プールに対するロード バランサの構成
トピックの最終更新日: 2009-04-28
複数の Enterprise Edition サーバーが存在するエンタープライズ プールにはロード バランサが必要です。Office Communications Server バックエンド データベース上にある中央のデータベースには複数のサーバーが接続しますが、そのスケーラビリティと高い可用性を実現するうえで欠かすことのできない役割を果たすのがロード バランサです。環境を準備し、Office Communications Server 用の SQL Server をインストールして構成したら、プールのドメイン ネーム システム (DNS) レコードを作成する前に、ロード バランサをエンタープライズ プールに適した設定で構成します (これは、ロード バランサを展開する必要がある場合です)。
注: |
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プールに展開する Enterprise Edition サーバーが 1 台しかない場合は、ロード バランサは不要です。バックエンド データベースに接続される Enterprise Edition サーバーがプールに 1 台しか存在しない場合は、「サーバーまたはプールの DNS レコードの作成と確認」に進んでください。 |
複数の Enterprise Edition サーバーが存在するプールに必要なロード バランサは 1 つだけですが、Enterprise Edition を分散構成で展開する場合は、フロントエンド サーバー用と Web コンポーネント サーバー用に 1 つずつ、2 つの論理ロード バランサを作成することもできます。2 つの論理ロード バランサを導入する場合は、1 つの物理ロード バランサに 2 つの仮想 IP (VIP) アドレスを構成する方法と、2 つの独立した物理ロード バランサを構成する方法があります。
ロード バランサの設定
「Enterprise Edition」の「プールに接続するロード バランサの前提条件」に記載されている設定に従って、エンタープライズ プール用のロード バランサを構成します。
注: |
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会議アテンダント、会議アナウンス サービス、応答グループ サービス、外部音声コントロールなどのアプリケーションを実行しているコンピュータ用にロード バランサを展開する場合は、「ダイヤルイン会議のサポート」、「応答グループ サービスのサポート」、および「外部音声コントロール」の説明に従って、各アプリケーションで使用されるポートを使用してロード バランサを構成する必要もあります。 |