UM 自動応答のプロパティの表示または構成
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2011-03-19
ユニファイド メッセージング自動応答を作成した後で、さまざまな設定を表示または構成できます。たとえば*、*自動応答に関連付けられる内線番号を追加、削除、および編集することができます。また、自動応答の自動音声認識 (ASR) を有効または無効にし、勤務時間内用および勤務時間外用に使用する案内応答を変更することもできます。
UM 自動応答に関連する他の管理タスクについては、「UM 自動応答の管理」を参照してください。
前提条件
UM ダイヤル プランが作成されている。詳細な手順については、「UM ダイヤル プランの作成」を参照してください。
UM 自動応答が作成されている。詳細な手順については、「UM 自動応答の作成」を参照してください。
実行内容
EMC を使用して UM 自動応答プロパティを表示または構成する
シェルを使用して UM 自動応答プロパティを構成する
シェルを使用して UM 自動応答プロパティを表示する
EMC を使用して UM 自動応答プロパティを表示または構成する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM 自動応答」。
コンソール ツリーで、[組織の構成] > [ユニファイド メッセージング] にアクセスします。
作業ウィンドウで、[UM 自動応答] タブをクリックして、構成する UM 自動応答を選択します。
操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。
UM 自動応答に関する表示専用の情報を表示したり、UM 自動応答の管理タスクを実行したりするには、以下のように [全般] タブを使用します。
[状態] このフィールドには、UM 自動応答が有効であるか無効であるかが表示されます。自動応答を有効または無効にするには、[全般] タブを閉じ、操作ウィンドウ コマンドを使用して自動応答を有効または無効にします。
[関連付けられたダイヤル プラン] このフィールドには、自動応答に関連付けられた UM ダイヤル プランが表示されます。自動応答を作成した後で、自動応答に関連付けられているダイヤル プランを変更することはできません。自動応答に異なるダイヤル プランを関連付ける必要がある場合は、ダイヤル プランを削除し、再作成した適切なダイヤル プランを自動応答に関連付ける必要があります。
[最終変更日時] このボックスには、自動応答の設定が最後に変更された日付および時刻が表示されます。
[パイロット ID 一覧] 電話がかかってきたときに発信者を自動応答に案内する内線番号またはパイロット番号を入力するには、このボックスを使用します。既定では、自動応答の作成時に内線番号は構成されません。
入力する内線番号またはパイロット番号の桁数は、UM 自動応答に関連付けられている UM ダイヤル プランで構成されている内線番号の桁数に一致している必要があります。このボックスにセッション開始プロトコル (SIP) アドレスを追加することもできます。SIP アドレスは、一部の IP 構内交換機 (PBX) によって使用されます。
内線番号またはパイロット番号を指定せずに新しい自動応答を作成することもできます。内線番号は必須ではありません。内線を追加するには、このボックスに番号を入力し、[追加] をクリックします。複数の番号を自動応答に関連付けることができます。また、既存の内線番号を編集または削除することも可能です。既存の内線番号を編集するには、[編集] をクリックします。既存の内線番号を一覧から削除するには、[削除] をクリックします。
[自動応答の音声認識を有効にする] 発信者が自動応答用の音声ガイダンスに言葉で応答してメニュー システム内を移動できるようにするには、このオプションを使用します。既定では、自動応答の作成時には、自動応答の音声認識は有効ではありません。
音声認識を有効にせずに UM 自動応答を作成する場合、UM 自動応答の新規作成ウィザードを終了した後に、EMC またはシェルを使用して音声認識を有効にできます。自動応答を新規作成した後に自動応答のプロパティを表示し、このオプションを有効にします。
[次の DTMF フォールバックの自動応答を使用する] UM 自動応答でデュアルトーン多重周波数 (DTMF) フォールバック自動応答を使用できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。DTMF フォールバック自動応答は、[自動応答の音声認識を有効にする] オプションが選択されている場合にのみ、使用できます。まず DTMF フォールバック自動応答を作成し、次に [参照] をクリックして適切な DTMF 自動応答を検索する必要があります。
DTMF フォールバック自動応答は、UM 音声認識自動応答が発信者からの音声入力を理解または認識できないときに使用されます。DTMF 自動応答が使用された場合、発信者は DTMF 入力を使用してメニュー システム内を移動したり、ユーザーの名前を綴ったり、独自のメニュー音声ガイダンスを使用したりする必要があります。発信者は、この自動応答内を音声コマンドで移動することはできません。
DTMF フォールバック自動応答を構成しない場合は、自動応答でオペレーターの内線番号を構成することをお勧めします。オペレーターの内線番号を構成しない場合、発信者が音声認識自動応答を使用し、システムが発信者の音声入力を認識できないときに、発信者はシステム内を移動できず、オペレーターにも転送されなくなります。
必須ではありませんが、音声認識自動応答と同じ構成になるように DTMF フォールバック自動応答を構成することをお勧めします。DTMF フォールバック自動応答の音声認識を有効にしないでください。
[自動応答のディレクトリ参照を有効にする] UM 自動応答で、発信者のディレクトリの名前を参照できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。既定では、この設定は有効になっています。この設定を無効にすると、発信者はタッチトーンや音声コマンドを使用して特定の個人のディレクトリを検索できません。
現在の UM 自動応答の録音済み案内応答を管理するには、自動応答の [プロパティ] シートの [案内応答] タブを使用します。勤務時間内用および勤務時間外用に、既定の案内応答または事前に録音済みのカスタムの案内応答を選択できます。次を構成できます。
[勤務時間の案内応答] これが、組織の勤務時間内に発信者が自動応答を呼び出したときに再生される最初の案内応答です。既定では、"こちらは Exchange 自動応答です" というシステム プロンプトが使用されます。この案内応答は、組織の勤務時間内に再生されます。勤務時間は、自動応答の [時間] タブで構成します。
この案内応答を、"Woodgrove Bank にお電話いただきありがとうございます" などの各企業を表すものにカスタマイズできます。勤務時間内のカスタマイズされた案内応答を構成するには、[変更] をクリックし、事前に録音済みのカスタムの案内応答ファイルを選択します。次を選択できます。
[既定のグリーティングを使用] このオプションを使用して、発信者に対する勤務時間内の既定のグリーティングの再生を有効にします。既定では、このオプションは有効になっています。
[カスタムの案内応答ファイルの使用] 発信者に対する勤務時間内のカスタムの案内応答ファイルの再生を有効にする場合に、このオプションを使用します。[参照] をクリックして、事前に録音済みの勤務時間内のカスタムの案内応答ファイルを見つけます。
[勤務時間外の案内応答] これが、組織の勤務時間外に発信者が自動応答を呼び出したときに再生される最初の案内応答です。既定では、勤務時間は構成されていません。したがって、勤務時間外の既定の案内応答はありません。自動応答の [時間] タブで勤務時間を構成できます。
この案内応答を、"Woodgrove Bank にお電話いただきありがとうございます。本日の営業は終了いたしました" などの各企業を表すものにカスタマイズできます。勤務時間内のカスタマイズされた案内応答を構成するには、[変更] をクリックし、事前に録音済みのカスタムの案内応答ファイルを選択します。
組織の勤務時間外に発信者が自動応答を呼び出したときに再生される最初の案内応答です。既定では、勤務時間は構成されていないため、勤務時間外の既定の案内応答はありません。ただし、次のような、企業に固有のカスタマイズした勤務時間外の案内応答を指定することもできます。"Contoso, Ltd. にお電話いただきありがとうございます。本日の営業は終了いたしました。弊社の営業時間は、月曜から金曜の午前 8 時から午後 5 時までです"。次を選択できます。
[既定のグリーティングを使用] 自動応答に勤務時間のスケジュールが構成されている場合に、このオプションを使用して、発信者に対する勤務時間外の既定のグリーティングの再生を有効にします。既定では、このオプションは有効になっています。
[カスタムの案内応答ファイルの使用] 発信者に対する勤務時間外のカスタムの案内応答ファイルの再生を有効にする場合に、このオプションを使用します。[参照] をクリックして、事前に録音済みの勤務時間外のカスタムの案内応答ファイルを見つけます。
[情報アナウンス] これが有効になっていると、勤務時間内または勤務時間外の案内応答の直後に、このオプションの録音が再生されます。情報アナウンスでは、たとえば "弊社の営業時間は、月曜から金曜の午前 8 時 30 分から午後 5 時 30 分までと、土曜日の午前 8 時 30 分から午後 1 時までです" のように、組織の勤務時間を伝えることができます。さらに、たとえば "トレーニングのために通話が監視される場合があります" のように、企業のセキュリティ ポリシーに準拠するために必要な情報を提供することもできます。発信者がすべての情報アナウンスを聞くことが重要な場合は、情報アナウンスを中断できないように設定できます。
既定では、UM ダイヤル プランおよび UM 自動応答には構成済みの情報アナウンスはありません。以下のオプションを使用して、情報アナウンスを有効にし、組織に固有のカスタム オーディオ ファイルを使用します。使用する録音は、既に .wav ファイルとして録音されている必要があります。次を選択できます。
[アナウンスを無効にする] このオプションを使用して、情報アナウンスを無効にします。既定では、このオプションが構成されています。
[情報アナウンス ファイル] 発信者に対する情報アナウンスの再生を有効にする場合に、このオプションを使用します。[参照] をクリックして、事前に録音済みのカスタム情報アナウンス ファイルを見つけます。
[情報アナウンスの中断を許可する] このオプションを使用して、発信者による情報アナウンスの中断を有効にします。情報アナウンスが長い場合は、このオプションを有効にすることをお勧めします。情報アナウンスが長く、しかもそのアナウンスを中断して UM ダイヤル プランまたは UM 自動応答が提供するオプションにアクセスすることができない場合、発信者に不満が生じる可能性があります。
[勤務時間メイン メニュー プロンプト] 自動応答の勤務時間のメイン メニューのプロンプトとは、[時間] タブで定義した勤務時間内に発信者に対して流される一連のオプションのことです。たとえば、"テクニカル サポートにご用の方は 1 を押すか "1" とお話しください。コーポレート オフィスまたは管理部にご用の方は 2 を押すか "2" とお話しください。営業部にご用の方は 3 を押すか "3" とお話しください" などです。
勤務時間内のメイン メニューのプロンプトを有効にするには、以下の手順を実行します。
自動応答の [プロパティ] シートにある [時間] タブを使用して、組織の勤務時間帯を設定します。勤務時間であれば、発信者に対しては、既定の勤務時間のグリーティングまたはカスタマイズしたグリーティング、および勤務時間のメイン メニューのプロンプト ([キー マッピング] タブで適切な勤務時間のキー マッピングが構成されている場合) が応答します。次を構成できます。
[勤務時間] この一覧を使用して標準スケジュールを選択するか、[カスタマイズ] をクリックして独自のユーザー定義スケジュールを作成します。[常時実行する] は、既定の設定です。
勤務時間がシステム定義のスケジュールのいずれかと少し違うだけの場合は、スケジュールを選択し、[カスタマイズ] をクリックして勤務時間のスケジュールを調整できます。
[タイム ゾーンの選択] タイム ゾーンを選択するにはこの一覧を使用します。スケジュールを設定するときは、自動応答に関連付けられたダイヤル プランが複数のタイム ゾーンに対応しているかどうかを検討します。
既定では、ユニファイド メッセージング サーバーの役割がインストールされているローカル サーバー システムの時刻によって、タイム ゾーンは構成されています。
[祝日のスケジュール] 祝日のため 00:00 ~ 23:59 の間 (午前 12 時から午後 11 時 59 分まで) 組織がクローズする日を定義するには、[祝日のスケジュール] を使用します。[祝日の選択] ダイアログ ボックスで指定した時間帯に自動応答に接続された発信者には、定義したカスタムの応答案内のオーディオ ファイルが再生されます。祝日のスケジュールを構成する場合は、[祝日の開始日] と [祝日の終了日] も定義する必要があります。
UM 自動応答にダイヤルした発信者が使用できる機能を定義するには、自動応答の [プロパティ] シートの [機能] タブを使用します。たとえば、発信者が自動応答に電話をかけたときに使用される言語や、発信者がプロパティ シートに定義されているオペレーターの内線番号を転送で呼び出す機能などの、自動応答機能を構成できます。次を構成できます。
[会社名] 会社名を入力するには、このボックスを使用します。既定では、会社名は入力されていません。このボックスに会社名を入力すると、既定の案内応答に代わりに、会社名を使ったプロンプトが発信者に再生されます。
[勤務地] 勤務地を入力するには、このボックスを使用します。既定では、勤務地は入力されていません。このボックスに勤務地を入力すると、発信者に対して勤務地が再生されます。
[言語] 自動応答につながったときに再生されるメッセージの言語を選択するには、この一覧を使用します。既定の言語は、Microsoft Exchange Server 2010 のインストール時に決定されます。既定では、ユニファイド メッセージング サーバーの役割をインストールした場合は、「U.S. English」が使用されます。これは、自動応答では UM ダイヤル プランの言語設定が使用されるためです。他の言語オプションを使用できるようにするには、必要な言語の UM 言語パックをインストールする必要があります。UM 言語パックをインストールする方法の詳細については、「ユニファイド メッセージング言語パックの UM サーバーへのインストール」を参照してください。
自動応答に関連付けられている UM ダイヤル プランで選択されている言語以外の言語を選択することも可能ですが、ダイヤル プランの言語設定と自動応答の言語設定を一致させることをお勧めします。言語設定が一致しない場合、発信者がダイヤル プランで定義されている内線番号に電話をかけたときに提供されるプロンプトと、自動応答に関連付けられている内線番号に電話をかけたときに提供されるプロンプトが、別の言語になります。
この一覧で選択された言語は、発信者が UM 自動応答のプロパティで定義されている内線番号に電話をかけたときに使用されます。
[オペレーターの内線番号] オペレーターを呼び出すために使用する内線番号を入力するには、このボックスを使用します。この内線番号を使用して発信者を人間のオペレーターにつないだり、UM が有効なメールボックスに接続したり、この内線番号を外部の電話番号に転送したりするように構成することも可能です。既定では、このボックスにはオペレーターの内線番号は含まれていません。
[ユーザーへの転送を発信者に許可する] ユーザーが通話を転送できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。既定では、このオプションは有効になっており、ダイヤル プランに関連付けられているユーザーは同じ UM ダイヤル プラン内のユーザーに呼び出しを転送できます。このチェック ボックスをオンにすると、このページの [発信者は次の連絡先に連絡できます] セクションにある適切なオプションを選択して、発信者が呼び出を転送できるユーザーのグループを設定できます。
このチェック ボックスをオフにし、[音声メッセージの送信を発信者に許可する] チェック ボックスをオフにした場合は、[発信者は次の連絡先に連絡できます] にあるオプションもオフになります。
[音声メッセージの送信を発信者に許可する] 発信者がユーザーに音声メッセージを送信できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。既定では、このオプションは有効になっており、ダイヤル プランに関連付けられたユーザーは同じ UM ダイヤル プラン内のユーザーに音声メッセージを送信できます。このチェック ボックスをオンにすると、このページの [発信者は次の連絡先に連絡できます] セクションにある適切なオプションを選択することにより、発信者が音声メッセージを送信できるユーザーのグループを設定できます。
このチェック ボックスをオフにし、[ユーザーへの転送を発信者に許可する] チェック ボックスをオフにした場合は、[発信者は次の連絡先に連絡できます] にあるオプションもオフになります。
このオプションを無効にすると、自動応答は、システム プロンプトで発信者に音声メッセージを送信するように案内しなくなります。
[発信者は次の連絡先に連絡できます] これらのオプションを使用すると、使用するユーザーのグループを指定できます。既定では、[ダイヤル プラン内のユーザー] オプションが選択されます。ただし、ユーザーのグループを変更し、グローバル アドレス一覧 (GAL) に含まれているユーザーや、カスタム アドレス一覧に登録されている特定のユーザーのセットを対象に、発信者が呼び出しを転送したり、音声メッセージを送信したりできるようにすることが可能です。この設定に使用するオプションは次のとおりです。
[ダイヤル プラン内のユーザー] UM 自動応答に接続した発信者が、UM 自動応答に関連付けられているダイヤル プラン内のユーザーを検索して連絡できるようにするには、このオプションを選択します。
[既定のグローバル アドレス一覧内の任意のユーザー] UM 自動応答に接続した発信者が、GAL に登録されている任意のユーザーを検索して連絡できるようにするには、このオプションを選択します。これには、メールボックスが有効なすべてのユーザーが含まれます。
[アドレス一覧内の任意のユーザー] UM 自動応答に接続した発信者が、定義済みのカスタム アドレス一覧に登録されているユーザーを検索して連絡できるようにするには、このオプションを選択します。これには、メールボックスが有効なすべてのユーザーが含まれます。
重要
[すべてのアドレス一覧] コンテナーは、空のコンテナー オブジェクトであり、GAL コンテナーとは異なります。カスタム アドレス一覧を参照するときに [すべてのアドレス一覧] コンテナーを選択すると、発信者が連絡できる UM が有効なユーザーはいません。組織内のすべてのアドレス一覧を選択するには、[既定のグローバル アドレス一覧内の任意のユーザー] オプションを選択してください。
[名前一致による選択方法] UM 自動応答の名前一致による選択方法を選択するには、この一覧を使用します。名前一致による選択方法は、名簿内に同じ名前のユーザーが複数存在するときに使用されます。これは、あいまいさ排除フィールドとも呼ばれます。この設定をこのプロパティ シートで構成するか、自動応答の既定の設定をそのままにして、この設定をダイヤル プランで構成することができます。
既定では、自動応答はダイヤル プランを継承するように設定されます。ただし、既定では、自動応答は同じ名前を持つ複数のユーザーのあいまいさを排除することはできません。これは、ダイヤル プランの [名前一致による選択方法] の既定の設定が [なし] であるためです。
次のいずれかの方法を選択します。これらの方法では、発信者が組織内の適切なユーザーを選択するのに役立つ項目を追加します。
[役職] 自動応答で一致するユーザーを示すときに各ユーザーの役職を含めるには、このオプションを選択します。
[部署] 自動応答で一致するユーザーを示すときに各ユーザーの部署を含めるには、このオプションを選択します。
[場所] 自動応答で一致するユーザーを示すときに各ユーザーの場所を含めるには、このオプションを選択します。
[なし] 一致するユーザーを示すときに追加の情報を含めないようにするには、このオプションを選択します。
[エイリアスを確認] 自動応答で発信者にユーザーのエイリアスを要求するには、このオプションを選択します。
[ダイヤル プランから継承] 自動応答に関連付けられているダイヤル プランの既定の設定を自動応答で使用するには、このオプションを選択します。
[勤務時間内のオペレーターへの転送を許可する] 発信者が、このプロパティ シートの [オペレーターの内線番号] ボックスに設定されている内線番号を使用して、勤務時間内に人間のオペレーターに呼び出しを転送できるようにするには、このチェック ボックスをオンします。既定では、このオプションは無効になっています。
このチェック ボックスをオンにして、発信者が勤務時間内にメニュー プロンプトや名簿検索を使用して目的の人物を検索できなかった場合に、音声メッセージを残したり、人間のオペレーターに接続したりできるようにすると便利です。このオプションを有効にした後で、監視対象の UM が有効なメールボックスのオペレーターの内線番号を構成します。発信者が音声メッセージを残したり、その内線番号の人間のオペレーターが発信者を手助けすることができるようになります。
[勤務時間外のオペレーターへの転送を許可する] 発信者が、このプロパティ シートの [オペレーターの内線番号] ボックスに設定されている内線番号を使用して、勤務時間外に人間のオペレーターに呼び出しを転送できるようにするには、このチェック ボックスをオンします。既定では、このオプションは無効になっています。
このチェック ボックスをオンにして、発信者が勤務時間外にメニュー プロンプトや名簿検索を使用して目的の人物を検索できなかった場合に、音声メッセージを残したり、人間のオペレーターに接続したりできるようにすると便利です。このオプションを有効にした後で、監視対象の UM が有効なメールボックスに設定されているオペレーターの内線番号を構成します。発信者が音声メッセージを残したり、その内線番号の人間のオペレーターが発信者を手助けすることができるようになります。
発信者が UM 自動応答につながったときに押すことができる電話キーを定義するには、自動応答の [プロパティ] シートの [キー マッピング] タブを使用します。勤務時間内用と勤務時間外用に別個のキー マッピングを定義できます。キー マッピングは、9 個ものエントリから成るテーブル内の 1 つのエントリとして定義されます。0 キーは、オペレーターへの転送用に予約されています。
たとえば、勤務時間内に使用されるキー マッピングは、通話を人間のオペレーターまたは受付につながる別の内線番号に転送できるように定義します。勤務時間外の場合は、別の内線番号に転送するオプションは使用できず、発信者が音声メッセージを残せるよう、通話を UM が有効になっているメールボックスに転送できるように定義します。次を構成できます。
[勤務時間のキー マッピングを有効にする] 勤務時間内に使用される特定のキー マッピングを有効にするには、このチェック ボックスをオンにします。勤務時間内のキー マッピングを有効にすると、勤務時間内用の新しいキー マッピングを追加できます。
[勤務時間外のキー マッピングを有効にする] 勤務時間外に使用される特定のキー マッピングを有効にするには、このチェック ボックスをオンにします。勤務時間外のキー マッピングを有効にすると、勤務時間外用の新しいキー マッピングを追加できます。
キー マッピング エントリの構成の詳細については、「UM 自動応答のキー マッピング エントリを構成する」を参照してください。
UM 自動応答に電話をかける発信者向けのダイヤル情報を設定するには、UM の自動応答プロパティの [ダイヤルの制限] タブを使用します。自動応答は音声プロンプトの集合であり、Exchange 2010 ユニファイド メッセージングを備えた組織に電話をかけた発信者に対して、人間のオペレーターではなく音声プロンプトが応答します。これらの設定を使用して、自動応答から接続可能な内線番号を制御したり、自動応答に電話をかけた発信者がダイヤル可能な電話番号を制御したりすることができます。次を構成できます。
[同じダイヤル プラン内のユーザーの呼び出しを許可する] 自動応答に電話をかけたユーザーが、自動応答と同じダイヤル プランに関連付けられている、UM が有効なユーザーに関連付けられた内線番号に通話したり、呼び出しを転送できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。既定では、この設定は有効になっています。
この設定が無効な場合、自動応答に電話をかけたユーザーは、UM が有効ではないユーザーや UM が有効なユーザーに関連付けられていないその他の内線番号に、電話をかけたり、呼び出しを転送することができません。ユーザーは、自動応答と同じダイヤルプランに関連付けられている UM が有効なユーザーに、呼び出しを転送することができません。これは、[内線の呼び出しを許可する] 設定が既定で有効になっているためです。
[内線の呼び出しを許可する] この設定が無効な場合、自動応答に電話をかけたユーザーは、UM が有効ではないユーザーや UM が有効なユーザーに関連付けられていないその他の内線番号に、電話をかけることができません。ただし、UM が有効なユーザーに関連付けられた内線番号には、電話をかけたり転送したりすることができます。これは、[同じダイヤル プラン内のユーザーの呼び出しを許可する] 設定が既定で有効になっているためです。[内線の呼び出しを許可する] 設定は、既定で有効になっています。
この設定が有効な場合、自動応答に電話をかけたユーザーは、UM が有効ではないユーザー、UM が有効なユーザーに関連付けられていないその他の内線番号、および UM が有効なユーザーに電話をかけることができます。これは、[同じダイヤル プラン内のユーザーの呼び出しを許可する] 設定が既定で有効になっているためです。
UM が有効ではないユーザーも含まれている環境で、この設定を有効にすることができます。また、この設定は、自動応答に構成されている電話番号に電話をかけるユーザーが、UM が有効なユーザーに関連付けられていない内線番号に電話をかけられるようにする必要がある場合にも便利です。
[許可される国/地域内ルール グループをダイヤル プランから選択する] 許可される国内/地域通話用のダイヤル情報グループを追加または削除するには、このセクションを使用します。既定では、UM 自動応答に構成されている国内/地域通話用のダイヤル情報グループはありません。
国内/地域通話用のダイヤル情報グループは、UM 自動応答にダイヤルしたユーザーがダイヤルできる国内または地域内の電話番号を許可または制限するために使用されます。これにより、不要なまたは許可されていない電話の呼び出しと電話料金を防止することができます。
国内/地域通話用のダイヤル情報グループを追加するには、まず、UM 自動応答に関連付けられているダイヤル プランに適切な国内/地域通話用のダイヤル情報グループを作成し、次に、そのダイヤル情報グループに適切なダイヤル情報のエントリを追加する必要があります。ダイヤル プランに必要なダイヤル情報グループを作成した後、UM 自動応答の [ダイヤルの制限] タブにあるダイヤルの制限の一覧に、このダイヤル情報グループを追加する必要があります。
国内/地域通話用のダイヤル情報グループは、ユニファイド メッセージング サーバーで、国内または地域内の電話番号へのアクセスを許可または制限するために使用できます。これは、自動応答に電話をかけたすべてのユーザーに適用されます。
[許可される国際ルール グループをダイヤル プランから選択する] 許可される国際通話用のダイヤル情報グループを追加または削除するには、このセクションを使用します。既定では、UM 自動応答に構成されている国際通話用のダイヤル情報グループはありません。
国際通話用のダイヤル情報グループは、UM 自動応答にダイヤルしたユーザーがダイヤルできる国外または地域外の電話番号を許可または制限するために使用されます。これにより、不要なまたは許可されていない電話の呼び出しと電話料金を防止することができます。
国際通話用のダイヤル情報グループを追加するには、まず、UM 自動応答に関連付けられているダイヤル プランに適切な国際通話用のダイヤル情報グループを作成し、次に、そのダイヤル情報グループに適切なダイヤル情報のエントリを追加する必要があります。ダイヤル プランに必要なダイヤル情報グループを作成した後、UM 自動応答の [ダイヤルの制限] タブにあるダイヤルの制限の一覧に、このダイヤル情報グループを追加する必要があります。
国際ダイヤル情報グループは、ユニファイド メッセージング サーバーで、国外または地域外の電話番号へのアクセスを許可または制限するために使用できます。これは、自動応答に電話をかけたすべてのユーザーに適用されます。
送信ダイヤルの詳細については、「アウトダイヤルについて」を参照してください。
シェルを使用して UM 自動応答プロパティを構成する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM 自動応答」。
この例では、MySpeechEnabledAA
という名前の UM 自動応答を MyDTMFAA
にフォールバックするように構成し、オペレーターの内線番号を 50100 に設定し、勤務時間外はこの内線番号への転送を有効にします。
Set-UMAutoAttendant -Identity MySpeechEnabledAA -DTMFFallbackAutoAttendant MyDTMFAA -OperatorExtension 50100 -AfterHoursTransferToOperatorEnabled $true
この例では、MyUMAutoAttendant
という名前の UM 自動応答を以下のように構成します。勤務時間を、日曜日は 10:45 ~ 13:15 (午前 10 時 45 分 ~ 午後 1 時 15 分)、月曜日は 09:00 ~ 17:00 (午前 9 時 ~ 午後 5 時)、土曜日は 09:00 ~ 16:30 (午前 9 時 ~ 午後 4 時 30 分) に設定し、休業時間およびそれに関連する案内応答を、2010 年 1 月 2 日は "新年明けましておめでとうございます"、2010 年 4 月 24 日 ~ 28 日は "工事のため閉鎖中です" に設定します。
Set-UMAutoAttendant -Identity MyUMAutoAttendant -BusinessHoursSchedule 0.10:45-0.13:15,1.09:00-1.17:00,6.09:00-6.16:30 -HolidaySchedule "New Year,newyrgrt.wav,1/2/2010","Building Closed for Construction,construction.wav,4/24/2010,4/28/2010"
構文およびパラメーターの詳細については、「Set-UMAutoAttendant」を参照してください。
シェルを使用して UM 自動応答プロパティを表示する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM auto attendants (UM 自動応答)」。
この例は、Active Directory フォレスト内のすべての UM 自動応答の書式化された一覧を返します。
Get-UMAutoAttendant | Format-List
この例では、MyUMAutoAttendant という名前の UM 自動応答のプロパティを表示します。
Get-UMAutoAttendant -Identity MyUMAutoAttendant
構文およびパラメーターの詳細については、「Get-UMAutoAttendant」を参照してください。
その他のタスク
ユニファイド メッセージング自動応答プロパティを構成した後で、次の操作も実行できます。
詳細情報
© 2010 Microsoft Corporation.All rights reserved.