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ポートの競合 :システム アテンダント RFR

[このトピックの目的は、Exchange Server アナライザ ツールが提起した特定の問題に取り組むことです。解決策を適用する対象は、Exchange Server アナライザ ツールを実行し、その特定の問題が発生しているシステムに限定する必要があります。無料でダウンロードして入手できる Exchange Server アナライザ ツールは、トポロジ内の各サーバーから構成データをリモートで収集し、データを自動的に分析します。生成されるレポートには、構成上の重要な問題点、潜在的な問題点、および製品の各種設定で既定値以外のものが、詳細に記載されます。これらの推奨事項に従うことにより、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、およびアップタイムの向上を達成できます。このツールの詳細、または最新バージョンのダウンロードについては、「Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツール バージョン 2 のダウンロード」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=34707) を参照してください。]  

トピックの最終更新日: 2007-01-30

Microsoft® Exchange Server アナライザ ツールは、次のレジストリ エントリを読み取り、ポートの競合が存在するかどうかを判断します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSA\Parameters\HTTP Port

HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSA\Parameters\Rpc/HTTP NSPI Port

HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeIS\ParametersSystem\Rpc/HTTP Port

HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSA\Parameters\TCP/IP NSPI Port

HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSA\Parameters\TCP/IP Port

HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSRS\Parameters\TCP/IP

HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeIS\ParametersSystem\TCP/IP Port

Exchange Server アナライザによって HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSA\Parameters\TCP/IP Port の値が、この文書に記載されている他の 6 つのポートのレジストリ値のいずれかと一致していることが検出されると、エラーが表示されます。また、HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSA\Parameters\TCP/IP Port と競合しているポートについてもエラーが表示されます。

この値が構成されている最も一般的な理由は、MAPI クライアントから、ファイアウォールの向こう側にある Exchange サーバーに接続できるようにするためです。このシナリオでは、Microsoft Office Outlook 2003® または Outlook 2007 クライアントが MAPI を使用して Exchange サーバーに (通常はインターネット経由で) 接続できるようにするために、ファイアウォールで複数のポートを開くことが必要になります。

Outlook を MAPI モードで使用して、インターネット経由で Exchange サーバーに接続できるようにする展開では、Microsoft Windows Server™ 2003、Exchange Server 2003、Outlook 2003、Exchange Server 2007、Outlook 2007、および Microsoft Windows® XP Professional にある RPC over HTTP 機能を使用することをお勧めします。MAPI モードは、以前は "企業" または "ワークグループ" モードと呼ばれていました。

このエラーを修正するには、このキーまたは Exchange Server アナライザの出力に記載されている競合しているキーを一意の値に変更する必要があります。

important重要 :
この文書には、レジストリの編集に関する情報が含まれています。レジストリを編集するには、問題発生時にレジストリを復元する方法を理解している必要があります。レジストリの復元方法の詳細については、Regedit.exe または Regedt32.exe のヘルプで、「レジストリを復元する」を参照してください。

TCP/IP Port レジストリ値を設定するには

  1. Regedit.exe や Regedt32.exe などのレジストリ エディタを起動します。

  2. 次の場所に移動します。 HKLM\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeSA\Parameters

  3. TCP/IP Port キーをダブルクリックし、[値のデータ] を 5,000 (10 進数) を超える一意の値に設定します。

  4. レジストリ エディタを終了します。

  5. コンピュータを再起動して、設定を有効にします。

RPC over HTTP を展開するには

  1. 「Exchange Server 2003 RPC over HTTP Deployment Scenarios」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=47577) を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

  2. Outlook Anywhere の展開についてのページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=80831) を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

  3. Microsoft サポート技術情報の文書番号 833401「Exchange Server 2003 の単一のサーバーで RPC over HTTP を構成する方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=833401) を参照してください。

  4. Microsoft サポート技術情報の文書番号 827330「Office Outlook 2003 のクライアント RPC over HTTP 接続の問題に関するトラブルシューティング方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=827330) を参照してください。

  5. Microsoft Support Web Cast「[OL2003] Outlook 2003 でインターネット (RPC/HTTP) を経由して Microsoft Exchange を使用する方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=829134) を参照してください。

レジストリを編集する場合、およびレジストリを編集する方法を詳しく知りたい場合は、Microsoft サポート技術情報の文書番号 256986「Microsoft Windows レジストリの説明」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=256986) を参照してください。

Exchange によって使用される静的に割り当てられるポートの詳細については、Microsoft サポート技術情報の文書番号 270836「Exchange Server の静的ポートの割り当て」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=270836) を参照してください。