POP3 サービスを開始および停止する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-02-16
POP3 (Post Office Protocol Version 3) は、既定では Microsoft Exchange Server 2007 で無効になっています。POP3 を有効にすると、Exchange 2007 はセキュリティで保護されていない POP3 クライアントの通信をポート 110 で、SSL (Secure Sockets Layer) を使用する場合はポート 995 で受信します。
クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている Exchange 2007 コンピュータを使用すると、以下の手順を実行できます。
開始する前に
クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされているコンピュータで以下の手順を実行するには、Local Service アカウントに割り当てられているアクセス許可を持つドメイン アカウントを使用してログオンする必要があります。このアカウントは、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバでもある必要があります。
Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
Microsoft 管理コンソールを使用して POP3 サービスを開始および停止するには、次の操作を行います。
[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。
Microsoft Exchange POP3 サービスを開始するには、結果ウィンドウで [Microsoft Exchange POP3] を右クリックし、[開始] をクリックします。
Microsoft Exchange POP3 サービスを停止するには、結果ウィンドウで [Microsoft Exchange POP3] を右クリックし、[停止] をクリックします。
net start コマンドを使用して POP3 サービスを開始および停止するには、次の操作を行います。
クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている Exchange サーバーで、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
POP3 サービスを開始するには、コマンド プロンプトで「net start MSExchangePOP3」と入力し、Enter キーを押します。
POP3 サービスを停止するには、コマンド プロンプトで「net stop MSExchangePOP3」と入力し、Enter キーを押します。
コマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。
POP3 サービスが実行中であることを確認するには、次の操作を行います。
クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている Exchange サーバーで、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
コマンド プロンプトで「telnet localhost 110」と入力し、Enter キーを押します。Telnet から "+OK Microsoft Exchange 2007 POP3 server ready" というメッセージが返されたら、POP3 は正しく動作しています。
Telnet を終了し、コマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。
詳細情報
- POP3 サービスを管理する方法の詳細については、「POP3 および IMAP4 の管理」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。