

Windows Server オペレーティング システムを実行するコンピューターに対する IIS およびネットワーク負荷分散の構成に関する詳細は、次をご覧ください。

SCS モード実行時のクラスター化されたファイル サーバーのサポート

クラスター化されたファイル サーバーで App-V 5.1 を共有コンテンツ ストア (SCS) モードで実行することがサポートされています。

この構成を有効にするには、次の手順に従います。

  • App-V 5.1 をクライアント SCS モードで実行するように構成します。App-V 5.1 SCS モードの構成の詳細は、「共有コンテンツ ストア モードの App-V 5.1 Client のインストール方法」をご覧ください。

  • Microsoft Server 2012 スケール アウト モードと 2012 以前のモードの両方で構成されているファイル サーバー クラスターを仮想 SAN で構成します。

この構成を検証するには、次の手順に従います。

  1. 公開サーバーにパッケージを追加します。パッケージの追加については、「管理コンソールを使用してパッケージを追加またはアップグレードする方法」をご覧ください。

  2. App-V 5.1 クライアントを実行しているコンピューターで公開更新を行い、アプリケーションを開きます。

  3. クラスター ノードを公開の更新とストリーミングの最中に切り替えて、フェールオーバーが正しく機能することを確認します。

Windows Server フェールオーバー クラスターの構成については、以下をご確認ください。

Microsoft SQL Server ミラーリングのサポート

2 つの SQL Server インスタンスを使用して App-V 5.1 管理サーバー データベースがミラーリングされる、App-V 5.1 管理サーバー データベースに対する Microsoft SQL Server ミラーリングの使用がサポートされています。

Microsoft SQL Server ミラーリングの構成に関する詳細は、次をご覧ください。

この構成を検証するには、次の手順に従います。

  1. Microsoft SQL Server ミラーリング セッションを開始します。

  2. [フェールオーバー] を選択して、新しいマスター Microsoft SQL Server インスタンスを指定します。

  3. App-V 5.1 管理サーバーが、フェールオーバー後も正常に機能し続けることを確認します。

管理サーバーの接続ストリングを、failover partner = <server2> を含めるように変更できます。これはミラーリングされているプライマリがセカンダリにフェールオーバーし、App-V 5.1 クライアントを実行しているコンピューターが (再起動後に) 新しい接続を行う場合にのみ役立ちます。

管理サーバーの接続ストリングを、failover partner = <server2> を含めるように変更するには、次の手順に従います。

重要

このトピックでは、レジストリ エディターを使用して Windows レジストリを変更する方法について説明します。Windows レジストリを誤って変更すると、Windows のインストールが必要になる重大な問題が発生する可能性があります。レジストリを変更する前に、レジストリ ファイル (System.dat と User.dat) のバックアップ コピーを作成してください。Microsoft では、レジストリを変更した場合に発生する問題を解決できることを保証できません。お客様の責任においてレジストリを変更してください。

  1. 管理サーバーにログインし、regedit を開きます。

  2. [HKEY_LOCAL_MACHINE] \ [Software] \ [Microsoft] \ [AppV] \ [Server] \ [ManagementService] に移動します。

  3. MANAGEMENT_SQL_CONNECTION_STRING value with the failover partner = <server2> を変更します。

  4. IIS コンソールを使用して管理サービスを再起動します。

    注意

    データベース ミラーリングは、Microsoft SQL Server 2012 で AlwaysOn 機能が使用できるようになったため、「SQL Server 2012 データベース エンジンの非推奨機能」のリストに載っています。

詳細は、次のリンクをクリックしてください。

Microsoft SQL Server Always On 構成のサポート

App-V 5.1 管理サーバー データベースは、Always On 構成の Microsoft SQL Server を実行しているコンピューターへの展開をサポートしています。

APP-V への提案がございますか

こちらから提案を追加するか、提案に投票してください。App V の問題については、「APP-V に関する TechNet フォーラム」を利用してください。

関連項目

その他の参照情報

App-V の展開計画

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MDOP の詳細については、TechNet ライブラリを参照してください。TechNet Wiki では、トラブルシューティング情報を検索できます。また、Microsoft の FacebookTwitter をフォローすることをお勧めします。
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