Office 2013 の言語識別子と OptionState ID 値
適用先: Office 2013, Office 365 ProPlus
トピックの最終更新日: 2016-12-16
概要: Office 2013 の言語と校正ツールのインストールの識別とカスタマイズに使用する言語識別子および OptionState ID 値を示します。
対象ユーザー: IT 担当者
Office 2013 用または Office 2013 Proofing Tools Kit 用のセットアップを構成する場合や、現在インストールされている言語を識別する場合には、言語識別子および OptionState ID の表の値を使用します。
この記事はリファレンス記事です。表で示す値は、次の記事で説明している手順を実行するときに必要になります。
重要
この記事では、Office 2013 の Windows インストーラーをベースにした (MSI) 配信形式に対応するように言語パックを展開および管理する方法について説明します。この配信形式は、ボリューム ライセンスを通じてエンタープライズ組織で使用できます。Office のサブスクリプションを所有し、Click-to-Run 配信形式を使用する Office 365 ProPlus を展開している場合は、それを言語用にカスタマイズする方法に関する次の記事「クイック実行ベースの Office インストールの複数言語の展開を計画する」を参照してください。
この記事の内容
言語識別子
Proofing Tools の Config.xml の OptionState ID 値
言語識別子
Office 2013 は、さまざまな言語に対応しています。インターナショナル設定では、1 回のインストール プロセスで複数の言語バージョンの Office 2013 を展開できます。セットアップによって、言語に依存しないコア製品パッケージと 1 つ以上の言語固有パッケージを組み合わせることで、完全な製品が構築されます。
ソース メディア上には、言語固有パッケージが個別のフォルダーにまとめられています。各フォルダーの名前には、ll-cc という形式の言語タグが追加されています。このタグは言語とカルチャを識別します。たとえば、米国英語の言語フォルダーは、en-us というフォルダー名拡張子で識別されます。言語タグは、ネットワーク インストール ポイントにコピーするフォルダーを判別するのに役立ちます。
完全ローカライズ バージョンの Office 2013 製品に含まれる言語フォルダーは、特定言語の Microsoft Office 2013 Language Pack に含まれる言語フォルダーと同じです。たとえば、アラビア語バージョンの Office 2013、アラビア語バージョンの Outlook 2013、および Office 2013 Language Pack - Arabic では、同じ Outlook.ar-sa フォルダーが使用されます。
注意
一部の手順説明では、言語タグを 「言語 ID」 と呼んで使用する場合もあります。
Office 2013 には、以下の表に示す言語のローカライズ バージョンがあります。言語固有のコンポーネントのフォルダーは、以下の表の言語タグで識別できます。Windows オペレーティング システムでは、ロケール識別子 (LCID) を使用して、Windows レジストリ内の言語が識別されます。
以下に示した言語の完全ローカライズ バージョン以外にも、Office 2013 には LIP (Language Interface Pack) が用意されています。LIP には、言語固有のコンポーネント サブセットが含まれ、論理親言語と一緒にインストールされるように設計されています。LIP 言語でローカライズされていない要素は、親言語で表示されます。LIP の詳細については、「Office 2013 の言語バージョンと言語インターフェイス パック」の「Language Interface Packs」を参照してください。
Office 2013 で使用できる言語タグ (言語 ID) および LCID
言語 | 地理的な地域 | 言語タグ (ll-cc) (言語 ID と呼ぶ場合もあります) | LCID |
---|---|---|---|
アラビア語 |
サウジアラビア |
ar-sa |
1025 |
ブルガリア語 |
ブルガリア |
bg-bg |
1026 |
簡体字中国語 |
中華人民共和国 |
zh-cn |
2052 |
中国語 |
台湾 |
zh-tw |
1028 |
クロアチア語 |
クロアチア |
hr-hr |
1050 |
チェコ語 |
チェコ共和国 |
cs-cz |
1029 |
デンマーク語 |
デンマーク |
da-dk |
1030 |
オランダ語 |
オランダ |
nl-nl |
1043 |
英語 |
米国 |
en-us |
1033 |
エストニア語 |
エストニア |
et-ee |
1061 |
フィンランド語 |
フィンランド |
fi-fi |
1035 |
フランス語 |
フランス |
fr-fr |
1036 |
ドイツ語 |
ドイツ |
de-de |
1031 |
ギリシャ語 |
ギリシャ |
el-gr |
1032 |
ヘブライ語 |
イスラエル |
he-il |
1037 |
ヒンディー語 |
インド |
hi-in |
1081 |
ハンガリー語 |
ハンガリー |
hu-hu |
1038 |
インドネシア語 |
インドネシア |
id-id |
1057 |
イタリア語 |
イタリア |
it-it |
1040 |
日本語 |
日本 |
ja-jp |
1041 |
カザフ語 |
カザフスタン |
kk-kz |
1087 |
韓国語 |
韓国 |
ko-kr |
1042 |
ラトビア語 |
ラトビア |
lv-lv |
1062 |
リトアニア語 |
リトアニア |
lt-lt |
1063 |
マレー語 |
マレーシア |
ms-my |
1086 |
ノルウェー語 (ブークモール) |
ノルウェー |
nb-no |
1044 |
ポーランド語 |
ポーランド |
pl-pl |
1045 |
ポルトガル語 |
ブラジル |
pt-br |
1046 |
ポルトガル語 |
ポルトガル |
pt-pt |
2070 |
ルーマニア語 |
ルーマニア |
ro-ro |
1048 |
ロシア語 |
ロシア |
ru-ru |
1049 |
セルビア語 (ラテン) |
セルビア |
sr-latn-cs |
2074 |
スロバキア語 |
スロバキア |
sk-sk |
1051 |
スロベニア語 |
スロベニア |
sl-si |
1060 |
スペイン語 |
スペイン |
es-es |
3082 |
スウェーデン語 |
スウェーデン |
sv-se |
1053 |
タイ語 |
タイ |
th-th |
1054 |
トルコ語 |
トルコ |
tr-tr |
1055 |
ウクライナ語 |
ウクライナ語 |
uk-ua |
1058 |
ベトナム語 |
ベトナム |
vi-vn |
1066 |
Proofing Tools の Config.xml の OptionState ID 値
次の表に Office 2013 Proofing Tools Kit の OptionState ID 値を示します。順序は言語のアルファベット順になっています。Office 2013 Proofing Tools Kit のセットアップをカスタマイズするときは、これらの値を使用して、ProofKit.WW フォルダー内の Config.xml ファイルを修正してください。校正ツールの詳細については、「Office 2013 の複数言語の展開を計画する」の「校正ツールを計画する」を参照してください。
Office 2013 の各校正ツール言語の OptionState ID
OptionState ID | 校正ツールの言語 |
---|---|
ProofingTools_1025 |
アラビア語 |
ProofingTools_1069 |
バスク語 (バスク) |
ProofingTools_1026 |
ブルガリア語 |
ProofingTools_1027 |
カタルニア語 |
ProofingTools_2052 |
中国語 (中華人民共和国) |
ProofingTools_3076 |
中国語 (香港) |
ProofingTools_1028 |
中国語 (台湾) |
IMEMain_1028 |
繁体字中国語入力システム (IME) |
ProofingTools_1050 |
クロアチア語 |
ProofingTools_1029 |
チェコ語 |
ProofingTools_1030 |
デンマーク語 |
ProofingTools_1043 |
オランダ語 |
ProofingTools_1033 |
英語 |
ProofingTools_1061 |
エストニア語 |
ProofingTools_1035 |
フィンランド語 |
ProofingTools_1036 |
フランス語 |
ProofingTools_1110 |
ガリシア語 |
ProofingTools_1031 |
ドイツ語 |
ProofingTools_1032 |
ギリシャ語 |
ProofingTools_1095 |
グジャラート語 |
ProofingTools_1037 |
ヘブライ語 |
ProofingTools_1081 |
ヒンディー語 |
ProofingTools_1038 |
ハンガリー語 |
ProofingTools_1040 |
イタリア語 |
ProofingTools_1041 |
日本語 |
IMEMain_1041 |
日本語 IME |
ProofingTools_1099 |
カンナダ語 |
ProofingTools_1087 |
カザフ語 |
ProofingTools_1042 |
韓国語 |
IMEMain_1042 |
韓国語 IME |
ProofingTools_1062 |
ラトビア語 |
ProofingTools_1063 |
リトアニア語 |
ProofingTools_1102 |
マラーティー語 |
ProofingTools_1044 |
ノルウェー語 (ブークモール) |
ProofingTools_2068 |
ノルウェー語 (ニーノシュク) |
IMEMain_2052 |
Pinyin IME |
ProofingTools_1045 |
ポーランド語 |
ProofingTools_1046 |
ポルトガル語 (ブラジル) |
ProofingTools_2070 |
ポルトガル語 (ポルトガル) |
ProofingTools_1094 |
パンジャブ語 |
ProofingTools_1048 |
ルーマニア語 |
ProofingTools_1049 |
ロシア語 |
ProofingTools_2074 |
セルビア語 (ラテン) |
ProofingTools_1051 |
スロバキア語 |
ProofingTools_1060 |
スロベニア語 |
ProofingTools_3082 |
スペイン語 |
ProofingTools_1053 |
スウェーデン語 |
ProofingTools_1097 |
タミール語 |
ProofingTools_1098 |
テルグ語 |
ProofingTools_1054 |
タイ語 |
ProofingTools_1055 |
トルコ語 |
ProofingTools_1058 |
ウクライナ語 |
ProofingTools_1056 |
ウルドゥー語 |
注意
Office 2013 以降では、オンプレミス (MSI インストール) バージョンの Office 2013 を購入したお客様は、ボリューム ライセンスであるかどうかを問わず、52 の言語に対応した校正ツール パッケージを無料でダウンロードできるようになりました。これらの校正ツール パッケージには 32 ビット版と 64 ビット版があり、どちらも「Office 2013 の言語オプション」からダウンロードできます。詳細については、Office 2013 の副校正言語 の「ダウンロード可能な校正ツール パッケージ」を参照してください。
関連項目
Office 2013 の複数言語の展開を計画する
Office 2013 の言語のセットアップと設定をカスタマイズする
Office 2013 の言語バージョンと言語インターフェイス パック
Office 2013 のセットアップ アーキテクチャの概要