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既定の電子メール アドレス ポリシーを LDAP フィルターから OPATH フィルターにアップグレードする

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2011-03-19

Microsoft Exchange Server 2003 以前のバージョンでは、既定の電子メール アドレス ポリシーをカスタマイズするときには LDAP フィルター構文が使用されています。ただし、Exchange Server 2010 では、OPATH フィルター構文によって LDAP フィルター構文が置き換えられます。ここでは、Exchange 管理シェルを使用して、従来の既定の電子メール アドレス ポリシーを LDAP から OPATH のフィルター構文にアップグレードする方法について説明します。

組織には既定の電子メール アドレス ポリシー ([既定のポリシー]) が 1 つだけあります。既定の電子メール アドレス ポリシーは、優先度の値で "最低" を保持していることから識別できます。

注意

LDAP 構文フィルターは Exchange 2010 でサポートされ、Exchange 2003 以前から移行されたオブジェクトのみに存在します。Exchange 2010 サーバーからフィルターを編集する場合にのみ、これらの LDAP フィルターを OPATH 構文に更新する必要があります。たとえば、組織内に Exchange 2003 サーバーと Exchange 2010 サーバーがある場合、Exchange 2003 サーバーから LDAP 構文フィルターを管理することができます。Exchange 2010 では LDAP 構文フィルターの管理や作成を行うことはできません。

既定の電子メール アドレス ポリシーをアップグレードする必要があるかどうかを確認する方法の詳細については、「カスタム LDAP フィルターを OPATH フィルターにアップグレードする」の「アップグレードが必要なオブジェクトの特定」を参照してください。

シェルを使用して、既定の電子メール アドレス ポリシーをアップグレードする

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「電子メール アドレス ポリシー」。

注意

EMC を使用して、既定の電子メール アドレス ポリシーをアップグレードすることはできません。

この例では、既定の電子メール アドレス ポリシーをアップグレードします。

Set-EmailAddressPolicy "Default Policy" -IncludedRecipients AllRecipients

この操作を行うかどうかを確認する警告が表示されます。「Y」と入力して確認します。

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-EmailAddressPolicy」を参照してください。

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