チュートリアル : パラメータを使用した高度な機能
新規 : 2006 年 7 月 17 日
このチュートリアルでは、パラメータを使って基本的な表形式レポートの内容や外観を調整するさまざまな方法を学習します。
学習する内容
このチュートリアルでは、レポート デザイナを起動し、レポート ウィザードを使用して、AdventureWorks サンプル データベースをデータ ソースとして使用するレポートを作成します。各レッスンで、さまざまなパラメータの種類とさまざまなパラメータの使用法、およびメイン レポートからサブレポートやドリルスルー レポートにパラメータを渡す方法を学習します。
このチュートリアルは、次の 8 つのレッスンで構成されています。
- レッスン 1 : レポート ウィザードを使用した、高度なパラメータのチュートリアルの準備
このレッスンでは、Advanced Parameters Tutorial レポート サーバー プロジェクトを作成し、レポート ウィザードを使用して "Resellers Worldwide" というレポートを作成します。
- レッスン 2 : レポートへのカスケード型パラメータの追加
このレッスンでは、Resellers Worldwide レポートを実行する前の準備として、4 つのカスケード型パラメータを追加し、データ ソースからデータを順番にフィルタ選択できるようにします。
- レッスン 3 : パラメータを使った、初期の並べ替え方法と対話型の並べ替え方法の変更
このレッスンでは、パラメータを追加して、Resellers Worldwide レポート内でテーブル グループを並べ替える方法を制御できるようにします。
- レッスン 4 : ドリル ダウンの初期状態を制御するブール型パラメータの追加
このレッスンでは、ブール型パラメータを追加して、Resellers Worldwide レポートのドリル ダウンの初期状態を制御できるようにします。
- レッスン 5 : ユーザー定義関数に渡すレポート パラメータの追加
このレッスンでは、"Contact Information" という新しいレポートを追加し、特定店舗の連絡先情報を提供するパラメータと、必要な連絡先情報の種類を指定する複数値パラメータを追加します。
- レッスン 6 : パラメータを含むサブレポートの追加
このレッスンでは、Resellers Worldwide レポートにサブレポートを追加して、前のレッスンで作成した Contact Information レポートにバインドします。
- レッスン 7 : ドリルスルー レポートの作成
このレッスンでは、AdventureWorks のサンプル レポート "Territory Sales Drilldown" をプロジェクトに追加し、レポートにパラメータを追加すると共に、レポートの名前を "Parameterized Territory Sales Drilldown" に変更します。次のレッスンで、Resellers Worldwide からパラメータを使ってこのレポートにドリルスルーします。
- レッスン 8 : カスタマイズされたパラメータ値を使ったリンク レポートの追加
このレッスンでは、Resellers Worldwide レポートに基づく "Resellers Pacific" という名前のリンク レポートを作成し、レポート マネージャでこのレポートのパラメータのプロパティを変更して、Pacific 販売区域グループの値のみが表示されるようにします。
必要条件
このチュートリアルを使用するには、システムに次のコンポーネントがインストールされている必要があります。
- SQL Server 2005 Reporting Services と AdventureWorks サンプル レポート。サンプルはセットアップ中に自動的にインストールされませんが、いつでもインストールできます。サンプルのインストールの詳細については、「サンプルのインストール」を参照してください。
メモ : このチュートリアルを完了するには、Reporting Services をネイティブ モードで実行する必要があります。Reporting Services を SharePoint 統合モードで実行していると、レポート サーバーの URL を使用するステップを実行できません。Reporting Services のモードの詳細については、「Reporting Services の配置モード」を参照してください。プロジェクトの配置の詳細については、「SharePoint サイトへのレポート、モデル、共有データ ソースの配置」を参照してください。 - SQL Server 2005 Business Intelligence Development Studio。
メモ : Business Intelligence (BI) Development Studio は、Itanium ベースのコンピュータではサポートされていません。ただし、x64 ベースのコンピュータでは、BI Development Studio を使用できます。SQL Server サンプル データベースを Itanium ベースのコンピュータに配置した場合は、x86 または x64 ベースのコンピュータの BI Development Studio を使用し、サンプルを修正して実行します。 - SQL Server 2005 と AdventureWorks サンプル データベース。
さらに、ユーザーには次の権限が必要です。
- レポートの配置とパブリッシュを行う場合は、コンテンツ マネージャまたはパブリッシャのロール。
- AdventureWorks データベースからデータを取得する権限。
このチュートリアルを学習するには、前のチュートリアル「チュートリアル : 基本的な表形式レポートへのパラメータの追加」を完了している必要があります。
このチュートリアルの推定所要時間 : 3 時間
参照
その他の技術情報
Reporting Services でのパラメータを使用した作業
Reporting Services での式の使用
レポート パラメータを追加、編集、または削除する方法 (レポート デザイナ)
サブレポートおよびパラメータを追加する方法 (レポート デザイナ)
クエリ パラメータをレポート パラメータに関連付ける方法 (レポート デザイナ)
[データセット] ([パラメータ] タブ、レポート デザイナ)
[レポート パラメータ] (レポート デザイナ)
[サブレポートのプロパティ] ([パラメータ] タブ、レポート デザイナ)
[アクション] (レポート デザイナ)
[テキスト ボックスのプロパティ] ([ナビゲーション] タブ、レポート デザイナ)