メディア バイパスのしくみ
トピックの最終更新日: 2010-11-04
メディア バイパスを有効にすると、ネットワーク地域およびその地域内の帯域幅制限のないすべてのネットワーク サイトに対して、一意のバイパス ID が自動で生成されます。 地域内の帯域幅制限があるサイトや帯域幅制限がある WAN リンク経由で地域に接続されているサイトには、それぞれ、一意の専用バイパス ID が割り当てられます。
ユーザーが PSTN に発信すると、仲介サーバーがクライアント サブネットのバイパス ID をゲートウェイ サブネットのバイパス ID と比較します。 2 つのバイパス ID が一致すると、その通話にはメディア バイパスが使用されます。 バイパス ID が一致しない場合、その通話のメディアは、仲介サーバーを経由する必要があります。
ユーザーが PSTN からの通話を受信すると、ユーザーのクライアントがそのバイパス ID を PSTN ゲートウェイのバイパス ID と比較します。 2 つのバイパス ID が一致する場合、メディアはゲートウェイからクライアントに直接送られ、仲介サーバーをバイパスします。
Lync Server 2010 では、Lync 2010 クライアントとデバイスだけが Lync Server 2010 仲介サーバーとやり取りするメディア バイパスをサポートします。
重要: |
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特定のケースでバイパスを強制的に実行する場合は、Windows の PowerShell コマンドレットを使用して自動で割り当てられたバイパス ID を上書きできます。 ただし、そのような操作が必要になるケースはきわめてまれです。 |