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エージェント グループの作成

トピックの最終更新日: 2009-05-22

エージェント グループを作成するときは、そのグループに割り当てるエージェントを選択し、詳細なグループ設定 (ルーティング方法、グループに対するエージェントの権限など) を指定します。

Office Communications Server へのサインイン/サインアウトとは別に、グループにサインイン/サインアウトする必要があるエージェントを公式エージェントと呼びます。公式エージェントが、グループにルーティングされた着信を受信するには、そのグループにサインインする必要があります。これは、パートタイム ベースでグループから通話に応答するエージェントには便利な方法です。公式エージェントは、Office Communicator のカスタム タブを使用して、グループにサインイン/サインアウトします。カスタム タブの詳細については、「応答グループ タブの構成」を参照してください。

グループにサインインしてもサインアウトしてもいないエージェントを、非公式エージェントと呼びます。非公式エージェントは、Office Communications Server にサインインすると、自動的にそのグループにサインインします。

エージェント グループを作成するには

  1. Office Communications Server 管理ツールがインストールされているコンピュータに、RTCUniversalServerAdmins グループのメンバとしてログオンします。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントします。次に、[Office Communications Server 2007 R2] をクリックします。

  3. サーバー プール名を右クリックし、[プロパティ]、[アプリケーション] の順にポイントして [応答グループ サービス プロパティ] をクリックします。

  4. Office Communications Server 2007 R2 Response Group Administration スナップインで、プール ノードを展開し、[グループ] を右クリックし、[新しいグループ] をクリックします。

  5. [全般] タブの [名前] ボックスにグループの名前を入力します。

  6. [ポリシー] タブをクリックします。

  7. [エージェント参加ポリシー] で、以下のいずれかを行ってグループのサインイン動作を設定します。

    • グループに属するエージェントがそのグループにサインイン/サインアウトできないようにするには、[非公式] をクリックします。エージェントは、Office Communications Server にサインインすると、自動的にグループにサインインします。
    • グループに属するエージェントがそのグループにサインイン/サインアウトする必要があるようにするには、[公式] をクリックします。このオプションを選択すると、エージェントは、Office Communicator のカスタム タブを使用してグループにサインイン/サインアウトします。カスタム タブの詳細については、「応答グループ タブの構成」を参照してください。
    • このエージェント グループに通話をルーティングできないようにするには、[非アクティブ] をクリックします。
  8. [エージェント警告時間 (秒)] ボックスで、次のエージェントの呼び出しに移るまでにエージェントを何秒間呼び出すかを指定します (既定値は 20 秒)。

  9. [ルーティング方法] で、通話をグループ内のエージェントにどのようにルーティングするかを指定します。

    • 新しい通話を、最も長くアイドル状態にあるエージェントに提供するには、[最長アイドル] をクリックします。
    • 新しい通話を、有効なすべてのエージェントに同時に提供するには、[パラレル] をクリックします。通話は、最初に受け付けたエージェントに送られます。
    • 新しい通話を各エージェントに順番に提供するには、[ラウンド ロビン] をクリックします。
    • 新しい通話を、常に [エージェント] タブでのリスト順でエージェントに提供するには、[シリアル] をクリックします。
  10. [エージェント] タブで、エージェント リストの作成方法を指定します。

    • Microsoft Exchange Server 配布リストを使用するには、[既存の電子メール配布リストを使用する] をクリックし、配布リストの電子メール アドレスを入力します (NetworkSupport@contoso.com など)。

      Dd425187.note(ja-jp,office.13).gif注:
      電子メール配布リストを使用する場合には、次の制約があります。
      • エージェント グループに対して複数の配布リストを選択することはできません。各グループでサポートされる配布リストは 1 つのみです。
      • 配布リストの中に別の配布リストが含まれている場合、入れ子となった配布リストのメンバはエージェント リストに追加されません。
      • シリアルおよびラウンド ロビンのルーティングを選択した場合、ルーティング方法、およびプール レベルの応答グループ サービス プロパティの [エージェント] タブでのエージェントの表示順序に従って、適切なエージェントに着信が提供されます
    • エージェントのカスタム リストを使用するには、[エージェントのカスタム グループを定義する] をクリックします。[使用できるエージェント] ボックスの一覧から 1 つ以上のエージェントを選択し、[追加] をクリックします。

      Dd425187.note(ja-jp,office.13).gif注:
      グループ内のルーティング方法がラウンド ロビンまたはシリアルの場合は、[エージェント] タブで、通話を提供する順序に応じてエージェントを並べ替えます。エージェントの順番を変更するには、[割り当て済みエージェント] ボックスで、エージェントをクリックし、上向き矢印または下向き矢印のボタンをクリックします。
  11. [OK] をクリックします。