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Uninstall-CsDatabase

 

トピックの最終更新日: 2012-03-26

指定された Lync Server データベースを削除します。UNRESOLVED_TOKEN_VAL(ps-intro-in-LS2010)

構文

Uninstall-CsDatabase -DatabaseType <Application | Archiving | Monitoring | User | Provision | Lyss | Registrar | Edge | PersistentChat | PersistentChatCompliance | CentralMgmt | SigninTelemetry | ActiveMonitoring> [-SqlInstanceName <String>] [-SqlServerFqdn <Fqdn>] <COMMON PARAMETERS>

Uninstall-CsDatabase -CentralManagementDatabase <SwitchParameter> -SqlServerFqdn <Fqdn> [-SqlInstanceName <String>] <COMMON PARAMETERS>

COMMON PARAMETERS: [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Detach <SwitchParameter>] [-Force <SwitchParameter>] [-Report <String>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

例 1

例 1 に示すコマンド を実行すると、atl-sql-001.litwareinc.com というコンピューターから、中央管理ストア が削除されます。

Uninstall-CsDatabase -CentralManagementDatabase -SqlServerFqdn atl-sql-001.litwareinc.com 

例 2

例 2 では、ユーザー データベースが atl-sql-001.litwareinc.com というコンピューターから削除されます。DatabaseType パラメーターを使用すると、指定したデータベースに関連するすべてのストアが削除されます。

Uninstall-CsDatabase -DatabaseType User -SqlServerFqdn atl-sql-001.litwareinc.com 

解説

Lync Server では、中央管理ストアやアーカイブ データベースなどの SQL Server データベースが多く利用されています。これらのデータベースは、Lync Server をインストールすると同時に、またはデータベース バックエンドを必要とする Lync Server の役割をインストールすると同時に設定されます。インストールされたデータベースを後でアンインストールしなければならないような事態は通常は発生しません。

ただし、Lync Server データベースをアンインストールしなければならない事態が発生しないとは限りません。たとえば、ハードウェアの障害や、ネットワーク接続の問題で、既存のデータベースが使用できなくなることがあります。問題が発生した理由にかかわらず、Uninstall-CsDatabase コマンドレットを使用すると、Lync Server で使用するいずれかの SQL Server データベースを削除または接続解除できます。

このコマンドレットを実行できるユーザー:Uninstall-CsDatabase コマンドレットをローカルで実行するためには、ドメインのメンバー、SQL Server 管理者、および SQL Server がインストールされているコンピューターのローカル管理者である必要があります。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Uninstall-CsDatabase"}

パラメーター

パラメーター 必須かどうか 説明

CentralManagementDatabase

必須

System.Management.Automation.SwitchParameter

指定すると、中央管理ストア がアンインストールされます。CentralManagementDatabase と DatabaseType の両方を同じコマンドで使用することはできません。

DatabaseType

必須

Microsoft.Rtc.Management.Deployment.DatabaseNameType

削除するデータベース。有効な値は次のとおりです。

ActiveMonitoring

Application

アーカイブ

エッジ

Lyss

監視

PersistentChat

PersistentChatCompliace

Provision

レジストラー

SigninTelemetry

ユーザー

中央管理ストア を削除するには、CentralManagementDatabase パラメーターを使用します。

SqlServerFqdn

必須

Microsoft.Rtc.Management.Deploy.Fqdn

データベースが存在するコンピューターまたは SQL Server クラスターの完全修飾ドメイン名 (FQDN)。次に例を示します。-SqlServer atl-sql-001.litwareinc.com。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。

Detach

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

指定すると、指定したデータベースが接続解除されます。データベースが接続解除されると、SQL Server によってかけられていたすべてのファイル ロックが削除されます。これにより、データベースのファイルに直接アクセスできるようになり、それらのファイルを他のコンピューターにコピーするなどが可能になります。

Force

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

指定すると、そのデータベースが現在使用中であっても、強制的に削除されます。

Report

省略可能

System.String

コマンドレット実行時に作成されるログ ファイルのファイル パスを指定できるようにします。次に例を示します。-Report "C:\Logs\UninstallDatabase.html"

SqlInstanceName

省略可能

System.String

削除するデータベースを含むデータベース インスタンスの名前。データベース インスタンスは、データベース ファイルへのアクセスを可能にする一連の実行中プロセスのことです。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。

入力の種類

なし。Uninstall-CsDatabase コマンドレットは、パイプライン処理された入力を受け入れません。

戻り値の種類

Uninstall-CsDatabase コマンドレットは、値もオブジェクトも戻しません。

関連項目

その他のリソース

Install-CsDatabase