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CSV ファイルとしてのレポートのエクスポート (レポート ビルダ)

コンマ区切り (CSV) エクスポート オプションでは、書式を持たないコンマ区切りのプレーン テキスト形式のファイルとしてレポート データが保存されます。このファイルでは、フィールドや行の区切りにコンマ (,) が使用されます。生成されたファイルは、Microsoft Excel などのスプレッドシート プログラムで開いたり、他のプログラムのインポート形式として使用したりできます。既定では、.csv ファイルはメモ帳で開きます。URL としてアクセスした場合は、.csv ファイルから text/plain の MIME の種類が返されます。ファイルは、MIME バージョン 1.0 形式のファイルになります。

CSV の表示

エクスポートし、CSV ファイルとして保存して開いたレポート ビルダのレポートには、次のような特徴があります。

  • ファイルの最初のテキスト行には、レポートのすべての列のヘッダーがあります。
  • すべての行の列数は同じです。
  • フィールド区切り記号はコンマ (,) です。
  • レコード区切り記号は、キャリッジ リターンとライン フィードの組み合わせ (<cr><lf>) です。これは表示されません。
  • テキスト修飾子は、二重引用符 (") です。
  • テキストに二重引用符が含まれている場合は、二重引用符が繰り返されます ("")。
  • エクスポートしたレポートが表である場合、各行の最後はレポートに返された行の数を示す数字になります。たとえば、330 行がレポートに返された場合、.csv ファイルの各行の最後に 330 の数字が付きます。
  • 書式およびレイアウトは無視されます。
  • 画像をデータとして含んでいるフィールドは無視されます。

その他のレポート アイテムは、まず先頭から末尾に、そして左から右に向かって並べ替えられます。その後、各アイテムが列に保存されます。

次の表は、CSV ファイルにエクスポートする場合にそれぞれのアイテムに該当する注意事項を示します。

アイテム 保存動作

テキスト ボックス

テキスト ボックスの内容を保存します。データは、アイテムの Format プロパティに基づいて書式設定されます。

表を展開して保存します。最も詳細なレベルでの各行と列に対応した、行と列が作成されます。集計の行と列には、列見出しまたは行見出しは付けられません。クリックスルー レポートはサポートされません。

マトリックス

マトリックスを展開して保存します。最も詳細なレベルでの各行と列に対応した、行と列が作成されます。集計の行と列には、列見出しまたは行見出しは付けられません。クリックスルー レポートはサポートされません。

グラフ

データ値の一方のセットに対応する行が 1 行と、データ値のもう一方のセットに対応する複数の列が保存されます。クリックスルー レポートはサポートされません。

Aa337184.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
CSV 形式のマトリックス データ領域の構造は、Reporting Services の次のリリースで変更される可能性があります。

参照

処理手順

別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする方法 (レポート ビルダ)

概念

別の種類のファイルとしてのレポートのエクスポート (レポート ビルダ)
別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする場合のデザイン上の注意事項 (レポート ビルダ)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手