scan for startup procs サーバー構成オプションの構成
このトピックでは、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、SQL Server 2014 で scan for startup procs サーバー構成オプションを構成する方法について説明します。 scan for startup procs オプションは、 SQL Server 起動時のストアド プロシージャの自動実行をスキャンする場合に使用します。 このオプションを 1 に設定すると、 SQL Server によって、サーバーで定義されているすべての自動実行ストアド プロシージャがスキャンされ、実行されます。 scan for startup procs の既定値は 0 です。この値を設定した場合、スキャンは行われません。
このトピックの内容
作業を開始する準備:
以下を使用して scan for startup procs オプションを構成するには:
始める前に
推奨事項
このオプションは高度なオプションであり、経験豊富なデータベース管理者または認定 SQL Server 技術者のみが変更する必要があります。
このオプションの値は sp_configureを使用して設定できますが、ストアド プロシージャを自動的に実行するかどうかを設定する sp_procoptionを使用すれば、値が自動的に設定されます。 sp_procoption を使用して、最初のストアド プロシージャを autoproc として設定すると、このオプションの値は自動的に 1 に設定されます。 sp_procoption を使用して、最後のストアド プロシージャを autoproc として設定解除すると、このオプションの値は自動的に 0 に設定されます。 sp_procoption を使用して autoprocs として設定またはその設定を解除し、ストアド プロシージャを削除する前に必ず autoprocs の設定を解除すれば、このオプションを手動で設定する必要がなくなります。
セキュリティ
アクセス許可
パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定して sp_configure を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS 権限は、 sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。
SQL Server Management Studio を使用する
[スタートアップ プロシージャのスキャン] オプションを構成するには
オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。
[詳細設定] ノードをクリックします。
[その他] で、 [スタートアップ プロシージャのスキャン] オプションのドロップダウン リストから値を選択して、[True] または [False] を指定します。
Transact-SQL の使用
[スタートアップ プロシージャのスキャン] オプションを構成するには
データベース エンジンに接続します。
[標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] をクリックします。 この例では、 sp_configure を使用して、
scan for startup procs
オプションの値を1
に設定する方法を示します。
USE AdventureWorks2012 ;
GO
EXEC sp_configure 'show advanced options', 1 ;
GO
RECONFIGURE
GO
EXEC sp_configure 'scan for startup procs', 1 ;
GO
RECONFIGURE
GO
補足情報: scan for startup procs オプションを構成した後
設定を有効にするには、サーバーを再起動する必要があります。
参照
RECONFIGURE (Transact-SQL)
サーバー構成オプション (SQL Server)
sp_configure (Transact-SQL)
sp_procoption (Transact-SQL)