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New-CsConferencingPolicy

 

トピックの最終更新日: 2012-10-18

組織で使用する新しい会議ポリシーを作成します。会議ポリシーにより、会議で使用することができる機能が決まります。これには、会議に IP 音声と IP ビデオを組み込むことができるかということから、会議に出席可能な最大参加者数まで、すべての機能が含まれます。UNRESOLVED_TOKEN_VAL(ps-intro-in-LS2010)

構文

New-CsConferencingPolicy -Identity <XdsIdentity> [-AllowAnnotations <$true | $false>] [-AllowAnonymousParticipantsInMeetings <$true | $false>] [-AllowAnonymousUsersToDialOut <$true | $false>] [-AllowCloudPoll <$true | $false>] [-AllowConferenceRecording <$true | $false>] [-AllowExternalUserControl <$true | $false>] [-AllowExternalUsersToRecordMeeting <$true | $false>] [-AllowExternalUsersToSaveContent <$true | $false>] [-AllowIPAudio <$true | $false>] [-AllowIPVideo <$true | $false>] [-AllowLargeMeetings <$true | $false>] [-AllowMultiView <$true | $false>] [-AllowNonEnterpriseVoiceUsersToDialOut <$true | $false>] [-AllowParticipantControl <$true | $false>] [-AllowPolls <$true | $false>] [-AllowQandA <$true | $false>] [-AllowSharedNotes <$true | $false>] [-AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing <$true | $false>] [-AppSharingBitRateKb <Int64>] [-AudioBitRateKb <UInt32>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Description <String>] [-DisablePowerPointAnnotations <$true | $false>] [-EnableAppDesktopSharing <None | SingleApplication | Desktop>] [-EnableDataCollaboration <$true | $false>] [-EnableDialInConferencing <$true | $false>] [-EnableFileTransfer <$true | $false>] [-EnableMultiViewJoin <$true | $false>] [-EnableOnlineMeetingPromptForLyncResources <$true | $false>] [-EnableP2PFileTransfer <$true | $false>] [-EnableP2PRecording <$true | $false>] [-EnableP2PVideo <$true | $false>] [-FileTransferBitRateKb <Int64>] [-Force <SwitchParameter>] [-InMemory <SwitchParameter>] [-MaxMeetingSize <UInt32>] [-MaxVideoConferenceResolution <CIF | VGA>] [-Tenant <Guid>] [-TotalReceiveVideoBitRateKb <Int64>] [-VideoBitRateKb <Int64>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

例 1

例 1 のコマンドは、New-CsConferencingPolicy コマンドレットを使用して、SalesConferencingPolicy という Identity を持つ新しい会議ポリシーを作成します。このポリシーは MaxMeetingSize を除き、会議ポリシーのすべての既定値を使用します。この例では、会議の最大サイズは既定値の 250 ではなく 50 に設定されます。

New-CsConferencingPolicy -Identity SalesConferencingPolicy -MaxMeetingSize 50

例 2

例 2 では、New-CsConferencingPolicy コマンドレットを使用して site:Redmond という Identity を持つ会議ポリシーを作成します。この例では 2 つの異なるプロパティ値が構成されており、MaxMeetingSize が 100 に、AllowParticipantControl が False に設定されています。ポリシーのその他すべてのプロパティでは、既定値が使用されます。

New-CsConferencingPolicy -Identity site:Redmond -MaxMeetingSize 100 -AllowParticipantControl $False

解説

会議は、Lync Server の重要な部分です。会議を使用すると、ユーザーのグループが同時にオンラインになり、スライドやビデオを表示したり、アプリケーションを共有したり、ファイルを交換したり、コミュニケーションや共同作業を行うことができます。

管理者が会議および会議設定を常に管理していることは重要です。場合によっては、既定では、承認されていないユーザーを含め、任意のユーザーが会議に参加して、会議中に配布されたすべてのスライドや資料を保存できるため、セキュリティに関して考慮が必要になる可能性があります。また、複数の会議を同時に行って、各会議に数百人が参加してビデオを使ったりファイル共有を行ったりする場合には、ネットワークで問題が発生する可能性があるため、帯域幅に問題が発生する可能性もあります。さらに、法的な問題が生じる場合もあります。たとえば、既定では、会議参加者は共有コンテンツに注釈を付けることができます。ただし、これらの注釈は、会議をアーカイブする際に保存されません。組織ですべての電子通信の記録を保つ必要がある場合、注釈を無効にすることができます。

会議設定を管理することの必要性と、これらの設定をどのように管理するかは、別の問題です。Lync Server では、会議は会議ポリシーを使用して管理されます (以前のバージョンのソフトウェアでは、ミーティング ポリシーと呼ばれていました)。既に説明したように、会議ポリシーにより、会議で使用できる機能が決まります。これには、会議に IP 音声と IP ビデオを組み込むことができるかということから、会議に出席可能な最大参加者数に至るまで、すべての機能が含まれます。会議ポリシーは、グローバル スコープ、サイト スコープ、またはユーザーごとのスコープで構成できます。これにより、どのユーザーがどの機能を利用できるようにするかを決定する場合に、管理者は非常に柔軟に対応できます。

New-CsConferencingPolicy コマンドレットを使用すると、サイト スコープまたはユーザーごとのスコープのいずれかで新しい会議ポリシーを作成することができます。(グローバル ポリシーは既に存在しているため、新しいグローバル ポリシーを作成することはできません。ただし、Set-CsConferencingPolicy コマンドレットを使用してグローバル ポリシーのプロパティ値を変更することはできます)。

このコマンドレットを実行できるユーザー: 既定では、次のグループのメンバーが、New-CsConferencingPolicy コマンドレットのローカル実行を承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets -match "New-CsConferencingPolicy"}

パラメーター

パラメーター 必須 説明

Identity

必須

Microsoft.Rtc.Management.Xds.XdsIdentity

作成される会議ポリシーの一意の識別子。会議ポリシーは、サイト スコープまたはユーザーごとのスコープで作成できます。サイト ポリシーを作成するには、次のような構文を使用します。-Identity site:Redmond。ユーザーごとのポリシーを作成するには、次のような構文を使用します。-Identity SalesConferencingPolicy

AllowAnnotations

省略可能

System.Boolean

会議中に共有されるすべてのコンテンツについて、画面上で注釈を付けることを参加者に許可するかどうかを示します。さらに、この設定は、会議でホワイトボードを使用できるかどうかを決定します。既定値は True です。

注釈は他の会議コンテンツと一緒にはアーカイブされません。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、注釈を使用できません。ただし、そのユーザーは、注釈が許可されている他の会議に参加できます。

AllowAnonymousParticipantsInMeetings

省略可能

System.Boolean

匿名ユーザーに会議への出席を許可するかどうかを示します。False に設定すると、認証済みユーザー (つまり、管理者の Active Directory ドメイン サービス (AD DS) またはフェデレーション パートナーの Active Directory にログオンしたユーザー) のみが会議への出席を許可されます。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、匿名での参加が許可されません。ただし、そのユーザーは、匿名での参加が許可されている他の会議に参加できます。

AllowAnonymousUsersToDialOut

省略可能

System.Boolean

匿名ユーザー (未認証ユーザー) にダイヤルアウト番号を使用した会議への参加を許可するかどうかを示します。会議サーバーはダイヤルアウト番号を使用してユーザーに電話をかけ、そのユーザーは、電話に応答すると会議に参加することになります。

この値が False に設定されている場合でも、ダイヤルイン会議は使用できることに注意してください。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、匿名の参加者はダイヤルアウト番号を使用して会議に参加できません。ただし、そのユーザーは、ダイヤルアウトによる参加が匿名ユーザーに許可されている他の会議に参加できます。

既定値は False です。

AllowCloudPoll

省略可能

System.Boolean

True に設定すると、クラウドベース ポーリングが有効になります。このプロパティを有効にした場合、会議構成設定でクラウドベース ポーリング サービス用の URL も指定する必要があります。

AllowConferenceRecording

省略可能

System.Boolean

ユーザーが会議を記録できるかどうかを示します。既定値は False です。

この設定は、会議に参加するすべてのユーザーに適用されます。

AllowExternalUserControl

省略可能

System.Boolean

外部ユーザー (匿名ユーザー、またはフェデレーション ユーザー) に、共有アプリケーションまたはデスクトップの制御を許可するかどうかを示します。既定値は False です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用され、電話会議とピアツーピア両方の通信セッションに関係します。つまり、セッションに参加している一部のユーザーは共有アプリケーションまたはデスクトップの制御を外部ユーザーに引き渡すことができ、他のユーザーは制御を引き渡すことができません。

AllowExternalUsersToRecordMeeting

省略可能

System.Boolean

外部ユーザー (匿名ユーザー、またはフェデレーション ユーザー) に、会議の記録を許可するかどうかを示します。既定値は False です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、外部ユーザーが会議を記録することが許可されません。ただし、そのユーザーは、外部ユーザーが会議を記録することが許可されている他の会議に参加できます。

この設定は AllowConferenceRecording プロパティが True に設定されている場合にのみ有効になります。

AllowExternalUsersToSaveContent

省略可能

System.Boolean

外部ユーザー (つまり、ネットワークに現在ログオンしていないユーザー) に、配布資料、スライド、および他の会議コンテンツを保存することを許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、外部ユーザーが内容を保存することが許可されません。ただし、そのユーザーは、外部ユーザーが内容を保存することが許可されている他の会議に参加できます。

AllowIPAudio

省略可能

System.Boolean

会議でコンピューター オーディオを使用できるかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、IP 音声が許可されません。ただし、そのユーザーは、IP 音声が許可されている他の会議に参加できます。

AllowIPVideo

省略可能

System.Boolean

会議でコンピューター ビデオを使用できるかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、IP ビデオが許可されません。ただし、そのユーザーは、IP ビデオが許可されている他の会議に参加できます。

AllowLargeMeetings

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True に設定すると、オンライン会議がすべて "大規模ミーティング" として扱われます。大規模ミーティングでは、参加者に送信される通知の数、および既定により送信される会議名簿の大きさに制限が設定されます。

既定値は False ($False) です。

AllowMultiView

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True (既定値) に設定すると、ユーザーはマルチビューを許可する会議を予約できます。すなわち、会議中に、クライアントは複数のビデオ ストリームを受信できます。この設定は会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、マルチビューを使用できません。ただし、そのユーザーは、マルチビューが許可されている他の会議に参加できます。

AllowNonEnterpriseVoiceUsersToDialOut

省略可能

System.Boolean

エンタープライズ VoIP に対して有効にされていないユーザーに、ダイヤルアウト番号を使用した会議への参加を許可するかどうかを指定します。会議サーバーはダイヤルアウト番号を使用してユーザーに電話をかけ、そのユーザーは、電話に応答すると会議に参加することになります。

この設定を False に設定している場合でも、ダイヤルイン会議は許可されます。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、エンタープライズ VoIP に対して有効にされていないユーザーはダイヤルアウト番号を使用して会議に参加できません。ただし、そのユーザーは、エンタープライズ VoIP に対して有効にされていないユーザーに、ダイヤルアウトによる参加を許可している他の会議に参加できます。

既定値は False ($False) です。

AllowOfficeContent

省略可能

System.Boolean

False に設定すると、ユーザーが会議で Office コンテンツを利用できなくなります。

AllowParticipantControl

省略可能

System.Boolean

会議中に共有されるアプリケーションまたはデスクトップの制御を会議参加者に許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、参加者による制御が許可されません。ただし、そのユーザーは、参加者による制御が許可されている他の会議に参加できます。

AllowPolls

省略可能

System.Boolean

会議中にオンライン投票を実施することをユーザーに許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、投票が許可されません。ただし、そのユーザーは、投票が許可されている他の会議に参加できます。

AllowQandA

省略可能

System.Boolean

True (既定値) に設定すると、ユーザーは自分が開催するオンライン会議に Questions and Answers Manager (質疑応答機能) を含めることができます。False に設定すると、会議に Questions and Answers Manager を含めることはできません。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議で Questions and Answers Manager を使用することはできません。ただしこのユーザーは、投票が許可されている他の会議で Questions and Answers Manager を使用することはできます。

AllowSharedNotes

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True (既定値) に設定すると、会議にリンクされている OneNote ノートブックで開いているものはすべて、会議参加者、会議中に共有された内容詳細などの情報により、自動的に更新されます。

AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing

省略可能

System.Boolean

アプリケーション共有を含む会議の開催をユーザーに許可するかどうかを指定します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、アプリケーション共有が許可されません。ただし、そのユーザーは、アプリケーション共有が許可されている他の会議に参加できます。

AppSharingBitRateKb

省略可能

System.Int64

アプリケーション共有で使用されるビット レート (キロビット)。既定値は 50000 です。

AudioBitRateKb

省略可能

System.UInt32

音声の送信で使用されるビット レート (キロビット)。オーディオ ビット レートは、20 ~ 200 の範囲の整数で、既定値は 200 です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用され、電話会議とピアツーピア両方の通信セッションに関係します。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。

Description

省略可能

System.String

ポリシーについての説明情報を管理者が提供できるようにします。たとえば、Description にはポリシーを割り当てるべきユーザーが示されることがあります。

DisablePowerPointAnnotations

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True ($True) に設定すると、ユーザーは、会議で使用している PowerPoint スライドに注釈を追加できません。ただし (AllowAnnotations プロパティの値によっては)、ユーザーは他の白板機能にアクセスすることができます。既定値は False で、PowerPoint の注釈が許可されます。

EnableAppDesktopSharing

省略可能

Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Meeting.EnableAppDesktopSharing

会議中、参加者にアプリケーション (またはデスクトップ) の共有を許可するかどうかを示します。有効な値は次のとおりです。

Desktop。ユーザーはデスクトップ全体を共有できます。

SingleApplication。ユーザーは 1 つのアプリケーションを共有できます。

None。ユーザーは、アプリケーションとデスクトップを共有できません。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、会議に参加している一部のユーザーは自らのデスクトップまたはアプリケーションの共有を許可され、同じ会議に参加している他のユーザーは共有を許可されません。

既定値は Desktop です。

EnableDataCollaboration

省略可能

System.Boolean

ユーザーが、ホワイトボードや注釈などのデータ コラボレーション作業が含まれる会議を開催できるかどうかを示します。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、データ コラボレーションが許可されません。ただし、そのユーザーは、データ コラボレーションが許可されている他の会議に参加できます。

EnableDialInConferencing

省略可能

System.Boolean

公衆交換電話網 (PSTN) 電話を使用してダイヤルインすることにより、ユーザーが会議に参加できるかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、ダイヤルイン会議が許可されません。ただし、そのユーザーは、ダイヤルイン会議が許可されている他の会議に参加できます。

EnableFileTransfer

省略可能

System.Boolean

会議中に参加者全員へのファイル転送を許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、ファイル転送が許可されません。ただし、そのユーザーは、ファイル転送が許可されている他の会議に参加できます。

EnableMultiViewJoin

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True (既定値) に設定すると、クライアントはマルチビュー (クライアントは会議の間に複数のビデオ ストリームを受信できます) を使用して会議への参加を試みます。参加しようとしている会議でマルチビューが許可されていない場合、このパラメーターは無視されます。この設定は、ユーザーごとのレベルで適用され、電話会議とピアツーピア両方の通信セッションに関係します。つまり、同じセッションに参加していても、ユーザーにより、複数のビデオ ストリームを共有を許可される場合と、許可されない場合があります。

EnableOnlineMeetingPromptForLyncResources

省略可能

System.Boolean

True に設定すると、Outlook で会議をスケジュールする際に、オンライン会議によるメリットを受ける招待者 (会議室など) を含めるように求められます。既定値は False です。

EnableP2PFileTransfer

省略可能

System.Boolean

会議中にピアツーピアでのファイル転送 (つまり、すべての参加者に関係しないファイル転送) を許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、ピアツーピア通信セッションに参加している一方のユーザーはファイル転送を許可され、もう一方のユーザーは許可されない可能性があることを意味します。

EnableP2PRecording

省略可能

System.Boolean

True の場合、ユーザーはピアツーピア会議セッションを記録することができます。既定値は False です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、ピアツーピア通信セッションに参加している一方のユーザーはセッションの記録を許可され、もう一方のユーザーは許可されない可能性があることを意味します。

EnableP2PVideo

省略可能

System.Boolean

True の場合、ユーザーはピアツーピアのビデオ会議セッションに参加できます。既定値は False です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、ピアツーピア通信セッションに参加している一方のユーザーはセッションでのビデオの使用を許可され、もう一方のユーザーは許可されない可能性があることを意味します。

FileTransferBitRateKb

省略可能

System.Int64

ファイル転送で使用されるビット レート (キロビット)。既定値は 50000 です。

Force

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

コマンド実行中に発生する可能性のある、致命的ではないすべてのエラー メッセージを表示しないようにします。

InMemory

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

永続的な変更としてオブジェクトをコミットせずに、オブジェクト参照を作成します。このパラメーターを指定して呼び出したコマンドレットの出力を変数に割り当てる場合、オブジェクト参照のプロパティを変更し、コマンドレットに対応する Set- コマンドレットを呼び出してそれらの変更をコミットできます。

MaxMeetingSize

省略可能

System.UInt32

会議への出席を許可するユーザーの最大数を示します。最大参加者数に到達すると、会議に出席しようとする他のユーザーは、会議の参加者数が満員になったことを示す通知を受け取り、参加を断られます。この値に指定されている参加者数は、32 ビットの整数 (1 ~ 4,294,967,295 の範囲の整数) ですが、奨励されるサイズは 2 ~ 250 の範囲の整数です。既定値は 250 です。

note注:
250 は、Microsoft のテストに基づく共有プール展開の最大値です。参加者が 250 名を超える会議をサポートする場合の情報については、「Microsoft Lync Server 2010 での大規模な会議のサポート」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkID=242073) を参照してください。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、規定した数を上回る参加者が許可されません。ただし、そのユーザーは、それより参加者数が多い他の会議に参加できます。

MaxVideoConferenceResolution

省略可能

Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Meeting.MaxVideoConferenceResolution

会議ビデオの最大解像度を示します。有効な値は次のとおりです。

CIF。CIF (Common Intermediate Format) の解像度は 352 ピクセル x 288 ピクセルです。

VGA。VGA の解像度は 640 ピクセル x 480 ピクセルです。

既定値は VGA です。

Tenant

省略可能

System.Guid

新しい会議ポリシーが作成される Office 365 テナント アカウントのグローバル一意識別子 (GUID)。次に例を示します。

-Tenant "38aad667-af54-4397-aaa7-e94c79ec2308"

次のコマンドを実行することにより、テナントの各々についてテナント ID を返すことができます。

Get-CsTenant | Select-Object DisplayName, TenantID

Windows PowerShell のリモート セッションを使用していて、Lync Online 15 のみに接続している場合、Tenant パラメーターを含める必要はありません。代わりに、接続情報に基づいてテナント ID が自動的に入力されます。Tenant パラメーターはハイブリッド展開で主に使用されます。

TotalReceiveVideoBitRateKb

省略可能

System.Int64

会議で使用するすべてのビデオに対して許容される最大ビット レート (KB/秒)、すなわち全ビデオ ストリームの合計値を指定します。既定値は 50,000 KB/秒です。

VideoBitRateKb

省略可能

System.Int64

ビデオの送信に使用されるビット レート (キロビット) です。既定値は 50000 です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用され、電話会議とピアツーピア両方の通信セッションに関係します。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。

入力の種類

なし。New-CsConferencingPolicy コマンドレットはパイプライン入力を受け入れません。

戻り値の種類

New-CsConferencingPolicy コマンドレットを実行すると、Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Meeting.MeetingPolicy オブジェクトの新しいインスタンスが作成されます。