POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセスの IP アドレスとポートを構成する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-08-23
ここでは、Exchange 管理コンソールと Exchange 管理シェルを使用して、POP3 (Post Office Protocol version 3) および IMAP4 (Internet Message Access Protocol version 4rev1) サービスが有効になっている Microsoft Exchange Server 2007 コンピュータ上で既定のポート以外のポートを使用するように Microsoft Exchange を構成する方法について説明します。Exchange 2007 の元のリリース (RTM) バージョンでは、POP3 と IMAP4 アクセス用の IP アドレスとポートは、Exchange 管理シェルを使用してのみ構成できました。Exchange Server 2007 Service Pack 1 (SP1) では、POP3 と IMAP4 アクセス用の IP アドレスとポートを Exchange 管理コンソールでも構成できます。ここではこの手順を説明します。
.gif "note") 注 : |
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| Windows Server 2008 を実行しているコンピュータに Exchange 2007 SP1 が展開されている場合、インターネット プロトコル Version 4 (IPv4) フォーマット、インターネット プロトコル Version 6 (IPv6) フォーマット、または両方のフォーマットの IP アドレスおよび IP アドレスの範囲を入力できます。Windows Server 2008 の既定のインストールでは、IPv4 と IPv6 がサポートされています。Exchange 2007 SP1 での IPv6 アドレスのサポートの詳細については、「Exchange 2007 SP1 および SP2 での IPv6 サポート」を参照してください。 |
| 注 : |
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| POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセス用に IP アドレスとポートを設定した後、POP3 サービスまたは IMAP4 サービスを再起動する必要があります。POP3 サービスおよび IMAP4 サービスを再起動する方法の詳細については、「POP3 サービスを開始および停止する方法」および「IMAP4 サービスを開始および停止する方法」を参照してください。 |
開始する前に
この手順を実行するには、使用するアカウントに Exchange サーバー管理者の役割と、対象サーバーのローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。
アクセス許可、役割の委任、および Exchange を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
Exchange 2007 SP1
Exchange 管理コンソールを使用して、POP3 と IMAP4 の IP アドレスとポートを構成するには、次の操作を行います。
コンソール ツリーで、[サーバーの構成] を展開し、[クライアント アクセス] をクリックします。
作業ウィンドウで、[POP3 と IMAP4] タブをクリックします。
[POP3] または [IMAP4] のいずれかを選択し、操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。
[バインド] タブの [TLS 接続または暗号化されていない接続] で、[追加] をクリックします。
[TLS または暗号化されていない接続の設定] ページの [使用する IP アドレス] で、次の中から選択します。
- サーバーで利用可能なすべての IP アドレスを使用するには、[このサーバーで利用可能な IP アドレスをすべて使用する] オプションを選択します。
- 手動でアドレスを指定するには、[IP アドレスの指定] を選択し、ダイアログ ボックスに IP アドレスを入力します。
[使用するポート] で、[ポート] の横にあるボックスにポート番号を入力するか、既定のポートを使用します。
[OK] をクリックし、この変更を保存します。
Exchange 管理シェルを使用して、POP3 と IMAP4 の IP アドレスとポートを構成するには、次の操作を行います。
SSL (Secure Sockets Layer) を使用する POP3 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-PopSettings -SSLBindings: IPaddress:Port暗号化しない、または TLS (トランスポート層セキュリティ) 暗号化を使用する POP3 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-PopSettings -UnencryptedOrTLS Bindings IPaddress:PortIMAP4 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-ImapSettings -SSLBindings: IPaddress:Port暗号化しない、または TLS 暗号化を使用する IMAP4 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-ImapSettings -UnencryptedOrTLSBindings IPaddress:Port
構文およびパラメータの詳細については、以下のトピックを参照してください。
Exchange 2007 RTM
Exchange 管理シェルを使用して、POP3 と IMAP4 の IP アドレスとポートを構成するには、次の操作を行います。
SSL を使用する POP3 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-PopSettings -SSLBindings: IPaddress:Port暗号化しない、または TLS 暗号化を使用する POP3 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-PopSettings -UnencryptedOrTLSBindings IPaddress:PortIMAP4 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-ImapSettings -SSLBindings: IPaddress:Port暗号化しない、または TLS 暗号化を使用する IMAP4 を使用して Exchange と通信する IP アドレスとポートを設定するには、次のコマンドを実行します。
Set-ImapSettings -UnencryptedOrTLSBindings IPaddress:Port
構文およびパラメータの詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。