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ノードおよびディスク マジョリティのクォーラムを構成する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-08-08

ここでは、フェールオーバー クラスタ管理ツールを使用して、フェールオーバー クラスタのクラスタ クォーラムを構成する方法について説明します。クラスタに両方のノードを追加した後でクラスタ ネットワーク コンポーネントを構成したら、フェールオーバー クラスタのクォーラムを構成する必要があります。具体的には、ノードおよびディスク マジョリティのクォーラムを使用するようにクラスタを構成することをお勧めします。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • クラスタ内の両方のノードにおけるローカルの Administrators グループのメンバシップ
  • クラスタのフル コントロール アクセス許可

Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

フェールオーバー クラスタ管理ツールを使用してノードおよびディスク マジョリティのクォーラムを構成するには、次の操作を行います。

  1. フェールオーバー クラスタ管理ツールを開きます。

  2. クラスタ ノードを右クリックし、[他の操作] を選択して [クラスタ クォーラム設定の構成] を選択します。クラスタ クォーラムの構成ウィザードが開始されます。

  3. クラスタでこのウィザードを今回初めて実行した場合は、[開始する前に] ページが表示されます。以後のウィザード使用時にこのページを非表示にするオプションがあるため、代わりに [クォーラム構成の選択] ページが最初に表示されることがあります。[開始する前に] ページが表示された場合は、そのページの内容を読み、[次へ] をクリックして続行します。

  4. [クォーラム構成の選択] ページで、[ノードおよびディスク マジョリティ (現在のノード数に対して推奨)] を選択し、[次へ] をクリックします。

  5. [記憶域監視の構成] ページで、ディスク監視として割り当てる記憶域ボリューム (ディスク) を選択します。選択できるディスクは 1 つだけです。ディスク監視は、以前のバージョンの Windows フェールオーバー クラスタにあったクォーラム リソースと同等です。ディスクを選択したら、[次へ] をクリックします。

  6. [確認] ページで、適用しようとしている構成変更の内容が正しいことを確認します。変更を加える必要がある場合は、[前へ] をクリックして前のページに移動し、必要な訂正を行います。それ以外の場合は、[次へ] をクリックしてノードおよびディスク マジョリティのクォーラムを構成します。

  7. 構成した変更の進捗状況は、[クラスタ クォーラム設定の構成] ページに表示されます。構成変更が正常に完了したら、[概要] ページが表示されます。

  8. [概要] ページで詳細を確認します。[終了] をクリックし、クラスタ クォーラムの構成ウィザードを閉じます。

    クラスタ クォーラムが構成されたら、Exchange 2007 をインストールする前にクラスタを検証することをお勧めします。クラスタを検証する手順の詳細については、「シングル コピー クラスタのフェールオーバー クラスタの構成を検証する方法」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。