Clear-CsDeviceUpdateFile
トピックの最終更新日: 2012-03-23
デバイスに関連付けられていない、拒否されたデバイス更新プログラム ファイルを削除します。
構文
Clear-CsDeviceUpdateFile -Identity <XdsIdentity> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Force <SwitchParameter>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
解説
新しいデバイス更新プログラムがシステムにアップロードされるごとに、対応するデバイス更新プログラム ルールが作成されます。これらの新しいデバイス更新プログラム ルールは、既定で Pending 状態に割り当てられます。これは、テスト デバイスにルールをダウンロードしてインストールすることはできても、実働デバイスではそれができないことを意味します。これにより、ユーザーが更新プログラムを使用できるようにする前に、それをテストする機会が与えられます。テストに合格した場合、Approve-CsDeviceUpdateRule コマンドレット使用してそれらのデバイス更新プログラムをユーザーに提供できます。
テストに合格しなかった場合は、Reset-CsDeviceUpdateRule または Restore-CsDeviceUpdateRule コマンドレットを使用してその更新プログラムを拒否できます。これらのコマンドレットを実行すると、デバイス更新プログラムとデバイス更新プログラム ルールの関連付けが解除されます。その時点で管理者は、Clear-CsDeviceUpdateFile コマンドレットを使用して関連付けが解除された更新プログラムをサーバーから削除できます。
このコマンドレットを実行できるユーザー:既定では、次のグループのメンバーが、Clear-CsDeviceUpdateFile コマンドレットをローカルで実行することを承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets –match "Clear-CsDeviceUpdateFile"}
パラメーター
パラメーター | 必須かどうか | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
Identity |
必須 |
Xds Identity |
デバイス更新プログラム ファイルをホストするサービスの一意の識別子。たとえば、次の構文により、atl-cs-001.litwareinc.com プールの Web サービス サービスからデバイス更新プログラム ファイルを消去します。-Identity "service:WebServer:atl-cs-001.litwareinc.com"。 |
Force |
省略可能 |
スイッチ パラメーター |
コマンド実行中に発生する可能性のある、致命的ではないすべてのエラー メッセージを表示しないようにします。 |
WhatIf |
省略可能 |
スイッチ パラメーター |
実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。 |
Confirm |
省略可能 |
スイッチ パラメーター |
コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。 |
入力の種類
なし。Clear-CsDeviceUpdateFile は、パイプライン処理された入力を受け入れません。
戻り値の種類
なし。Clear-CsDeviceUpdateFile を実行しても、値は何も戻りません。
例
-------------------------- 例 1 ------------------------
Clear-CsDeviceUpdateFile -Identity "service:WebServer:atl-cs-001.litwareinc.com"
例 1 に示すコマンドを実行すると、デバイスに関連付けられていないすべてのデバイス更新プログラム ファイルが WebServer:atl-cs-001.litwareinc.com サービスから削除されます。