テンプレートおよび定義を使用する
Windows SharePoint Services では、エンド ユーザーがユーザー インターフェイス (UI) を使用してサイトを作成するときの Web サイトのインスタンス化の方法を、サイト定義またはカスタム サイト テンプレートのどちらかで定義します。定義またはテンプレートによって、新しい SharePoint サイトを準備する際に使用するリスト、ファイル、Web パーツ、フィーチャー、設定などが決まります。
Microsoft SharePoint Team Services 1.0 でサイトのインスタンス化のために用意されていた定義は、"チーム サイト" という定義 1 つだけでしたが、Windows SharePoint Services 2.0 ではテンプレート アーキテクチャが拡張されて、1 つの展開環境で複数のサイト定義およびテンプレートを使用できるようになりました。サイト定義は複数の XML ファイルおよび ASPX ファイルから構成されます。これらのファイルは、フロントエンド Web サーバーの \\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\12\TEMPLATE ディレクトリの下のフォルダに保存されています。カスタム テンプレートは、UI またはオブジェクト モデルを使用して作成され、データベースに保存されます。これらのテンプレートの使用により、カスタマイズしたリストやサイトを再利用できます。Windows SharePoint Services 3.0 では Web 開発プラットフォームがいっそう強化され、フィーチャーがモジュール化されて、カスタム アプリケーションの作成および適用がより簡単になりました。フィーチャーの詳細については、「フィーチャーを操作する」を参照してください。