Eseutil を使用してローカル連続レプリケーション コピーを確認する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2008-01-15
ここでは、Exchange 管理シェル、コマンドライン バージョンの Microsoft ボリューム シャドウ コピー サービス ツール (VSSAdmin.exe)、および Exchange Server データベース ユーティリティ (Eseutil.exe) を使用して、ローカル連続レプリケーション (LCR) のターゲットの一部であるトランザクション ログとデータベースの物理的な整合性チェックを実行する方法について説明します。
開始する前に
この手順を実行するには、使用するアカウントに、ストレージ グループを含むサーバーに対する Exchange サーバー管理者のアクセス許可が委任されている必要があります。Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
データベースに対して物理的な整合性チェックを実行する前に、確認するファイルが含まれるストレージ グループに対するすべてのトランザクション ログの再生を一時的に中断する必要があります。
手順
LCR コピーを確認するには、次の操作を行います。
検証するデータベースが含まれているストレージ グループ ボリュームに対するすべてのトランザクション ログの再生を中断します。これを実行するには、次の操作を行います。
Exchange 管理シェルを開きます。
次のコマンドを実行してレプリケーションを中断します。
Suspend-StorageGroupCopy -Identity <Server\StorageGroup> -SuspendComment <Comment>
コマンド プロンプト ウィンドウを開いて、%Windows%\System32 フォルダに移動します。次のコマンドを実行し、確認するデータベースを含むボリュームのシャドウ コピーを作成します。
Vssadmin create shadow /for=<Volume>
注 : Volume パラメータは、ローカル ドライブ文字、またはボリューム マウント ポイントを表すドライブ文字である必要があります。 ボリュームのすべてのデータベースについて、トランザクション ログと再生の動作を再開します。これを実行するには、次の操作を行います。
Exchange 管理シェルを開きます。
次のコマンドを実行してレプリケーションを再開します。
Resume-StorageGroupCopy -Identity <Server\StorageGroup>
コマンド プロンプト ウィンドウで、Eseutil.exe が含まれているディレクトリに移動します。既定では、Eseutil.exe は %ProgramFiles%\Microsoft\Exchange Server\bin にあります。
データベースの物理的な整合性を確認するには、次のコマンドを使用します。
Eseutil /k /p20 <Path for VSS Shadow Copy of database>
Eseutil.exe から返される結果に応じて、以下のいずれかを実行します。
- Eseutil.exe によって物理的な破損が存在することが検出された場合は、LCR を無効にし、破損したファイルを削除して、再度ストレージ グループの LCR を有効にします。
- Eseutil.exe によって確認されたファイルに対して何も問題が報告されない場合は、手順 7. に進んでください。
次のコマンドを使用して、シャドウ コピーを削除します。
Vssadmin delete shadows /For=<Volume>
この手順で、ストレージ グループによって使用されるログ ファイルのプレフィックスは、Exchange 管理コンソールでストレージ グループ オブジェクトの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブに表示されます。各 LCR データベース ファイルのパスとファイル名は、Exchange 管理コンソールでデータベース オブジェクトの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [データベース] タブに表示されます。
詳細情報
LCR 構成情報の表示の詳細については、「ローカル連続レプリケーションの構成設定を表示する方法」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。