Windows Server 2003 でシングル コピー クラスタのディスクの依存関係を構成する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-10-26
ここでは、Windows Server 2003 で実行されているシングル コピー クラスタに適切な物理ディスク リソースの依存関係と、障害設定を構成し、表示する方法について説明します。Windows Server 2008 で実行されているシングル コピー クラスタのストレージ グループとデータベースに適切な物理ディスク リソースの依存関係を構成し、表示する手順の詳細については、「Windows Server 2008 でシングル コピー クラスタのディスクの依存関係を構成する方法」を参照してください。
開始する前に
この手順を実行するには、クラスタが動作可能である必要があります。
次の手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。
- クラスタ化メールボックス サーバーの Exchange 組織管理者の役割
Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
Cluster.exe を使用して物理ディスク リソースの依存性と障害設定を構成するには、次の操作を行います。
コマンド プロンプト ウィンドウを開いて、次のコマンドを実行します。
Cluster <ClusterName> res <DatabaseResourceName> /AddDep:<DiskResourceName>
たとえば、Disk D: という名前のディスク リソースについて、SCCMBX1 という名前のフェールオーバー クラスタにある Microsoft Exchange データベース インスタンスのリソース First Storage Group/Mailbox Database (EXCLUSTER) に対する依存関係を作成するには、次のコマンドを実行します。
Cluster SCCMBX1 res "First Storage Group/Mailbox Database (EXCLUSTER)" /AddDep:"Disk D:"
Microsoft Exchange データベース インスタンスの各リソース、および対応するディスク リソースについて上記のコマンドを繰り返します。
物理ディスク リソースの依存関係を適切に構成したら、ディスク リソースの障害によって別のノードへの CMS のフェールオーバーが発生しないように、物理ディスク リソースのポリシーを構成する必要があります。このポリシーは、CMS グループの各ディスク リソースに対して次のコマンドを実行することにより構成できます。
Cluster <ClusterName> res <DiskResourceName> /prop RestartAction=1
クラスタ アドミニストレータを使用して物理ディスク構成の設定を確認するには、次の操作を行います。
クラスタ アドミニストレータを開きます。
クラスタ名をダブルクリックします。
[リソース] フォルダをダブルクリックします。
ディスク リソースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[詳細設定] タブをクリックします。[グループに適用する] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。[OK] をクリックします。
クラスタ アドミニストレータを使用してデータベースの依存関係を確認するには、次の操作を行います。
クラスタ アドミニストレータを開きます。
クラスタ名をダブルクリックします。
[リソース] フォルダをダブルクリックします。
データベース リソースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[依存関係] タブをクリックします。データベース、ログ、およびシステム ファイルをホストしている物理ディスクが一覧に表示されることを確認します。[OK] をクリックします。
注 : 物理ディスクがこの一覧に表示されるためには、データベースの実際のデータをホストしている必要があります。 注 : 同じ物理ディスク リソースが複数のデータベースから参照される場合があります。 ストレージ グループまたはデータベースのデータにマウント ポイントを使用している場合にのみ、この手順を続行します。それぞれの物理ディスクとの依存関係について、物理ディスク リソースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。この操作を物理ディスク リソースごとに実行してください。[依存関係] タブをクリックします。マウント ポイントをホストする物理ディスクが、依存関係として一覧に表示されることを確認します。[OK] をクリックします。
クラスタ アドミニストレータを使用してデータベースの依存関係を変更するには、次の操作を行います。
クラスタ アドミニストレータを開きます。
クラスタ名をダブルクリックします。
[リソース] フォルダをダブルクリックします。
データベース リソースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[依存関係] タブをクリックします。データベース、ログ、およびシステム ファイルをホストしている物理ディスクが一覧に表示されることを確認します。
注 : 物理ディスクがこの一覧に表示されるためには、データベースの実際のデータをホストしている必要があります。 注 : 同じ物理ディスク リソースが複数のデータベースから参照される場合があります。 情報が誤っている場合は、[変更] をクリックします。矢印ボタンを使用して、正しい物理ディスクを追加し、誤った物理ディスクを削除します。[OK] を 2 回クリックします。
ストレージ グループまたはデータベースのデータにマウント ポイントを使用している場合にのみ、この手順を続行します。それぞれの物理ディスクとの依存関係について、物理ディスク リソースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。この操作を物理ディスク リソースごとに実行してください。[依存関係] タブをクリックします。マウント ポイントをホストする物理ディスクが、依存関係として一覧に表示されることを確認します。
情報が誤っている場合は、[変更] をクリックします。矢印ボタンを使用して、正しい物理ディスクを追加し、誤った物理ディスクを削除します。[OK] を 2 回クリックします。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。