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ユニファイド メッセージング自動応答の勤務時間外のキー マッピングを有効にする方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-01-24

ここでは、Exchange 管理コンソールおよび Exchange 管理シェルを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージング (UM) の UM 自動応答の勤務時間外のキー マッピングを有効にする方法について説明します。

UM 自動応答を作成した後は、勤務時間外のメイン メニューのプロンプト案内応答として既定のシステム プロンプトが使用され、勤務時間外の案内応答の再生後に発信者に対して流されます。勤務時間外のメイン メニューの既定のプロンプトは、"こちらは Microsoft Exchange 勤務時間外の自動応答です。" となっています。既定ではキー マッピングが定義されないため、発信者が使用できるメニュー オプションはなく、発信者に対して勤務時間外のメイン メニューの既定のプロンプトだけが流されます。

勤務時間外のメイン メニューの既定のプロンプト案内応答を使用し、キー マッピングを定義すると、ユニファイド メッセージングの音声合成 (TTS) エンジンによって勤務時間外のメイン メニューのプロンプトが合成されます。たとえば、"アクセスおよび FAX 番号のご案内は、1 を押してください。勤務時間外のオペレータを呼び出すには、2 を押してください。" のように合成されます。この勤務時間外のメイン メニューのプロンプトを作成するには、2 つのキー マッピングを作成する必要があります。1 つは "アクセスおよび FAX 番号" という名前、もう 1 つは "勤務時間外のオペレータ" という名前です。次に、キー マッピング エントリを構成して、オーディオ ファイルを再生するか、内線番号に転送するか、または別の自動応答に転送します。

勤務時間外のメイン メニューのカスタム プロンプト案内応答を使用することもできます。勤務時間外のメイン メニューのカスタム プロンプト案内応答とは、自動応答のプロパティの [時間] タブで定義した勤務時間外に発信者に対して流される一連のオプションです。たとえば、"Trey Research の本日の業務は終了いたしました。緊急の医療処置が必要な場合は、119 番にかけなおしてください。医師に伝言を残すには、1 を押してください。理学療法士に伝言を残すには、2 を押してください。フロント コーディネータに一般的な伝言を残すには、3 を押してください。勤務時間外のオペレータを呼び出すには、0 を押してください" のようなプロンプトを流すことができます。

発信者が勤務時間外に自動応答メニュー システムを操作できるようにするには、勤務時間外のカスタム メイン メニューのプロンプトの案内応答を作成した後、キー マッピングを構成する必要があります。

note注 :
TTS エンジンが勤務時間外のメイン メニューのプロンプトを合成するのは、既定の案内応答が構成され、キー マッピングが 1 つ以上定義されている場合だけです。勤務時間外のメイン メニューのカスタム プロンプトを使用している場合、TTS エンジンは勤務時間外のメイン メニューのプロンプトを合成しません。

既定では、UM 自動応答を作成するとき、勤務時間外は構成されず、勤務時間外のメイン メニューのプロンプトに対するキー マッピングは定義されません。勤務時間外のメイン メニューのカスタマイズした案内応答およびカスタム プロンプトを正しく構成するには、以下を実行する必要があります。

  1. [時間] タブで、組織の勤務時間外を構成します。
  2. 勤務時間外の案内応答に使用する案内応答ファイルを作成します。
  3. [案内応答] タブで、勤務時間外の案内応答を構成します。
  4. 勤務時間外のメイン メニューのプロンプト案内応答に使用する案内応答ファイルを作成します。
  5. [案内応答] タブで、勤務時間外のメイン メニューのプロンプト案内応答を構成します。
  6. [キー マッピング] タブで、勤務時間外のキー マッピングを有効にして構成します。

キー マッピングを構成する際は、オプションと操作を定義します。音声認識が有効な自動応答を使用しているときに発信者が語句を話した場合や、音声認識が有効でない自動応答を使用しているときに発信者が電話のキーパッドのキーを押した場合は、これらの定義した操作が実行されます。キー マッピングを構成するには、キー マッピング エントリを追加する必要があります。自動応答のキー マッピング エントリを構成する場合、次の作業を行います。

  • 勤務時間外のキー マッピングを有効にします。
  • キー マッピング エントリを追加します。
  • キー マッピング エントリの名前を入力します。
  • [このキーを押す] または [キーを押さない (タイムアウト)] を選択するか、[または、この文字列を読み上げます] ボックスに、発信者が話す語句を入力します。
  • 実行する操作を構成します。
  • オーディオ ファイルを再生します。
  • 内線番号に転送します。
  • 自動応答を実行します。

開始する前に

以下の手順を実行するには、使用するアカウントに Exchange 組織管理者の役割が委任されている必要があります。

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

また、これらの手順を実行する前に、次のことを確認してください。

  • UM ダイヤル プランが作成されている。
  • UM メールボックス ポリシーが作成されている。
  • UM 自動応答が作成されている。

手順

Exchange 管理コンソールを使用して UM 自動応答の勤務時間外のキー マッピングを有効にするには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理コンソールのコンソール ツリーで、[組織の構成] ノードを展開します。

  2. [ユニファイド メッセージング] をクリックします。

  3. 作業ウィンドウで、[UM 自動応答] タブをクリックします。

  4. 変更する自動応答を選択し、操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。

  5. [キー マッピング] タブで、[勤務時間外のキー マッピングを有効にする] を選択し、[追加] をクリックします。

  6. [キー マッピング エントリ] ページで、[名前] ボックスにキー マッピング エントリの名前を入力します。

  7. [ユーザーが次のいずれかを実行した場合] で、次のいずれかのオプションを選択します。

    • [このキーを押す]
    • [キーを押さない (タイムアウト)]
    • [または、この文字列を読み上げます]
  8. [このアクションにより次の操作が開始されます] で、次のいずれかのオプションを選択します。

  9. [OK] をクリックして、このキー マッピング エントリを作成します。

  10. [OK] をクリックし、この変更を保存します。

Exchange 管理シェルを使用して UM 自動応答の勤務時間外のキー マッピングを有効にするには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Set-UMAutoAttendant -Identity MyUMAutoAttendant -AfterHoursKeyMappingEnabled $true -AfterHoursKeyMapping "AfterhoursOperator,12345","Directions,23456"
    

構文およびパラメータの詳細については、「Set-UMAutoAttendant」を参照してください。

詳細情報

UM 自動応答の詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。