次の方法で共有


データ マイニングのプログラミング

Analysis Services の組み込みツールとビューアーが要件を満たしていないことがわかった場合は、独自の拡張機能をコーディングすることで Analysis Services の機能を拡張できます。 この方法では、次の 2 つのオプションがあります。

  • XMLA

    Microsoft SQL Server 2014 Analysis Services (SSAS) では、クライアント アプリケーションとの通信のプロトコルとして XML for Analysis (XMLA) がサポートされています。 Analysis Services では、XML for Analysis 仕様を拡張する追加のコマンドがサポートされています。

    Analysis Services ではデータ定義、データ操作、およびデータ制御のサポートに XMLA が使用されるため、SQL Server Data Tools (SSDT) によって提供されるビジュアル ツールを使用してマイニング構造とマイニング モデルを作成し、データ マイニング拡張機能 (DMX) および Analysis Services スクリプト言語 (ASSL) スクリプトを使用して作成したデータ マイニング オブジェクトを拡張できます。

    データ マイニング オブジェクトを XMLA スクリプトだけで作成および変更できます。また、プログラムを使用して、独自のアプリケーションからモデルに対して予測クエリを実行できます。

  • 分析管理オブジェクト (AMO)

    Analysis Services には、サードパーティのデータ マイニング プロバイダーが Analysis Services にデータ マイニング オブジェクトを統合できるようにする完全なフレームワークも用意されています。

    AMO を使用して、マイニング構造とマイニング モデルを作成できます。 CodePlex の次のサンプルを参照してください。

    • [AMO ブラウザー]

      指定した SSAS インスタンスに接続し、マイニング構造とマイニング モデルを含め、すべてのサーバー オブジェクトとそれらのプロパティを一覧表示します。

    • AMO の簡単な例

      AS Simple サンプルは、ほとんどの主要なオブジェクトに対するプログラムによるアクセスを取り扱い、メタデータの参照方法やオブジェクト内の値へのアクセス方法を示します。

      このサンプルでは、データ マイニング構造とモデルを作成して操作する方法や、既存のデータ マイニング モデルを参照する方法も示します。

  • DMX

    DMX を使用して、コマンド ステートメント、予測クエリ、およびメタデータ クエリをカプセル化し、Analysis Services サーバーへの接続を作成したと仮定して、結果を表形式で返すことができます。

このセクションの内容

OLE DB for Data Mining
データ マイニングと多次元データをサポートするための仕様への追加項目として、新しいスキーマ行セットと列、およびマイニング構造の作成と管理のためのデータ マイニング拡張機能 (DMX) 言語について説明します。

ADOMD.NET を使用した開発
ADOMD.NET クライアントおよびサーバー プログラミング オブジェクトについて説明します。

分析管理オブジェクト (AMO) による開発
AMO プログラミング ライブラリについて説明します。

Analysis Services スクリプト言語 (ASSL) での開発
XML for Analysis (XMLA) とその拡張機能について説明します。

参照

開発者ガイド (Analysis Services)
データ マイニング拡張機能 (DMX) リファレンス