次の方法で共有


TLS または SSL を使用するように POP3 を構成する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-22

ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、TLS (トランスポート層セキュリティ) または SSL (Secure Sockets Layer) を使用するように POP3 (Post Office Protocol Version 3) を構成する方法について説明します。Exchange 2007 の元のリリース (RTM) バージョンでは、TLS または SSL を使用するように POP3 を構成できるのは Exchange 管理シェルのみでした。Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) では、Exchange 管理コンソールを使用しても、TLS または SSL を使用するように POP3 を構成できます。これを行う手順は、このトピックに含まれています。

note注 :
TLS または SSL を使用するように POP3 を構成した後に、POP3 サービスを再起動する必要があります。POP3 サービスを再起動する方法の詳細については、「POP3 サービスを開始および停止する方法」を参照してください。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。

Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Exchange 2007 SP1

Exchange 管理コンソールを使用して TLS または SSL を使用するように POP3 を構成するには、次の操作を行います。

  1. コンソール ツリーで、[サーバーの構成] を展開し、[クライアント アクセス] をクリックします。

  2. 作業ウィンドウで、[POP3 と IMAP4] タブをクリックします。

  3. 作業ウィンドウで [POP3] を選択し、操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。

  4. [POP3 のプロパティ] ページで、[認証] タブをクリックします。

  5. [X.509 証明書の名前] の下にあるボックスに、証明書の名前を入力します。

  6. [適用] をクリックし、次に [OK] をクリックして変更を保存します。

Exchange 管理シェルを使用して TLS または SSL を使用するように POP3 を構成するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Set-PopSettings -server Server01 -X509CertificateName CertificateName01
    

構文およびパラメータの詳細については、「Set-POPSettings」を参照してください。

Exchange 2007 RTM

Exchange 管理シェルを使用して TLS または SSL を使用するように POP3 を構成するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Set-PopSettings -server Server01 -X509CertificateName CertificateName01
    

構文およびパラメータの詳細については、「Set-POPSettings (RTM)」を参照してください。

詳細情報

Exchange 2007 を実行しているコンピュータで TLS または SSL をセットアップする方法の詳細については、「クライアント アクセスのセキュリティの管理」を参照してください。

POP3 プロトコルを管理する方法の詳細については、「POP3 および IMAP4 の管理」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。