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Lync Server 2013 の展開の概要

 

トピック最終更新日時: 2013-03-12

Lync Server 2013 Enterprise Editionと Lync Server 2013 Standard Edition の主な違いは、Standard Edition がEnterprise Editionに含まれる高可用性機能をサポートしていない点です。 高可用性を実現するには、複数のフロント エンド サーバーをプールにデプロイし、SQL Serverを実行しているサーバーをミラーリングする必要があります。 Enterprise Editionでは、スタンドアロン仲介サーバーを併置または定義することができます。 監視サーバーとアーカイブ サーバーでは、SQL Serverを実行しているスタンドアロン サーバーを使用できます。 または、フロントエンド サーバーとプールのデータベース サーバーで実行されているSQL Serverのインスタンスを含めることができます。

Lync Server 2013 Standard Edition を実行しているサーバーは、組織のメイン展開から地理的に削除される小規模な組織とリモートの場所を対象としています。 障害発生時に、2 台の Standard Edition サーバーが組み合わさってフェールオーバーを行うと、最大 5,000 人のユーザーをサポートできます。 Enterprise Editionでフロントエンド サーバーを使用できるように、Standard Edition サーバーをプールすることはできません。 また、Standard Edition が使用するSQL Server データベースは、Standard Edition サーバーワークロードを処理するように設計されたSQL Server Expressを実行する併置されたサーバーです。 これは、すべてのロールが Standard Edition サーバー上に存在する必要があると言うわけではありません。 スタンドアロンの仲介サーバーとエッジ サーバーを使用できます。 Central Management ストアおよび Lync Server 2013 の目的で使用するSQL Server データベースは、SQL Serverを実行しているサーバーと併置された Standard Edition サーバー上に存在する必要があります。 監視サーバーとアーカイブ サーバーは、SQL Server データベースと共にスタンドアロン サーバーを使用します。