次の方法で共有


シングル コピー クラスタのフェールオーバー クラスタの構成を検証する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-08-20

ここでは、フェールオーバー クラスタにシングル コピー クラスタ (SCC) を展開する前に、フェールオーバー クラスタ管理ツールを使用して Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタの構成を検証する方法について説明します。

開始する前に

この手順を実行するには、クラスタ内の各ノードで、使用するアカウントにローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

次の手順では、テストを実行している間、フェールオーバー クラスタ全体がオフラインになります。このフェールオーバー クラスタでクラスタ化メールボックス サーバーまたはその他のクラスタ化されたサービスやアプリケーションをホストしている場合は、検証中に発生するサービスの中断を最小限に抑えるため、ピーク時間外に検証を実行することをお勧めします。

手順

フェールオーバー クラスタ管理ツールを使用してフェールオーバー クラスタを検証するには、次の操作を行います。

  1. フェールオーバー クラスタ管理ツールを開きます。

  2. 操作ウィンドウで、[構成の検証] を選択します。構成の検証ウィザードが開始されます。

  3. クラスタでこのウィザードを今回初めて実行した場合は、[開始する前に] ページが表示されます。以後のウィザード使用時にこのページを非表示にするオプションがあるため、代わりに [サーバーまたはクラスタの選択] ページが最初に表示されることがあります。[開始する前に] ページが表示された場合は、そのページの内容を読み、[次へ] をクリックして続行します。

  4. [サーバーまたはクラスタの選択] ページの "名前を入力" フィールドに記入します。これは、クラスタ内のノードのホスト名または完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力するか、クラスタ自体の名前を入力するか、[参照] をクリックしてクラスタ内のノード、またはクラスタ自体を選択することによって指定できます。

  5. [追加] をクリックしてノードまたはクラスタを追加します。使用する名前とは無関係に、クラスタ内の両方のノードが "選択されたサーバー" フィールドに追加されます。続行するには、[次へ] をクリックします。

  6. [テスト オプション] ページで、[すべてのテストを実行する (推奨)] を選択し、[次へ] をクリックします。

  7. [記憶域の状態の確認] ページに、オンラインになっているためディスク マジョリティ リソースをホストするディスクをテストできないことが示されます。[関連付けられているディスクをテストできるように一覧のサービスまたはアプリケーションをオフラインにする] のオプションを選択し、[次へ] をクリックします。

  8. [確認] ページで各テストの詳細を確認し、検証を開始する準備ができたら、[次へ] をクリックします。テストを実行している間、テストの進行に従って [検証中] ページに状態情報が表示されます。また、個々のテストの結果も表示されます。

  9. テストが完了すると、[概要] ページが表示されます。このページには、検証テストの結果と、各テストの間に収集された情報に関する詳細が表示されます。検証結果に一覧表示されたエラーや警告は、できるだけ早期に、クラスタ化メールボックス サーバーをクラスタに導入する前に調査して解決してください。

  10. [レポートの表示] をクリックし、既定の Web ブラウザにレポートを表示します。レポートは Web アーカイブ (.mht) 形式で表示されます。[完了] をクリックし、ウィザードを閉じます。

構成の検証ウィザードの詳細については、フェールオーバー クラスタ管理ツールのヘルプを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。