Debug-CsLisConfiguration
トピックの最終更新日: 2012-03-23
Enhanced 9-1-1 (E9-1-1) の場所情報サービス (LIS) 構成を XML 形式で表示します。
構文
Debug-CsLisConfiguration [-Force <SwitchParameter>] [-LocalStore <SwitchParameter>]
解説
エンタープライズ VoIP E9-1-1 実装の LIS 構成は、圧縮形式で格納されます。このコマンドレットは構成を解凍し、XML 形式で表示します。これにより、構成に関する問題のデバッグをより迅速に行うことができます。
このコマンドレットは、中央管理ストア から場所情報を取得します。この情報が作成されると場所データベースに格納されます。Publish-CsLisConfiguration コマンドレットを使用して公開されるまでは、中央管理ストア へ移動されません。場所情報が公開されなかった場合 (または Unpublish-CsLisConfiguration コマンドレットで非公開にされた場合)、Debug-CsLisConfiguration は何も戻しません。
このコマンドレットを実行できるユーザー: 既定では、Debug-CsLisConfiguration コマンドレットをローカルで実行する権限があるのは、RTCUniversalServerAdmins グループのメンバーです。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Debug-CsLisConfiguration"}
パラメーター
| パラメーター | 必須かどうか | 型 | 説明 |
|---|---|---|---|
Force |
省略可能 |
SwitchParameter |
変更を行う前に表示されるように設定されているすべての確認メッセージを表示しないようにします。 |
LocalStore |
省略可能 |
SwitchParameter |
ドメイン コントローラーを指定できます。ドメイン コントローラーを指定しない場合は、最初に使用可能なものが使用されます。 |
入力の種類
なし。
戻り値の種類
System.Management.Automation.PSCustomObject 型のオブジェクトを戻します。
例
-------------------------- 例 1 --------------------------
Debug-CsLisConfiguration | Format-Table -Wrap
このコマンドを実行すると、Lync Server 管理シェル ウィンドウに LIS 構成全体が XML 形式で表示されます。既定では、Debug-CsLisConfiguration の出力は 1 行に表示され、1 行を超えるデータの存在を示す省略記号 (…) が行の末尾に付きます。このため、この例では出力を Format-Table コマンドレットにパイプ処理し、Wrap パラメーターを指定して、出力全体を表示ウィンドウに合わせて折り返して表示しています。