Windows Vista 上で 64 ビット Reporting Services をインストールする方法

[アーティクル]
12/15/2008

新規 : 2007 年 9 月 15 日

以前にインターネットインフォメーションサービス (IIS) 7.0 で 32 ビットアプリケーションプールを有効にしている場合は、64 ビット Windows Vista に 64 ビット Reporting Services をインストールすると ASP.NET バージョン登録要件エラーが発生します。

IIS 7.0 は、Web サーバー上のすべてのアプリケーションプールの既定値を保持します。SQL Server セットアップは、インストールに先だって前提条件のチェックを行うときに既定の構成値をスキャンします。applicationPoolDefaults で Enable32bitAppOnWin64 を true に設定するように指定されている場合、64 ビット Reporting Services 用の ASP.NET 要件に関連して前提条件のチェックが失敗し、セットアップによりインストールウィザードの [前提条件のチェック] ページに次の警告が表示されます。

"ASP.NET バージョン登録の要件"

この警告が発生すると、インストールウィザードの [コンポーネントの選択] ページに Reporting Services は表示されません。

このエラーを回避して Reporting Services をインストールするには、アプリケーションプールの既定の構成内の既定の 32 ビットアプリケーションサポートをオフにするスクリプトを実行します。

メモ :
これらの既定値は、個々のアプリケーションプール設定でオーバーライドできます。コンピュータ上でその後も 32 ビットアプリケーションを実行するには、32 ビットアプリケーションを実行するアプリケーションプールの [32 ビットアプリケーションの有効化] プロパティを [True] に設定します。この操作は、アプリケーションプール構成の既定値を設定するスクリプトを実行した後に行う必要があります。

これらの既定値は、個々のアプリケーションプール設定でオーバーライドできます。コンピュータ上でその後も 32 ビットアプリケーションを実行するには、32 ビットアプリケーションを実行するアプリケーションプールの [32 ビットアプリケーションの有効化] プロパティを [True] に設定します。この操作は、アプリケーションプール構成の既定値を設定するスクリプトを実行した後に行う必要があります。

次に示すのは、ネイティブ 64 ビット Reporting Services をインストールする手順です。32 ビット Reporting Services (つまり、SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services または Workgroup Edition) をインストールする方法については、「64 ビットコンピュータに 32 ビット Reporting Services をインストールする方法」を参照してください。

64 ビット Windows Vista 上で 64 ビット Reporting Services をインストールするには

SQL Server のセットアップが実行中の場合はこれをキャンセルします。
IIS 6.0 スクリプトツール機能を追加して、Windows Vista 上で adsutil ツールを使用できるようにします。
1. [スタート] ボタンをクリックし、<ui>[コントロールパネル]</ui> をクリックします。次に、<ui>[プログラム]</ui> をクリックし、<ui>[プログラムと機能]</ui> をクリックします。<ui>[Windows の機能の有効化または無効化]</ui> をクリックします。
2. [続行] をクリックします。
3. [Internet Information Services] を開きます。
4. <ui>[Web 管理ツール]</ui> を開きます。
5. <ui>[IIS 6 管理互換]</ui> を開きます。
6. [IIS 6.0 スクリプトツール] をクリックして機能を追加します。
7. [OK] をクリックします。

次のスクリプトをコピーします。

cscript %SYSTEMDRIVE%\inetpub\adminscripts\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 0

[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にポイントし、[コマンドプロンプト] を右クリックして [管理者として実行] をクリックします。コマンドラインにスクリプトを貼り付けます。
Enter キーを押してスクリプトを実行します。
再びセットアップを実行して Reporting Services をインストールします。詳細については、「Windows Vista 上で 32 ビット Reporting Services をインストールする方法」を参照してください。
このコンピュータ上で 32 ビットアプリケーションを実行するには、32 ビットアプリケーションを実行するアプリケーションプールの [32 ビットアプリケーションの有効化] プロパティを [True] に設定します。そのためには、IIS マネージャを開き、[アプリケーションプール] を開きます。目的のアプリケーションプールを選択し、[詳細設定] をクリックします。[32 ビットアプリケーションの有効化] で [True] を選択します。
IIS 7.0 のアプリケーションプールの既定値の詳細については、MSDN の「IIS 7.0」を参照してください。

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