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CurrentOrdinal (MDX)

新規 : 2006 年 7 月 17 日

繰り返し処理の実行時に、セット内の現在の繰り返しの数を返します。

構文

Set_Expression.CurrentOrdinal

引数

  • Set_Expression
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

解説

Filter (MDX) 関数や Generate (MDX) 関数などを使用してセットの繰り返し処理を実行するときに、CurrentOrdinal 関数は繰り返しの数を返します。

Aa337085.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
指定するセットは別名にする必要があります。名前付きセットは指定できません。

次の例では、Filter 関数を使用する前に Order 関数を使用して空ではない組を順序付けることで、セット内の一意な製品の数を返しています。順序を比較して同位のものを除去するために、CurrentOrdinal 関数が使用されています。

WITH MEMBER [Measures].[PrdTies] AS Count
   (Filter
      (Order
        (NonEmpty
          ([Product].[Product].[Product].Members
          , {[Measures].[Reseller Order Quantity]}
          )
       , [Measures].[Reseller Order Quantity]
       , BDESC
       ) AS OrdPrds
    , (OrdPrds.CurrentOrdinal < OrdPrds.Count 
       AND [Measures].[Reseller Order Quantity] = 
          ( [Measures].[Reseller Order Quantity]
            , OrdPrds.Item
               (OrdPrds.CurrentOrdinal
               )
            )
         )
         OR (OrdPrds.CurrentOrdinal > 1 
            AND [Measures].[Reseller Order Quantity] = 
               ([Measures].[Reseller Order Quantity]
               , OrdPrds.Item
                  (OrdPrds.CurrentOrdinal-2)
                )
             )
          )
       )
SELECT {[Measures].[PrdTies]} ON 0
FROM [Adventure Works]

参照

関連項目

MDX 関数リファレンス (MDX)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日

変更内容 :
  • わかりやすくするために構文および引数を更新しました。
  • 更新した例を追加しました。