POP3 および IMAP4 のセキュリティについて
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-04-05
ここでは、POP3 (Post Office Protocol Version 3) および IMAP4 (インターネット メッセージ アクセス プロトコル Version 4rev1) サービスがインストールされている Microsoft Exchange Server 2007 コンピュータで使用できるセキュリティ設定について説明します。
POP3 クライアントおよび IMAP4 クライアントでの SSL の構成
POP3 クライアントおよび IMAP4 クライアントと、クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている Exchange 2007 サーバー間の通信をセキュリティで保護するためには、SSL (Secure Sockets Layer) の使用を強くお勧めします。既定では、Exchange セットアップで、自己署名入りの SSL 証明書がテスト環境にインストールされます。ただし、クライアントのオペレーティング システムで信頼されている証明機関 (CA) から信頼された SSL 証明書をインストールすることをお勧めします。詳細については、「クライアント アクセスの SSL について」を参照してください。
Exchange 管理シェルを使用して、Exchange 2007 サーバーで POP3 用および IMAP4 用に SSL を構成することができます。
Exchange 管理コンソールを使用して POP3 用および IMAP4 用に SSL を構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
POP3 用および IMAP4 用の認証の構成
POP3 クライアントおよび IMAP4 クライアントを使用する場合、トランスポート層セキュリティ (TLS) 暗号化を使用したり、クライアントとの通信に使用するポートを構成したりするなどの認証オプションを設定できます。POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセスに TLS と SSL を使用する場合、Exchange サーバーは、以下の表にあるポートの一覧を使用してクライアントと通信します。
SSL を使用する場合の POP3 アクセス用および IMAP4 アクセス用のポート
プロトコル | 既定のポート |
---|---|
IMAP4 (SSL を使用) |
993 (TCP) |
IMAP4 (TLS を使用または不使用) |
143 (TCP) |
POP3 (SSL を使用) |
995 (TCP) |
POP3 (TLS を使用または不使用) |
110 (TCP) |
既定では、上記の表の値がクライアントとの通信に使用されます。既定のポートを経由した通信を無効にする場合は、POP3 クライアントおよび IMAP4 クライアントで使用するための他のポートを指定できます。
POP3 の認証を構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
IMAP4 の認証を構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
詳細情報
POP3 と IMAP4 を管理する方法の詳細については、「POP3 および IMAP4 の管理」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。