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メールボックスの作成

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2013-04-15

メールボックスは、Exchange 組織内のインフォメーション ワーカーが使用する最も一般的な受信者の種類です。各メールボックスは Active Directory ユーザー アカウントに関連付けられます。ユーザーは、メールボックスを使用してメッセージを送受信したり、メッセージ、予定、タスク、メモ、およびドキュメントを保存したりすることができます。会議室および備品などのリソースに対してメールボックスを作成することもできます。メールボックスは、組織内のユーザーのための主要なメッセージングおよびコラボレーション ツールです。メールボックスの詳細については、「受信者について」を参照してください。

メールボックスに関連する他の管理タスクについては、「ユーザーのメールボックスの管理」を参照してください。

実行内容

  • EMC を使用してメールボックスを作成する

  • シェルを使用して 1 つのメールボックスを作成する

  • シェルを使用して既存ユーザーのメールを有効にする

  • シェルを使用してリンクされたメールボックスを作成する

EMC を使用してメールボックスを作成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「メールボックス ユーザー」。

新しいユーザー用にメールボックスを作成する場合、このウィザードを新しいユーザーのメールボックスごとに使用する必要があります。ウィザードを使用して複数のユーザーのメールボックスを作成することはできません。ただし、ウィザードを使用して既存ユーザーの複数のメールボックスを作成することはできます。

注意

複数のユーザーのメールボックスを作成する場合、作成するメールボックスの種類は同じにしなければなりません。

  1. コンソール ツリーで、[受信者の構成] をクリックします。

  2. 操作ウィンドウで、[メールボックスの新規作成] をクリックします。

  3. [概要] ページで、次のいずれかのオプションを選択します。

    • [ユーザー メールボックス]   電子メール メッセージ送受信用にユーザー所有のメールボックスを作成するには、このボタンをクリックします。ユーザー メールボックスは、リソースのスケジューリングには使用できません。

      ユーザー メールボックスと関連付けられる Active Directory アカウントは、Exchange サーバーと同じフォレストに存在する必要があります。信頼されているフォレスト内のアカウントを使用するには、[リンクされたメールボックス] を選択します。

    • [会議室メールボックス]   会議をスケジューリングするための場所リソースとして使用するメールボックスを作成するには、このボタンをクリックします。会議室メールボックスは、リソースとして会議出席依頼に含めることができ、受信要求を自動的に処理するように構成できます。

      Active Directory で会議室メールボックス用に新しいユーザー アカウントを作成すると、そのアカウントは無効になります。会議室メールボックスと既存のアカウントを関連付ける場合は、無効になっているアカウントを選択する必要があります。

    • [備品用メールボックス]   会議をスケジューリングするためのリソースとして使用するメールボックスを作成するには、このボタンをクリックします。備品用メールボックスは、リソースとして会議出席依頼に含めることができ、受信要求を自動的に処理するように構成できます。

      ベスト プラクティスとして、プロジェクターやオーディオ装置など、別の会議室に移動できる共有会議室装置に対しては、メールボックスを作成します。

      Active Directory で備品用メールボックス用に新しいユーザー アカウントを作成すると、そのアカウントは無効になります。備品用メールボックスと既存のアカウントを関連付ける場合は、無効になっているアカウントを選択する必要があります。

    • [リンクされたメールボックス]   独立した信頼されているフォレストのユーザーによってアクセスされるユーザー メールボックスを作成するには、このボタンをクリックします。その場合でも、Exchange Server が存在するフォレストにユーザー アカウントを作成する必要があります。これは、メールボックス情報を格納するために必要な Active Directory オブジェクトを作成するために必要です。

      リソース フォレストに Exchange を展開する組織では、リンクされたメールボックスが必要になる場合があります。リソース フォレストのシナリオを使用すると、Exchange を単一のフォレストで集中管理しながら、1 つ以上の信頼されているフォレストのユーザー アカウントでの Exchange 組織へのアクセスを許可できます。

      注意

      リンクされたメールボックスを、複数の既存のユーザーに対して作成することはできません。リンクされたメールボックスは、このウィザードでは一度に 1 つだけ作成できます。

  4. [ユーザーの種類] ページで、次のいずれかのオプションを選択します。

    • [新しいユーザー]   このボタンをクリックして、Active Directory に新しいユーザーを作成し、そのユーザーへのメールを有効にします。

      このボタンをクリックした場合は、このウィザードの [ユーザー情報] ページで必要なユーザー アカウント情報を入力する必要があります。

    • [既存のユーザー]   1 つまたは複数の既存のユーザーでメールを有効にするには、このボタンをクリックします。

      [追加] をクリックして [ユーザーの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスには、メールが有効でないか Exchange メールボックスを持っていないフォレスト内のユーザー アカウントが一覧表示されます。メールを有効にするユーザー アカウントを選択してから、[OK] をクリックしてウィザードに戻ります。

      一覧から受信者を削除するには、そのユーザー名を選択してから、[削除] アイコン をクリックします。

  5. ステップ 4 で [新しいユーザー] を選択した場合、[ユーザー情報] ページで以下のフィールドに入力します。それ以外の場合は、手順 6. に進んでください。

    • [既定の組織単位を使用せず、新たに組織単位を指定する] 既定値 (受信者の範囲) 以外の組織単位 (OU) を選択するには、このチェック ボックスをオンにします。受信者の範囲がフォレストに設定されている場合は、Exchange 管理コンソールを実行しているコンピューターを含む Active Directory ドメイン内の [Users] コンテナーが既定値として設定されます。受信者の範囲が特定のドメインに設定されている場合は、既定で、そのドメインの Users コンテナーが選択されます。受信者の範囲が特定の OU に設定されている場合は、その OU が既定で選択されます。別の OU を選択するには、[参照] をクリックし、[組織単位の選択] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスには、指定した範囲内のフォレストにあるすべての OU が表示されます。必要な OU を選択し、[OK] をクリックします。受信者の範囲の詳細については、「受信者の範囲について」を参照してください。

    • [名]   このボックスを使用して、ユーザーの下の名前を入力します。このフィールドは省略可能です。

    • [イニシャル]   このボックスを使用して、ユーザーのイニシャルを入力します。このフィールドは省略可能です。

    • [姓]   このボックスを使用して、ユーザーの姓を入力します。このフィールドは省略可能です。

    • [名前]   このボックスを使用して、ユーザーの名前を入力します。これは、Active Directory に示される名前です。既定では、このボックスに [名][イニシャル][姓] ボックスに入力する名前が格納されます。これらのボックスを使用しなかった場合、このフィールドに名前を入力する必要があります。名前は、64 文字以下にする必要があります。

      注意

      Exchange 2010 では、[名前] プロパティに基づいてメールボックスのエイリアスが作成されます。名前に含まれる無効な文字は、エイリアスの作成時に疑問符 (?) に置き換えられます。

    • [ユーザー ログオン名 (ユーザー プリンシパル名)]   このボックスを使用して、ユーザーがメールボックスにログオンするために使用する名前を入力します。ユーザー ログオン名は、ユーザー名とサフィックスから構成されます。一般的にサフィックスは、ユーザー アカウントが存在するドメイン名です。

    • [ユーザー ログオン名 (Windows 2000 以前)]   このボックスを使用して、Windows 2000 Server のリリース前の Microsoft Windows の従来のバージョンと互換性を持つユーザーのユーザー名を入力します。このフィールドは、[ユーザー ログオン名 (ユーザー プリンシパル名)] の入力内容に基づいて自動的に入力されます。このフィールドは必須です。

    • [パスワード]   このボックスを使用して、メールボックスにログオンするためにユーザーが使用する必要のあるパスワードを入力します。会議室、備品、またはリンクされたメールボックスを作成中の場合、このボックスは使用できません。

      注意

      作成するユーザー アカウントが属するドメインでのパスワードの長さ、複雑さ、および履歴に関する要件を満たすパスワードを指定してください。

    • [パスワードの確認入力]   このボックスを使用して、[パスワード] ボックスに入力したパスワードを確認します。会議室、備品、またはリンクされたメールボックスを作成中の場合、このボックスは使用できません。

    • [ユーザーは次回のログオン時にパスワード変更が必要]   ユーザーがメールボックスに初めてログオンしたときにユーザーにパスワードをリセットするように求める場合は、このチェック ボックスをオンにします。会議室、備品、またはリンクされたメールボックスを作成中の場合、このボックスは使用できません。

      このチェック ボックスをオンにした場合は、新しいユーザーが初めてログオンすると、パスワードの変更を求めるダイアログ ボックスが表示されます。このパスワードが正常に変更されるまで、ユーザーはどういう作業も実行できません。

  6. [メールボックスの設定] ページで、以下のフィールドに入力します。

    • [エイリアス]   このフィールドは、[名前] ボックスに指定したテキストを使用して自動的に設定されます。新しいユーザーを作成中の場合、またはメールを有効にする既存ユーザーを 1 つ選択した場合は、メールボックスのエイリアスを変更できます。複数の既存ユーザーのメールを有効にしている場合は、このフィールドに値を指定することはできません。エイリアスは 64 文字以内で、フォレスト内で一意である必要があります。

    • [自動的に選択されたデータベースを使用せずに、メールボックス データベースを指定する]   Exchange にデータベースの選択を許可する代わりにメールボックス データベースを指定するには、このチェック ボックスを選択します。[参照] をクリックして [メールボックス データベースの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスに、Exchange 組織のすべてのメールボックス データベースが一覧表示されます。既定では、メールボックス データベースは名前で並べ替えられます。対応する列のタイトルをクリックすると、データベースをサーバー名で並べ替えることができます。使用するメールボックス データベースを選択し、[OK] をクリックします。このフィールドは省略可能です。

    • [アイテム保持ポリシー]   メールボックスのアイテム保持ポリシーを指定するには、このチェック ボックスをオンにします。アイテム保持ポリシーを使用すると、1 つ以上の保持タグをグループ化して、それらをメールボックスに適用してメッセージ保持設定を適用することができます。メールボックスに複数のアイテム保持ポリシーを設定することはできません。詳細については、「保持タグおよびアイテム保持ポリシーについて」を参照してください。

      [参照] をクリックして [アイテム保持ポリシーの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このメールボックスに関連付けるアイテム保持ポリシーを選択するには、このダイアログ ボックスを使用します。このフィールドは省略可能です。

    • [Exchange ActiveSync メールボックス ポリシー]   メールボックスに ExchangeActiveSync メールボックス ポリシーを指定するには、このチェック ボックスをオンにします。Exchange ActiveSync を使用すると、モバイル デバイスから Exchange メールボックスにアクセスできます。詳細については、「Exchange ActiveSync メールボックス ポリシーについて」を参照してください。

      [参照] をクリックして [ActiveSync メールボックス ポリシーの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このメールボックスに関連付けるポリシーを選択するには、このダイアログ ボックスを使用します。このフィールドは省略可能です。

    • [アドレス帳ポリシー]   メールボックスのアドレス帳ポリシー (ABP) を指定するには、このチェック ボックスをオンにします。ABP には、GAL、オフライン アドレス帳 (OAB)、会議室一覧、およびアドレス一覧のセットが含まれます。ABP をメールボックス ユーザーに割り当て、各ユーザーに Outlook および Outlook Web App のカスタマイズされた GAL へのアクセス権を付与します。詳細については、「アドレス帳ポリシーについて」を参照してください。

      [参照] をクリックして [アドレス帳ポリシーの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このメールボックスに関連付けるポリシーを選択するには、このダイアログ ボックスを使用します。

  7. [アーカイブ設定] ページで、以下のフィールドに入力します。

    注意

    会議室、備品、またはリンクされたメールボックスを作成中の場合、このページは使用できません。

    • [アーカイブを作成しない]   メールボックスにアーカイブを作成しない場合は、このボタンをクリックします。

    • [ローカル アーカイブを作成する]   このボタンをクリックすると、メールボックスの個人用アーカイブ (ローカル アーカイブまたは社内アーカイブとも呼ばれる) が作成されます。

      個人用アーカイブを作成する場合は、既定のアイテム保持ポリシー設定または定義するアイテム保持ポリシー設定に基づいて、メールボックス アイテムがプライマリ メールボックスからアーカイブに自動的に移動します。このボタンをクリックすると、以下の設定が使用できます。

      [メールボックス データベースを自動選択せず、特定のメールボックス データベースを選択する]   ローカル フォレストに存在するデータベースを選択するには、このチェックボックスをオンにして [参照] をクリックします。

      詳細については、「個人アーカイブについて」を参照してください。

    • [リモート ホストのアーカイブを作成する]   このボタンをクリックすると、クラウドベースのアーカイブが作成されます。クラウドベースのアーカイブを作成するには、まず Exchange Online Archiving を構成する必要があります。詳細については、「Exchange Online Archiving の構成」を参照してください。すでに Exchange Online Archiving を構成済みの場合は、[参照] をクリックして、クラウドベースの組織のドメイン名を選択します。詳細については、「Exchange Online Archiving について」を参照してください。

  8. 手順 3 で [リンクされたメールボックス] を選択した場合、[マスター アカウント] ページの次のフィールドを入力します。それ以外の場合は、手順 9 に進んでください。

    • [信頼されているフォレストまたはドメイン]** [参照]** をクリックして、[信頼されているフォレストまたはドメインと、リンクされたマスター アカウントを選択してください] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスを使用して、マスター アカウントを含むフォレストまたはドメインを選択してから、[OK] をクリックします。[リンクされたドメイン コントローラー][参照] ボタンが有効になります。

    • [次の Windows ユーザー アカウントを使用してリンクされたドメイン コントローラーにアクセスする]   信頼されているフォレストまたはドメイン内のドメイン コントローラーにアクセスするには、現在のログオンに使用している資格情報以外の資格情報を使用できます。異なるユーザー アカウントを指定する必要がある場合、このチェック ボックスをオンにし、[ユーザー名][パスワード] ボックスに資格情報を入力します。

    • [リンクされたドメイン コントローラー]** [参照]** をクリックして、[ドメイン コントローラーの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスを使用して、使用するリンクされたドメイン コントローラーを選択し、[OK] をクリックします。有効なリンクされたドメイン コントローラーを選択すると、[リンクされたマスター アカウント][参照] ボタンが有効になります。

    • [リンクされたマスター アカウント]** [参照]** をクリックして、[マスター アカウントの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスを使用して、リンクされたメールボックスのマスター アカウントとして使用するユーザー アカウントを選択してから、[OK] をクリックします。

  9. [メールボックスの新規作成] ページで、構成設定を確認します。構成を変更するには、[戻る] をクリックします。新しいメールボックスを作成するには、[新規作成] をクリックします。

  10. [完了] ページで以下のことを確認し、[終了] をクリックしてウィザードを終了します。

    • [完了] の状態は、ウィザードでタスクが正常に完了したことを示します。

    • [失敗] の状態は、タスクが完了しなかったことを示します。タスクが失敗した場合は、説明の概要を確認し、[戻る] をクリックして構成を変更します。

シェルを使用して 1 つのメールボックスを作成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「メールボックス ユーザー」。

この例では、次のようにユーザー Chris Ashton のメールボックスを作成します。

  • メールボックスのエイリアスは Chris です

  • ユーザーの名は Chris で姓は Ashton です

  • 名前と表示名は Chris Ashton です

  • ユーザー プリンシパル名 (UPN) は ChrisAshton@contoso.com です

  • メールボックスは、組織単位の Users コンテナーに作成します

New-Mailbox -Alias chris -Name "Chris Ashton" -FirstName Chris -LastName Ashton -DisplayName "Chris Ashton" -UserPrincipalName ChrisAshton@contoso.com -OrganizationalUnit Users

この例では、3 階の会議室のメールボックスが次のように作成されます。

  • 会議室メールボックスのエイリアスは 3rdfloorconf です

  • 名は 3rd Floor で、姓は Conference Room です

  • 名前と表示名は 3rdFloor Conference Room です

  • UPN は 3rdfloorconf@contoso.com です

  • メールボックスは、組織単位の Room コンテナーに作成します

New-Mailbox -Alias 3rdfloorconf -Name "3rd Floor Conference Room" -FirstName "3rd Floor" -LastName "Conference Room" -DisplayName "3rdFloor Conference Room" -UserPrincipalName 3rdfloorconf@contoso.com -OrganizationalUnit Conference -Room

構文およびパラメーターの詳細については、「new-Mailbox」を参照してください。

シェルを使用して既存ユーザーのメールを有効にする

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「メールボックス ユーザー」。

この例では、データベース Sales 上のユーザー john@contoso.com のメールを有効にします

Enable-Mailbox john@contoso.com -Database Sales

複数のユーザーのメールを有効にするために、Enable-Mailbox コマンドレットを使用することも可能です。そのためには、Get-User コマンドレットの結果を Enable-Mailbox コマンドレットにパイプ処理します。Get-User コマンドレットを実行する場合は、まだメールが有効化されていないユーザーのみ返す必要があります。このためには、値 User と RecipientTypeDetails パラメーターを指定する必要があります。また、指定する基準を満たすユーザーのみを要求する Filter パラメーターを使用することによって、返される結果を制限することもできます。それから、結果を Enable-Mailbox コマンドレットにパイプ処理します。

たとえば、このコマンドによって、まだメールが有効でないユーザーのうち "会社名" ユーザー フィールドにテキスト "Contoso" が含まれるユーザーのメールを有効にします。

Get-User -RecipientTypeDetails User -Filter { Company -Eq 'Contoso' } | Enable-Mailbox

構文およびパラメーターの詳細については、「Enable-Mailbox」と「Get-User」を参照してください。

パイプライン処理の詳細については、「パイプライン処理」を参照してください。

シェルを使用してリンクされたメールボックスを作成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「メールボックス ユーザー」。

リンクされたメールボックスを作成する場合、LinkedMasterAccount パラメーターによってアカウント フォレスト内のアカウントを指定する必要があります。また、LinkedDomainController パラメーターによって、接続するアカウント ドメインのドメイン コントローラーを指定することと、LinkedCredential パラメーターによって、アカウント ドメインへのアクセスを許可する資格情報を指定する必要があります。たとえば、このコマンドによって、ユーザー John Peoples のメールボックスを作成して、ドメイン コントローラー DC01fabrikam 上の John のアカウントにメールボックスをリンクします。

New-Mailbox -Database "Mailbox Database 1" -Name "John Peoples" -LinkedDomainController "DC01fabrikam" -LinkedMasterAccount fabrikam\john -OrganizationalUnit Users -UserPrincipalName john@contoso.com -LinkedCredential (Get-Credential fabrikam\Admin01)

構文およびパラメーターの詳細については、「new-Mailbox」を参照してください。

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