検索範囲を管理する (SharePoint Server 2010)
適用先: SharePoint Server 2010
トピックの最終更新日: 2011-11-10
検索範囲では、検索インデックス内の情報のサブセットを定義します。必要な情報のサブセットのみから検索結果を得る場合に、検索範囲を選択して検索を実行できます。通常、検索範囲には、組織内のユーザーにとって重要で一般的な特定のトピックやコンテンツ ソースを含めます。たとえば、特定のプロジェクトに関連するすべてのアイテムや、財務、マーケティングなど、組織内の特定のグループに関連するすべてのアイテムに対して検索範囲を作成できます。また、他の複数の範囲を含む検索範囲を作成することもできます。
検索範囲は、Search Service アプリケーション レベルとサイト管理レベルの両方で設定できます。サービス アプリケーション レベルで設定された検索範囲は、サービス アプリケーション内のすべてのサイトとサイト コレクションに使用できます。これらの範囲をサイト管理レベルで変更または削除することはできません。ここでは、検索範囲をサービス アプリケーション レベルで作成または編集する方法、および範囲ルールを追加または編集する方法について説明します。
検索範囲をサービス アプリケーション レベルで作成または編集するには
この手順を実行しているユーザー アカウントが Search Service アプリケーションのサービス アプリケーション管理者であることを確認します。
サーバーの全体管理の [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[サービス アプリケーションの管理] ページで、[Search Service アプリケーション] をクリックします。
[検索管理] ページのサイド リンク バーで、[クエリと結果] の [範囲] をクリックします。[範囲の表示] ページが表示されます。
新しい範囲を作成するには、[新しい範囲] をクリックします。[範囲の作成] ページが表示されます。既存の範囲を編集するには、編集する範囲の名前を範囲のリストでポイントし、表示される矢印をクリックして、[プロパティとルールの編集] をクリックします。[範囲のプロパティとルール] ページで、[範囲設定] セクションの [範囲設定の変更] をクリックします。[範囲の編集] ページが表示されます。
[タイトルと説明] セクションで、以下のオプションを構成します。
[タイトル] ボックスに、範囲のタイトルを入力します。
[説明] ボックスに、この範囲の目的が管理者にわかるように検索範囲の説明を入力します。
[最終更新者] ボックスに、ユーザーの名前が表示されます。この情報は変更できません。
[対象の結果ページ] セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。
**[既定の検索結果ページを使用する]。**この検索範囲からの検索結果を、標準の検索結果ページ (Searchresults.aspx) を使用して表示する場合は、このオプションを選択します。
**[この範囲の検索対象として別のページを指定する]。**この検索範囲からの検索結果をカスタム Web ページに表示する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択した場合は、[対象の結果ページ] ボックスにカスタム検索結果ページの URL を入力します。
[OK] をクリックして範囲を作成し、[範囲の表示] ページに戻ります。
範囲ルールをサービス アプリケーション レベルで追加または編集するには
この手順を実行しているユーザー アカウントが Search Service アプリケーションのサービス アプリケーション管理者であることを確認します。
サーバーの全体管理の [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[サービス アプリケーションの管理] ページで、[Search Service アプリケーション] をクリックします。
[検索管理] ページのサイド リンク バーで、[クエリと結果] の [範囲] をクリックします。[範囲の表示] ページが表示されます。
[範囲の表示] ページで、編集する範囲の名前を範囲のリストでポイントし、表示される矢印をクリックして、[プロパティとルールの編集] をクリックします。
新しいルールを追加するには、[範囲のプロパティとルール] ページの [ルール] セクションで、[新しいルール] をクリックします。[範囲ルールの追加] ページが表示されます。既存のルールを編集するには、[範囲のプロパティとルール] ページの [ルール] セクションで、編集するルールをクリックします。[範囲ルールの編集] ページが表示されます。
[範囲ルールの種類] セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。
[Web アドレス]。URL (Web サイト、ファイル共有、および Microsoft Exchange Server パブリック フォルダーなど)、ホスト名、ドメイン名、またはサブドメイン名で識別できる検索インデックス内のリソースのコンテンツを、範囲に追加または範囲から除外する場合は、このオプションを選択します。
[プロパティ クエリ]。特定の値が含まれた管理プロパティを持つコンテンツを範囲に追加または除外する場合は、このオプションを選択します。たとえば、Author="John Doe" などです。
[コンテンツ ソース]。特定のコンテンツ ソースを使用してクロールされたコンテンツを範囲に含める、または範囲から除外する場合は、このオプションを選択します。
[すべてのコンテンツ]。ルールで範囲を制限しない場合は、このオプションを選択します (インデックスのすべてのコンテンツが範囲に含まれます、または含まれません)。
[動作] セクションで、次のいずれかのオプションを選択して、このルールを他のルールとどのように組み合わせて範囲を定義するか指定します。
[対象: 他のルールによって除外されるアイテムを除き、このルールと一致するアイテムを対象として含む]。"OR" ルールを適用する場合にこのオプションを使用します。
[必須: この範囲内のすべてのアイテムがこのルールに常に一致する必要がある]。"AND" ルールを適用する場合にこのオプションを使用します。
[除外: このルールと一致するアイテムを範囲から除外する]。"AND NOT" ルールを適用する場合にこのオプションを使用します。
たとえば、I1 と I2 を対象ルール、R1 と R2 を必須ルール、E1 と E2 を除外ルールとして適用すると、範囲は以下のようになります。
(I1 OR I2) AND R1 AND R2 AND (NOT E1) AND (NOT E2)
[OK] をクリックします。