フェーズ 4: アーカイブ サーバーと監視サーバーの展開
トピックの最終更新日: 2009-05-15
現在の展開にアーカイブ/CDR サーバーまたは QoE 監視サーバーが含まれている場合、ユーザーを新しい Office Communications Server 2007 R2 プールに移動する前に、新しいアーカイブ サーバーと場合によっては新しい監視サーバーを展開する必要があります。
Office Communications Server 2007 R2 では、アーカイブと詳細な通話の記録 (CDR) は個別のサーバーの役割で実行されます。CDR または QoE 監視を実行する必要がある場合は、Office Communications Server 2007 R2 監視サーバーを展開する必要があります。環境でこの操作が不要な場合、移行計画の後半までアーカイブ サーバーと監視サーバーの展開を遅延できます。
Office Communications Server のあるバージョンのアーカイブ サービスおよび CDR サービスは、別のバージョンの同じサービスとは相互運用しません。Office Communications Server 2007 でホストされる会話をアーカイブできるのは、Office Communications Server 2007、アーカイブ/CDR サーバーを使用する場合のみです。同様に、Office Communications Server 2007 R2 サーバーでホストされる会話をアーカイブできるのは、Office Communications Server 2007 R2、アーカイブ サーバーを使用する場合のみです。混在環境では、会話を開始したユーザーが所属する Office Communications Server のバージョンを使用してアーカイブが実行されます。Office Communications Server 2007 R2 サーバーに所属するユーザーが会話を開始すると、Office Communications Server 2007 R2、アーカイブ サーバーが会話を保存します。会話を開始したユーザーが Office Communications Server 2007 に所属している場合は、Office Communications Server 2007、アーカイブ/CDR サーバーが会話を保存します。
Office Communications Server 2007 R2、アーカイブ サーバーは、Office Communications Server 2007 アーカイブ/CDR サーバーで使用されるのと同じアーカイブ データベースを使用することはできません。同じ SQL Server インストールを使用して両方のバージョンのアーカイブ データベースをホストする場合は、新しいアーカイブ サーバー用の新しいデータベースを作成する必要があります。作成しないと、既存のデータがすべて失われます。
注: |
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パフォーマンス上の理由から、アーカイブ データベースとプールのバックエンド データベースを共存させないことをお勧めします。 |
アーカイブ サーバーには、メッセージ キューとサポートされている SQL データベースが必要です。
このフェーズ中のユーザー エクスペリエンスの詳細については、「フェーズ 4 のユーザー エクスペリエンス」を参照してください。
アーカイブ サーバーのインストール方法の詳細については、「アーカイブ サーバーの展開」を参照してください。
コンプライアンスに厳密に必要なわけではありませんが、環境によっては、コンプライアンス ポリシーの一部として通話詳細記録が必要です。その場合は、Office Communications Server 2007 R2 監視サーバーをインストール、構成、およびアクティブ化する必要があります。詳細については、「監視サーバーの展開」を参照してください。
必要に応じて、既存のレガシ仲介サーバーを新しい監視サーバーに関連付けます。 このタスクを実行するには、スクリプト associate.vbs を使用してリンクを作成する必要があります。この手順は、「共存の問題」で説明しています。