ユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にする方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2009-04-20
ここでは、クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされ、POP3 (Post Office Protocol Version 3) サービスが有効になっている、Microsoft Exchange Server 2007 を実行しているコンピュータで、ユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にする方法について説明します。Exchange 2007 の元のリリース (RTM) 版では、Exchange 管理シェルを使用してユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にすることしかできませんでした。Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) では、Exchange 管理コンソールを使用して、ユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にすることもできます。ここではこの手順を説明します。
注 : |
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ユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にした後で、POP3 サービスを再起動する必要があります。POP3 サービスを再起動する方法の詳細については、「POP3 サービスを開始および停止する方法」を参照してください。 |
開始する前に
POP3 サービスが有効なコンピュータで以下の手順を実行するには、使用するアカウントに Exchange Server Administrators の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。
アクセス許可、役割の委任、および Exchange 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
Exchange 2007 SP1
Exchange 管理コンソールを使用してユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にするには、次の操作を行います。
コンソール ツリーで、[受信者の構成] を展開し、[メールボックス] をクリックします。
作業ウィンドウで、[POP3 と IMAP4] タブをクリックします。
作業ウィンドウで、[POP3] を選択し、操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。
[<メールボックス名> のプロパティ] ページで、[メールボックスの機能] タブの [POP3] をクリックします。
メールボックス ユーザーに Exchange 2007 への POP3 アクセスを持たせるかどうかに応じて、[有効にする] または [無効にする] をクリックします。
[適用] をクリックし、[OK] をクリックして変更を保存します。
Exchange 管理シェルを使用してユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にするには、次の操作を行います。
ユーザーが POP3 を使用できるようにするには、次のコマンドを実行します。
Set-CASMailbox -Identity <User_E-mail_Address> -PopEnabled $true
ユーザーが POP3 を使用できないようにするには、次のコマンドを実行します。
Set-CASMailbox -Identity <User_E-mail_Address> -PopEnabled $false
構文およびパラメータの詳細については、「Set-CASMailbox」を参照してください。
Exchange 2007 RTM
Exchange 管理シェルを使用してユーザーの POP3 アクセスを有効または無効にするには、次の操作を行います。
ユーザーが POP3 を使用できるようにするには、次のコマンドを実行します。
Set-CASMailbox -Identity <User_E-mail_Address> -PopEnabled $true
ユーザーが POP3 を使用できないようにするには、次のコマンドを実行します。
Set-CASMailbox -Identity <User_E-mail_Address> -PopEnabled $false
構文およびパラメータの詳細については、「Set-CASMailbox (RTM)」を参照してください。
詳細情報
POP3 設定を管理する方法の詳細については、「POP3 および IMAP4 の管理」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。