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UM ダイヤル プランで VoIP セキュリティを構成する

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2016-11-28

ユニファイド メッセージング (UM) ダイヤル プランでボイス オーバー IP (VoIP) セキュリティを有効にすることができます。既定では、UM ダイヤル プランを作成すると、セキュリティで保護されていないモードまたは暗号化なしが使用されます。1 つのユニファイド メッセージング サーバーに複数の UM ダイヤル プランを関連付けることもできます。関連付けたダイヤル プランの VoIP セキュリティ設定がそれぞれ異なっていてもかまいません。

UM ダイヤル プランでセキュリティで保護されたセッション開始プロトコル (SIP) またはセキュリティ保護モードを使用するように構成する場合、その UM ダイヤル プランに関連付けられたユニファイド メッセージング サーバーは、SIP 信号トラフィックまたはリアルタイム転送プロトコル (RTP) メディア チャネルと SIP 信号トラフィックを暗号化します。

重要

Microsoft Exchange Server 2010 をインストールすると、静的な Windows ファイアウォールのルールが Exchange に追加されます。ユニファイド メッセージング サーバーの役割で使用される TCP ポートを変更する場合、ユニファイド メッセージング サーバーが正常に機能するよう、Windows ファイアウォールの再構成が必要となる場合もあります。

前提条件

UM ダイヤル プランが作成されている。詳細な手順については、「UM ダイヤル プランの作成」を参照してください。

EMC を使用して UM ダイヤル プランで VoIP セキュリティを構成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM ダイヤル プラン」。

  1. コンソール ツリーで、[組織の構成] > [ユニファイド メッセージング] にアクセスします。

  2. 作業ウィンドウで [UM ダイヤル プラン] タブをクリックして、管理する UM ダイヤル プランを選択し、操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。

  3. ダイヤル プランの [プロパティ] ページで、[全般] タブをクリックします。

  4. [VoIP セキュリティ] 横にある一覧をクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。

    • セキュリティで保護された SIP

    • セキュリティ保護なし (既定)

    • セキュリティで保護

[OK] をクリックして変更を保存します。

シェルを使用して UM ダイヤル プランで VoIP セキュリティを構成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM ダイヤル プラン」。

この例では、SIP と RTP トラフィックの両方が暗号化されるように、MySecureDialPlan という UM ダイヤル プランを構成します。

Set-UMDialPlan -identity MySecureDialPlan -VoIPSecurity Secured

この例では、SIP が暗号化され、RTP トラフィックは暗号化されないように、MySecureDialPlan という UM ダイヤル プランを構成します。

Set-UMDialPlan -identity MySecureDialPlan -VoIPSecurity SIPsecured

この例では、SIP と RTP トラフィックが暗号化されないように、MySecureDialPlan という UM ダイヤル プランを構成します。

Set-UMDialPlan -identity MySecureDialPlan -VoIPSecurity Unsecured

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-UMDialplan」を参照してください。

その他のタスク

UM ダイヤル プランで VoIP セキュリティを構成した後で、次の操作も実行できます。

詳細情報

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