承認フレームワークについて
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2009-11-18
承認フレームワーク
Microsoft Exchangeは、電子メール メッセージの簡単な意思決定において承認フレームワークを使用します。承認フレームワークはワークフローごとに、調停メールボックスという特別なメールボックスを使用します。このメールボックスは、元のメッセージおよび承認プロセス中の決定状態を保存するために使用されます。
承認フレームワークを使用するすべてのアプリケーションは以下のワークフローに従います。
ユーザーがワークフロー アプリケーションを使用して新しいワークフロー プロセスを開始します。
ワークフロー アプリケーションによって、開始メッセージが調停メールボックスに送信されます。
Exchange は、調停メールボックスにメッセージを保存し、承認要求を指定の意思決定者に送信します。
指定された意思決定者は、承認要求を承認または拒否します。
Exchange は、調停メールボックスに保存された元のメッセージに決定のマークを付けます。
ワークフロー アプリケーションは調停メールボックスを監視し、元のメッセージにマーク付けされた決定に対して処理を実行します。
Exchange Server 2010 では、承認フレームワークは、次の目的で使用されます。
モデレート受信者 詳細については、「モデレートされたトランスポートについて」を参照してください。
配布グループへの参加および脱退 詳細については「配布グループのプロパティの構成」の手順 7 を参照してください。
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